2022-02-26 更新
サトウヒロキ、瀬戸かほ、山田 将、常間地裕監督
2月25日(金)、新宿シネマカリテにて、映画『この日々が凪いだら』の初日舞台挨拶が行われ、主演のサトウヒロキ、瀬戸かほ、共演の山田 将、常間地裕監督が舞台挨拶に登壇した。
“映画✕音楽”の祭典「MOOSIC LAB 2019」にて連日満席を記録した『ゆうなぎ』が、海外セールス会社 Asian Shadowsとの契約を経て一新し、『この日々が凪いだら』と名を変え、満を持して単独劇場公開。発表した短編映画が各映画祭で好評を博してきた常間地裕監督の初長編作となった。また、羊文学による主題歌『夕凪』と、挿入歌『サイレン』が映画を彩る。作詞・作曲を手がけた塩塚モエカは劇中音楽も担当した。
監督:常間地裕、音楽:羊文学による『この日々が凪いだら』は、さまざまな〈変化〉に向き合う若者たちによる群像劇を繊細な筆致で描き出した作品。
主演のサトウヒロキは初主演作の感想を聞かれ、「とても緊張していたが、印象的なこととして共演の藤原季節さんとクランクインの時に様々な言葉をかけていただき、出身である北海道にいた頃からの先輩後輩という関係だったので、浮足だったところを締めていただいた」と語った。
常間地監督は「撮影初日から藤原さんとの共演のシーンがあったことで、サトウさんまた常間地監督からの顔つきが明確に変わった瞬間があって、私も撮影のスタッフも、その表情を見たことで現場の雰囲気が変わった。目指す方向が示されたように思え、お二人の共演シーンはとても印象的だった」と語った。
瀬戸は自身の役柄について聞かれ、「企画段階から話し合い、駅で撮影が行われたシーンは自身の経験が盛り込まれているため、とても印象深かった。そのこともあって、自分と近い感覚がある役となり、撮影中、自分なのか、双葉なのか曖昧になった。ただ改めて見返すとちゃんと双葉だなと思った」と振り返った。
山田は自身の作品に対する思いとして「令和の最初に撮影があったので、それからあったことを、今さまざま思い出している。僕自身も作品に対して思い入れがあるし、たくさんの方々に届くことを祈っている。」とコメントした。
サトウは最後に今回の上映に対する思いを聞かれ、「2019年からは皆さんにとっても苦しい期間になった。自分が俳優部として一緒に映画を作って行く中で、何ができるのか、そこに光があると思ってやっていた。とあるミュージックビデオに本当に救われた時があり、これをしたい。これをやる価値があると思った。また皆さんと再会できるように映画を作り続けたい」と語った。
サトウに続いて初長編作となった常間地監督は「3人を含めキャストやスタッフを劇場公開まで待たせてしまったので、申し訳なく思う気持ちもあるが、この決断が正しいと言える日が来て欲しいと思う。(満員の客席を見て)この景色は双方、当たり前じゃないと実感している。今日が来るまで、映画をやめようと考えたことも正直あったが、まだ頑張れる気がする」と涙を滲ませ、想いを述べた。
最後は観客の皆様にお礼を述べ、舞台挨拶は終了した。
新宿シネマカリテでは連日、キャストやゲストによるトークイベントと3/3(木)にはモデルのTSUGUMI、塩塚モエカ(羊文学)の登壇と主題歌の「夕凪」のMVが限定上映される予定。
(オフィシャル素材提供)
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