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『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』完成披露試写会イベント

2022-09-19 更新

高杉真宙、関水 渚、芹川 藍、小野ゆり子、長崎俊一監督

いつか、いつも‥‥‥いつまでも。itsuitsu_eiga ©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会
配給:バンダイナムコフィルムワークス
2022年10月14日(金) 全国公開

 “いつか”出会う大切な人と、“いつも”一緒にいられる日常、そんな幸せが“いつまでも”続くようにと願う。偶然のいたずらでひとつ屋根の下で暮らすことになった二人の恋と、家族の繋がりを描くハートウォーミング・ラブストーリー『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』が2022年10月14日(金)より全国公開となる。映画公開を約1ヵ月後に控える中、9月18日(日)、本作の完成披露試写会イベントが都内で行われ、主人公・俊英役を務める主演の高杉真宙、ヒロイン・亜子役の関水 渚、そして2人の恋の行方を温かく見守るおせっかい家族、家政婦のきよさん役の芹川 藍、俊英の元婚約者役の小野ゆり子ら豪華キャスト陣と長崎俊一監督が登壇した。


 憧れの女性と“ソックリ”な亜子との同居がきっかけで、思わぬ展開に発展する……というユニークな設定について、「そういったきっかけで、相手を知っていくことは素敵だなと感じて演じました」と高杉。亜子に惹かれながらも、彼女に対して冷たい態度をとり続ける俊英。寝起きの亜子に「あと10分で起きなかったら、(パジャマを)脱がすゾ」など、次々と飛び出す“Sっ気セリフ”にも注目が集まる。「あまりにも普段の僕とは、言い回しの違う部分が多かったので戸惑いもありましたね、これはどういうふうに演じればいいのかなって」と慣れないセリフに苦戦したそう。さらには「なかなか“高杉真宙”からSっ気なんて出てこないですしね(笑)。楽しくやらせていただきました」と明かす。一方でヒロインを演じた関水は「自信のなかった亜子が、自分自身を解放させ、周囲に認められることで幸せになっていったように、撮影中は、私自身も幸せを感じて、毎日すごく楽しかったです」と、亜子の自身のキャラクターと共に成長し、幸せを感じられたと振り返る。


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 また、本作では、俊英と亜子との間に芽生え育まれる“恋愛模様”が描かれているが、そんなシーンについて高杉は「ずっと照れてましたね、そりゃもう。シーンとして、違和感なくできるのかな、演技って難しいなと思いました」と明かすと、相手役の関水も「私も、もちろんめちゃくちゃ照れました(笑)」と当時の撮影を振り返り、MCから「これから観られる方は映像から伝わる照れている感じを楽しみにしていただければと……」という返しに、「それは伝わらないほうがいいですよね」(高杉)、「伝わっちゃダメですよね」(関水)と、すかさず2人からツッコミを入れられ、会場からは笑いが起こった。今回、高杉と関水はコミュニケーションを密にし、納得いかないシーンはとことん監督や周りのキャストと話すことで演技に取り入れており、2人の距離が縮んでいく変化にぜひ注目して欲しい。


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 そんな彼らの“恋”を温かく見守り、一緒に“恋”を育む存在となるのが、俊英の祖父ら、彼らを取り巻く人たち。市川家の家政婦“きよさん”や二人の出会いのきっかけとなった俊英の叔母など個性豊かな人々が登場する。この日、俊英の親友・洋司役で劇場公開映画初出演となるDJ松永(Creepy Nuts)のイベント参加が叶わず、VTRで登場。「俊英の親友として高杉さんとの空気感を大切にして演じました。観客の皆さんに『いるいるこういう友達』と思っていただけたら嬉しいです。ご覧いただいた方の感想を楽しみに待っています!」と試写会場に招待されたファンにメッセージを残した。高杉は「当時撮影現場で、緊張してあまりお話できず、もっとお話したかったと思ってました。(コメント)映像の雰囲気そのままで、とても自然な方だったので、演技で話していてもすごく自然に会話ができましたね」とDJ松永の演技にリードしてもらい、自然な親友としての表現ができたことを語った。


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 本作では、そんな二人の前に俊英の元婚約者が登場する。その元婚約者、まり子を演じた小野は「まり子も、かつては家族のように過ごしていた立場だったんですが、亜子が現れて、間違いなく違う色に変わった家族のような関係の人たちと俊英を目の当たりした時に、どんな心境になるんだろうなと迷いながら、現場にいきました」と当時を振り返り、「高杉さんと関水さん、お二人の作っている時間みたいなものが感じられて、受け身でいようと、複雑な関係をそのまま演じました」と高杉と関水の作り上げた環境に身をゆだねたという。俊英をめぐる二人の女性との三角関係を演じることになった高杉は「演技と言えど、空気の気まずさ、かなり重い空気が流れてたのは覚えてます……(笑)。言葉に表しようのない気まずさがあったんですよね、演技で良かったと思いました」と当時の心境を明かした。まり子が現れたことで、一筋縄ではいかない俊英と亜子の恋模様がどうなるのか、要注目だ。


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 また長崎監督は構想10年の物語が晴れて完成したということで「何気ない小さな出来事が積み重なっていく展開で、俳優の皆さんたちによって命が吹き込まれたお陰で豊かなものになったので楽しんでもらえたらと。ラブ・ストーリーではあるんですが、“本当の恋”が始まるまでのお話でもあります。その辺の表現を感じ取ってもらえたら嬉しいです」と熱い想いを語った。


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 イベントの終盤では、本作の主人公俊英が、海辺の町の“診療所の医師”ということにちなみ、公式SNSで全国から募集したリアルな“お悩み”を高杉らキャストが診断する企画を開催! まず最初のお悩みは「古株になってきたがゆえに、最近怠慢からかミスが増えた気がして落ち込んでいます。“いつも”するお仕事を“いつまでも”ミスなくこなすためのアドバイスをいただきたいです!」というタイトルかけたもの。高杉は「大切なのはミスの後ですよね。どうそのミスを取り返すのか、こう考えるようにはしてますね」と悩みながらもアドバイスを絞り出し、頑張って答えようとする姿に会場からも拍手が起こった。次に寄せられたお悩みは「普段からカメラを向けられることの多いキャストの皆さんは、カメラを向けられた際にどのようにして自然な笑顔を作っているのですか?」。関水が閃いたように「場数だと思いますね。私も苦手だったんですが、高校生の時から写真を撮られたりしてましたが、上手な子は毎日撮ってるんですよね。カメラの角度を研究したり。練習なんだと思います!」と自身の経験をもとにリアルな回答し、高杉から「マジのやつ過ぎない(笑)?」と突っ込まれると会場からも笑いが起こった。息の合ったキャスト陣の回答が温かい処方箋となって、全国の悩める人たちに届けられた。


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 最後に高杉は「この映画は、家族や人との絆が再確認できる映画でもあります。今は、人との繋がりをなかなか感じることができない、と自分自身も感じているので、改めて人と食事をすることの素晴らしさ、感謝の心を持つことの大切さをこの映画で思い出したりして、ほっこりと温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです」とコメントし、温かく穏やかなムードでイベントは終了した。



(オフィシャル素材提供)



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