2022-06-17 更新
本年度サンダンス映画祭にて観客賞とフェスティバル・フェイバリット賞の2部門を受賞し、全米批評サイト・ロッテントマトでは驚異の100%フレッシュ(2022.5.9現在)という圧倒的な高評価を獲得しているドキュメンタリー『ナワリヌイ』が、本日6/17(金)より新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかにて緊急ロードショー!
ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイは、インターネット上でのプーチン政権への批判で国内外の注目を集め、若者を中心とした反体制派から熱烈な支持を寄せられるカリスマだ。やがて政権の最大の敵となった彼は、不当な逮捕を繰り返され、徐々に見えない巨大な力に追い詰められてゆく。そして2020年8月、彼は移動中の飛行機内で毒物によって昏睡状態に陥った。機体は緊急着陸し、搬送された病院でもナワリヌイは意識不明となっていたが、やがて病院側の反対を振り切ってドイツの病院へ移送され、そこで奇跡的に回復を遂げた。様々な憶測が飛び交う中、体調が戻り始めた彼は、自ら調査チームを結成。自分に毒を盛ったのは一体何者なのか? 暗殺未遂事件の影に潜む勢力を、信じられない手法を用いて暴いていくのだった……。
打倒プーチン政権を掲げ活動を続けるナワリヌイは、インターネットを巧みに利用するメディア戦略の名手でもある。5月25日現在、彼の抱えるSNSのフォロワーはInstagramが345.9万人、Twitterが296.1万人。そしてYouTubeチャンネルの登録者数は641万人にも上る。本作で密着された、自らの暗殺未遂事件の真相を暴く独自調査の現場においても、調査チームのメンバーはスマホで彼を撮影し、SNSを最大の武器として「ナワリヌイの闘い」を全世界に発信する。そしてナワリヌイは彼を支持する市民とも積極的に写真に映り、身近な存在として彼らの政治参加を促すことで、反体制派の勢いと団結を強めてきた。
ダニエル・ロアー監督はナワリヌイについて、「彼には才能ある政治家に特有のエネルギーがあります」とその圧倒的なカリスマ性を語っている。「この部屋で一番重要な人物は自分であると感じさせる力が彼にはありました。私はすぐに彼の虜になり、『この男なら大統領になれるかもしれない』と思ったのです。しかし映画製作においては中立性を保たなければとハッとしました」と、彼に強烈な印象を抱いたエピソードを本作のインタビューで振り返っている。そして、「アレクセイはロシア反体制派の良心であると考えています。監獄の中にいてもなお、彼は反体制派のリーダーなのです。これほどまでに犠牲を捧げられる人間は、この地球上でもごくわずかでしょう」と語る。
さらに本作の公開を記念して、書籍「ナワリヌイ プーチンがもっとも恐れる男の真実」(NHK出版)とのスペシャルタイアップが決定! 映画公式Twitterにてフォロー&リツイートキャンペーンが実施され、15名様に書籍とムビチケオンラインをセットで豪華プレゼント!
2021年11月にNHK出版より上梓された「ナワリヌイ プーチンがもっとも恐れる男の真実」(定価2,530円)は、ナワリヌイについて詳細に掘り下げた日本では唯一の書籍だ。彼の生い立ちから政治活動まで、丹念な調査に基づき、ナワリヌイとはいったい何者なのか?そしてなぜこんなにも人気を集めるのか?非常に深い考察がなされている。映画『ナワリヌイ』の鑑賞前に予習として読むもよし、鑑賞後に復習プラス補足として読むもよしの一冊だ。ナワリヌイという人物の実像と、現代ロシア政界における彼の立ち位置などを知ることができる充実の内容で、本作をより愉しむための必読書だ。
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(オフィシャル素材提供)
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