2022-07-11 更新
8月27日(土)より池袋シネマ・ロサにて朴正一監督による映画『ムイト・プラゼール』の公開が決定した。
日本で生活するブラジル人児童・青少年たちが日本社会に溶け込めていない現実をリアルに映し出した本作は、実際に群馬県にある日系ブラジル人学校にて撮影を敢行。出演者には在日コリアンである主演の鄭順栄をはじめ、生徒役も日系ブラジル人たち(実際の在校生・卒業生)が演じ、当事者の表象を目指した配役となっている。監督・脚本・編集は、インディーズ・ムービー・フェスティバルにて受賞歴がある朴 正一。
また、マルシア(歌手)、クリスタル・ケイ(歌手)等、著名人のコメントも到着した。
▼マルシア(歌手) コメント▼
ブラジルに限らず、世界から日本にやって来る子どもたちへ平等に教育を与える。それが日本と世界の国々からやって来る人々両間にとってより豊かな未来が広がることと信じてやみません。子どもたちは未来です。朴監督の今回の作品が現状を改めて考え直す一つのきっかけとなることを心から願います。
▼小野リサ(歌手) コメント▼
他国で暮らすことの期待とその裏側に潜む苦悩は想像以上のものです。昔からそこで暮らす者にはルールがあり、後から来た者がそのルールに従うのには順応性が必要になる。閉鎖的な社会を作ってしまうのはその国を大事にしたいと言う思いが強くあるからとも思います。
もし本当に諸外国の移民、お手伝いをお借りしたいということであるのなら、人として思いやりを持って大切にその社会の中に受け入れていただきたいと心から願います。
▼クリスタル・ケイ(歌手) コメント▼
言葉や国籍やボーダーは関係ない、気持ちや思いがお互いに伝わればみんなハッピー! 大切なメッセージで心温まリました。人間の慣れない時のぎこちなさ、疑い、怒り、悲しみ、そして喜びが素直に感じ取れる素敵なショート!
▼駐日ブラジル大使 エドゥアルド・サボイア コメント▼
朝鮮半島にルーツをもつご経験を活かし、在日ブラジル人子弟の多くが生きる現実を感動的に映像化した朴正一監督に敬意を表したく存じます。
この作品は連帯感、そしてお互いを認め合うことによる解決への道筋も示しています。より良い未来への道を誰よりも示してくれているのは正に子どもたち――日本人・ブラジル人ともに――なのです。
(オフィシャル素材提供)
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