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トップページ > 作品紹介 『ゴヤの名画と優しい泥棒』

2022-03-09 更新

英題:THE DUKE
ゴヤの名画と優しい泥棒goya-movie
©PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020

イントロダクション

 『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督長編遺作で、オスカー俳優ジム・ブロードベント×ヘレン・ミレン共演の映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』が2月25日(金)より全国公開となる。

 主人公ケンプトンを演じたのは『アイリス』(01)でアカデミー賞助演男優賞を受賞、『ハリー・ポッター』シリーズや、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(11)、『パディントン』シリーズなど数多くの作品に出演するイギリスを代表する名優ジム・ブロードベント。「ジムの演技は愛情たっぷりで、彼が演じた主人公を愛さずにはいられない」と監督が語る通り、ウィットに富んだチャーミングな演技を披露している。さらに妻役には、『クィーン』(06)でアカデミー賞やゴールデングローブ賞はじめ数々の賞で主演女優賞を受賞、近年も『黄金のアデーレ 名画の帰還』(15)や『ワイルド・スピード』シリーズなどジャンルを問わず幅広い作品に出演し、圧倒的な存在感を放つ女優ヘレン・ミレン。長年連れ添った夫婦のドラマに重厚感を持たせている。さらに、『ダンケルク』(17)の好演が記憶に新しいフィオン・ホワイトヘッドが息子役を演じ、そのフレッシュな魅力も見逃せない。

 監督は『ノッティングヒルの恋人』(99)のロジャー・ミッシェル。今後の待機作に、エリザベス2世の素顔に迫ったドキュメンタリー『Elizabeth』(22)が控えていたが、今年の9月に65歳の若さで惜しまれながらも逝去し、本作が長編遺作となった。『恋とニュースのつくり方』(11)、『私が愛した大統領』(13)、『ウィークエンドはパリで』(14)などに通ずるテンポの良いウェルメイドな作風は本作でも健在で、多くの映画ファンを喜ばすことだろう。


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ストーリー

 世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。

 この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。

 しかし、事件にはもう一つの隠された真相が……。当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは――!?


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(2020年、イギリス、上映時間:95分)

キャスト&スタッフ

監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:リチャード・ビーン、クライヴ・コールマン
出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グードほか

配給
ハピネットファントム・スタジオ
全国公開中!

■ オフィシャル・サイトhappinet-phantom.com/goya-movie/ (外部サイト)



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