2022-08-23 更新
田中美晴
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022 国際長編部門に唯一選ばれた日本映画『とおいらいめい』で主演した田中美晴のオフィシャル・インタビューが到着した。
こんなにも優しい、ゆったりとした世界の終わりを見たことがなかったので、最初読んだ時は衝撃を受けました。どちらかというと一つの家族にスポットが当てられていて、大橋監督がきっと優しい方なんだろうなと脚本を読んで思っていました。
私が本当に三姉妹の次女なんです。なので、花音には共感するところがいっぱいあって、「分かる!」と思って演じていました。
花音は姉妹のことが大好きで必要としているけれど、表面には出したくないようなキャラクターだと思って、根っこでは愛を持ちつつ、表面では適当にしようと心がけていました。
花音は基本的にふらふらぷらぷら歩いているようなイメージだよと言われました。
大橋監督はすごく優しい印象の方なんですけれど、撮影時に、(「OK!」でなく)「概ねOK」という言葉が出るんです。この「概ねOK」は、イコール「もう一回撮りましょう」ということで、結構自由にやらせてくださるけれど、監督の中の理想だったりこだわりがあるんだろうなと思いました。
お二人が本当にそれぞれ別の可愛さを持っていて、すごくチャーミングな方たちだったので、姉妹になれてうれしかったです。「お芝居をしていた」というよりは、「共同生活をしていた」という感覚に近かったです。
想像していた以上にゆったりと、3姉妹を始めいろいろな人たちのことを半分ドキュメンタリーかのように追いかけているような作品だなと思って、終わった時には寂しいというか、このまま続いて欲しいなという感想を持ちました。
私は、こんなにゆったり優しい世界の終わりの物語を見たことがなかったので、そこが魅力だと思います。
この映画は、綺麗な映像と、ゆったりとした時間と、3姉妹の距離がゆったり近づいていくのが魅力の映画なのではないかなと思っていて、「世界の終わりの話」と気負いせずに、3姉妹の動向を見守りにぜひ劇場に来ていただければと思います。
(オフィシャル素材提供)