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『夏へのトンネル、さよならの出口』
公開直前!高校生限定試写会

2022-08-25 更新

鈴鹿央士、飯豊まりえ、小山直紀(企画・プロデュース)

夏へのトンネル、さよならの出口natsuton ©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
ポニーキャニオン
9月9日(金) 全国公開

 忘れられないひと夏の思い出を描いた青春アニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』(9月9日公開)の高校生限定試写会が8月24日(水)に都内で行われ、W主演を務める鈴鹿央士と飯豊まりえが登壇した。


 本作が声優初挑戦で塔野カオル役の鈴鹿は緊張した面持ちを見せながら登壇。完成した作品を観て「本当に画が綺麗ですよね。登場人物の心情に寄り添った音楽や、映画っていろいろな要素が詰まってできているものだと思うので、その全てがすごく丁寧につくられた印象でした」と感想を述べ、「初めて花城あんずと会った駅でもう一度2人でやりとりするシーンが、唯一笑っていて楽しく演じられた印象的なシーンだった」と語った。


natsuton

 花城あんず役の飯豊は「高校生限定イベントということで特別な気持ち」と挨拶、「まず塔野くんが学校を出るところで、eillさんの音楽がかかるシーンで鳥肌がたちましたね。最初に2人が出会うのが学校ではなく外の駅、というところが素敵です。ウラシマトンネルを通して何者でもない高校生が、自分はこういうふうになっていきたい、というのを見つけていくところは高校生にも響くし、大人の人にも考えさせられるところがあるな、と思いました」と本作の感想を述べた。

 アフレコ時の思い出を尋ねられると、本作が声優初挑戦となった鈴鹿は「アフレコは2日で、録っている時にストレッチしたのが思い出に残っています。普段と違う状況だったので、合間の世間話とか息抜きの時間も大切でした」と答え、声優としても実績を重ねている飯豊は「走るシーンが多かったのですが、2人で一緒に声をあてることができたからこそ、空気感とかいい化学反応が起こったのかな、と完成した映画を観て思いました」と語った。

 トークセッションでは高校生から募集した質問に答えるコーナーでは、自分がどんな高校生だったか、という質問に、鈴鹿は「目立たないわけでもなく、仲がいい友達と教室の端でわちゃわちゃしている、どこにでもいる高校生でした」と自身の学生時代を振り返り、高校生から仕事を始めていたことに関して問われると「お仕事のことは高校の間は言わないと決めていたので、噂ばっかり広がっている感じでした」と回想、高校時代はファッションのことばかり考えていたという飯豊は「長年お仕事を一緒にしているスタッフさんに聞くと、元気ハツラツだったそうです。今もですけど(笑)」と照れ笑い。


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 高校時代に夢中になったものについて問われ、鈴鹿から「コンビニに売っている100円スイーツ。部活帰りに友達とみんなで買って、食べて、日が暮れるまでしゃべっていた」と食べ物についての話題が出ると、飯豊は「辛いラーメンが流行ってました! みんなで食べに行って、お店が高校生ばっかりみたいな!」と思い出を語った。


 続いて夏の思い出エピソードを聞かれ、鈴鹿は「夏休みの部活終わりに水風船を買って、公園で遊んでびちょびちょになって帰っていました。今考えると迷惑だったかと思いますけど、そういうのが青春ですね」と楽しげに語り、続く飯豊は「6人くらいで友達の家に行って、ご飯作って、被っちゃうんですけど公園行って水風船してました。本当に楽しくて!」とまさかの2人とも水風船エピソードを披露。続けて飯豊は「高校の友達っていいなって。放課後とかに無邪気に遊べたし、なかなかお仕事終わりに遊びに行こうとか無いじゃないですか。あの時は特別な時間だったなと思います」と自身の高校時代を懐かしむように語った。会場の高校生に水風船で遊んだことがあるかを尋ねると、所々から手が上がり「東京ってどこでやるんですか? 公園?」と興味津々の2人だった。

 受験ストレス対処法についての質問には、鈴鹿は「勉強から離れる。帰ってすぐ音楽を聴きながらお風呂に入る。ストレス耐性がないので溜めないようにします。好きなことをしつつ勉強もしつつ、いいバランスが取れるのが一番だと思います」と述べ、飯豊は「煮詰まってしまったら場所を変えてみる。商業施設のベンチとかで課題やってました。テスト勉強もお家だと睡眠欲とかに負けて時間が思ったように使えない時が多いので、外で勉強してました」と自身の体験交えたアドバイスを送った。

 最後に将来やりたいことがまだなく進路を決める上でのアドバイスが欲しいとの質問が。鈴鹿は「まだ22歳で……、僕と今の高校生って5歳くらいしか離れていないけれど、大きな変化があった5年だと思います」としつつも、「まずは、一歩踏み出してみること。一歩踏み出さないと2歩目は無いし、一歩進んだから見えてくる景色や道があると思う。不安とか恥ずかしさはみんな持っているものなので、そこに対してどうなるか分からないけどやってみよう、という気持ちが大事だと思うので」とアドバイス。飯豊は「難しいですね、、私だったら、本当に自分が好きかどうか、を一旦立ち止まってでも見つめ直しますね。本当に好きか、興味があるかを確かめてみる。あとは継続が大切だと思うので、好きで始めたら続けてみる。思った通りにはならなくても、やった通りにはなると思うので、そういう選択を私もしていきたいと思います」と述べた。

 最後に、鈴鹿は「ここがよかったな、と思ったポイントがあればSNSや学校で話してくれると嬉しいなと思います。ぜひ一緒に盛り上げていっていただけたらと」期待を語り、飯豊は「マスクをとって友達と気軽に話したり、映画を一緒に観にいくのもなかなか難しくてすごく悲しく切ないなと思うのですが、この映画のカオルくんとあんずちゃんが繋がりを持ち続けようとするのを見て、コミュニケーションを取っていくことがすごく大事だな思いました。この映画が高校生の時に公開したなって数年後に思い出してくれたら嬉しいです。いいなと思ったら周りの人にも広めていただけたら嬉しい」と述べ、イベントを締めくくった。



(オフィシャル素材提供)



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