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『こわい童謡 裏の章』
単独インタビュー

2007-08-03 更新

安めぐみ


こわい童謡 裏の章kowai_ura
© 2007 「こわい童謡」製作委員会
配給:東京テアトル

安めぐみ

 1981年東京生まれ。
 DVD、テレビ、雑誌、写真集、CFなど、あらゆるメディアで活躍中。昨年のCDデビューなどのほか、BSフジ「カンニングのDAI安吉日」、またNHK「サイエンスZERO」のナビゲーターを務めている。
 広告として、アサヒ飲料「富士山のバナジウム天然水」出演などがある。
 映画は、本作『こわい童謡 裏の章』が待望の初主演。


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○ヘアメイク 太田年哉 ○スタイリスト 伊藤典子


 『渋谷怪談』シリーズの福谷 修が新たに生み出したデュアル・ホラー・ムービー『こわい童謡』。童謡に導かれるように、名門女子高内で次々に起こる陰惨な事件を描いた『こわい童謡 表の章』に続き、『こわい童謡 裏の章』では“音”の分析を通して謎解きが展開していく。本作で待望の初主演を果たした安めぐみが、音響分析官という特殊なキャラクターの役作りからプライベートまで、たっぷり語ってくれた。


本日完成披露を迎えましたが、どのようなお気持ちですか?

安めぐみ: “よかったなぁ~”と、とにかくほっとした気持ちですね。


本作は初主演映画となりましたが、この映画を選ばれた理由は?

安めぐみ: 会社から脚本を渡されまして、“まずは読んでみよう”と思い読んでみたところ、単純に“怖い”というだけじゃなく、表と裏に分かれているという構成も面白いですし、個人的に歌が好きなので、童謡がテーマというのは新しいというか、どんな作品になるんだろうと興味がわいたということがあります。また、私の役が音響分析官で、起こった怖い事件を後から解明していくという役割が面白いとも思いましたので、やってみたいなと思い、それで決めました。


ホラー映画のヒロインですが、単に怖がるだけじゃなくて、冷静に状況を分析しているというところが目新しいですね。

安めぐみ: “怖い”とは思っているはずなんですけど、音のプロとして何らかの理由付けをしたいという思いが強いんですね。どんどん巻き込まれていってグラグラはしてしまうんですけど、そんなプロ意識が勝っていたのと、あとは冷静なようでいて、実はマイペースなだけだったりする部分もあって……(笑)。ちょっと天然な部分もあるイメージでやりました。そんな中で小さな気持の変化を表現するのは難しかったですね。


監督からはこの役についてどのようなお話がありましたか?

安めぐみ: 役作り中や本読みをしたときに、監督から細かく言われることはあまりなくて、ちょっとした言い回しなどは注意されたんですけど、基本は「思ったとおりに」と言っていただきました。ただ「このキャラクターは若干おっちょこちょいというか、自分だけの世界に入ってしまっているところがある」とは伺っていましたので、そうしたイメージは生かそうと思って演じてみました。


ご自身と近い部分はありましたか?

安めぐみ: ん~、ああいう状況になったらきっと、あそこまで冷静にはいられないですけど、自分の世界に没頭してしまうという部分では似ていますね。

あの冷静さ、分析への執念は完全にリケジョ(理系の女性)という感じでしたね。

安めぐみ: そうですね(笑)、私自身は完全に文系なので。ただ、いま科学の番組(「サイエンスZERO」NHK教育、毎週土曜日23:45~24:29)に出演しているので、そういった意味でも興味はありましたね。本物の音響分析官の方たちが現場で立ち会ってくださり、ちょっとした機械のいじり方とかマイクの付け方などを伺ったりして、かなり本格的にやりました。


音響分析官の方たちにはどういったお話を聞きましたか?

安めぐみ: 「本当にこうした幽霊に関する依頼は来るんですか?」と、興味がありましたので伺ったら、「しょっちゅうある」とおっしゃっていました。夏になるとよく、ホラーの番組があるじゃないですか? ああいうので結構依頼されるらしいです。
 私自身、去年「世界ウルルン滞在記」でモンゴルに行かせていただいて、遊牧民の中で生活したんですが、そのときのロケのテーマが、ホーミーという発声を習得するということだったんです。それが終わってから東京でスタッフの方が、私が本当にホーミーの発声が出来ていたかを調べるために、音響分析官のところに持っていったらしいんですよ(笑)。ですから、今回の現場でお会いしたときに、「あれ、僕らが分析しました」と言われまして、「あ、お世話になりました」って(笑)。
 とにかく、あらゆる音を聴いていらっしゃるみたいで、本当の分析官の方たちに接したことで、(演じた)響子のことがもっと理解できた気がしますね。横で誰かが痙攣していたり、明らかにおかしなことが起こっているのに、即座にパソコンを出して分析を始めますけど、それくらい入っちゃうんだなって(笑)。そういうイメージが固まりました。


科学者の血が騒ぐんでしょうね。

安めぐみ: ええ、音を聴いたら何らかの仮定をして、それを立証したいという思いが強いのだなと考えて、私なりに演じてみました。


ちなみに、ホーミーの発声を分析していただいた結果は?

安めぐみ: 「出ている」ということでした。2分くらい出していて、何十秒か出ていたみたいです(笑)。喉を縮小させつつ口の中でこだまさせて出す、特殊な発声方法なんです。その声を出すことによって動物が集まってきたり、とにかくいろいろな力があるみたいです。人間の耳には聞こえない波長を出せるようなんですね。


安さんご自身、音には敏感ですか?

安めぐみ: 普段はどうかな……。ただ、「トントン」と鳴った気がして、マネージャーとかに「誰か来ましたよ」と言ったりしても誰もいなかったりすることはしょっちゅうありますね。「めぐちゃ~ん」と呼ばれて、返事をしても誰もいなかったり(笑)。ヘンな音はよく聞こえます。


それって、霊現象じゃないですか(笑)? 結構霊感がお強いということですね?

安めぐみ: 怖がりなので、“幽霊じゃない”って思いこむようにはしているんですけど、奇妙な体験というのはいくつかあります。“幽霊じゃないか”と思うと怖くて、居ても立ってもいられなくなるので、自分がおかしかったんだと信じるようにしています(笑)。


特別披露試写の囲み取材のときに、「車に乗っているときに、ヘンな人が見えたりする」とおっしゃっていましたね。

安めぐみ: 深夜を回ってからタクシーに乗ったりすると、走っている車の横を人がすーっと通って消えたりするんですよ。あと、学生の頃、友達の家から帰るときに近道しようと思って通った道で、目の前に踏切があったんですけど、突然動けなくなっちゃったんですね。“どうしたんだろう”と思いつつ引き返して、別の道を通って帰ったんですけど、次の日友達に話したら、「あ、何日か前にあそこで人が……」って……。そういうことは結構あります。


特にこういう廃校での撮影では、いろいろとありそうですね?

安めぐみ: ええ、トイレでヘンな音を聞いたり……。あと、監督の目の下の隈が日に日に濃くなっていって……(笑)。撮影に入る前に監督が自ら「僕の目の隈が一番怖いと思いますよ」とおっしゃっていて、密かに楽しみにしていたんですけど、そうしたら本当に怖くて、途中から直視できませんでした(笑)。今日は健康的に見えたので、ほっとしましたけど。


廃校はどちらにあったんですか?

安めぐみ: 埼玉です。

福谷 修監督: 群馬に近い山間にあって、しかも撮影が2月でしたので、かなり寒かったですね。撮影に使われたのは初めてだそうです。廃校になって間もなかったので。

安めぐみ: 映画と一緒で女子高だったので、余計にちょっと怖かったですね。あとはとにかく、寒さが一番辛かったです。ストーブも用意していただいたんですけど、いきなり壊れたり使えなくなったり……みたいなこともありました。


映像機器のトラブルはありませんでしたか?

福谷 修監督: もう、しょっちゅうでした。こういうホラー映画の現場って、本当に霊を引き寄せてしまうんですよ、雰囲気が似ているので。だから、照明はよく落ちますし、金縛りも起きやすいですし、機材はよくトラブりましたね。他の現場に比べたら、ホラーは本当にこういうことが多いです。カメラにも雑音が入ったり。

安めぐみ: えぇ~……それは初めて聞きました……。機材までトラブルがあったなんて。聞いたのが今で良かったです。

福谷 修監督: 悠城(早矢)さんが屋上で電話しているシーンは最終日の夜中に撮ったんですけど、音が丸々消えてしまっていました。どうしても原因が分からなくて、結局撮り直ししましたが。安さんのストーブもよく壊れましたしね。

安めぐみ: 寒くて寒くて、“やっと近くに行けた~!”と思ったら、プツッと消えて、「えぇ~っ!?」みたいな(笑)。
 ただ、津田(寛治)さんや松尾(敏伸)くんが盛り上げてくれたので、撮影現場自体はすごく楽しかったんですよ。でも、自分の出番がないときは教室で待っていなくてはならなくて、マネージャーが用事で出ていっちゃったりすると一人きりじゃないですか。“どうしよう……”と思って、ノリノリな音楽をかけたり歌を歌ったりしてごまかしてました(笑)。


泊まったりはしなかったんですか?

安めぐみ: それはさすがに……。

福谷 修監督: スタッフは泊まりましたよ。でも、安さんも朝の4時、5時までやっていただいたので、実質泊まったようなもんです。

安めぐみ: 毛布で寝たりとかはしましたね。


「ホラー映画は苦手」とおっしゃっていましたが、参考に見てほしいと監督から言われた映画はありませんでしたか?

安めぐみ: いくつかありましたね。

福谷 修監督: 『エミリー・ローズ』や『エクソシスト』は見てほしいと言いました。もちろん、あのままというわけじゃないですけど、他の役者さんも含め、痙攣の仕方とかを見てほしいと思いまして。エクソシスト系のドキュメンタリーも見てもらって、みんなで痙攣の仕方の練習をしてもらいました。

安めぐみ: 『エミリー・ローズ』は見たことがなかったんですけど、監督に言われた映画は邦画も含め一通り、「苦手」と言いつつ全部見ていたんですよ(笑)。悪魔つきのドキュメンタリーは新たに見たんですが、本当にみんな、白目むいて「あぁぁぁぁぁ……」って痙攣しているんですよね。だから、暇さえあれば津田さんや松尾くんたちと、「せーの! あぁぁぁぁぁ……」って(笑)。津田さんに「おまえ、甘い」とか言われながら(笑)。みんなでこうして楽しく練習しました。


ちなみに、安さんがこれまで一番怖かったホラー映画は?

安めぐみ: ん~、なんだろう、やっぱり『エクソシスト』かなぁ。でも、私は良いお客さんかも。ホラーってだけで、とにかくギャーギャー騒いでますから(笑)。


でも、見られるんでしたら、実は結構好きなのかもしれませんよ。

安めぐみ: あぁ、「嫌よ、嫌よも好きのうち」というのかもしれませんね(笑)。


今回は童謡が怖い使われ方をしていますが、いろいろと調べたそうですね。

安めぐみ: ええ、資料をいただいたりしましたし、自分でも改めて聴いてみたり、歌詞を紙に書いて、怖い謂れを思い出しながら読んでみたりしました。


どの童謡が一番怖いと感じましたか?

安めぐみ: やっぱり「はないちもんめ」ですね。子どもの頃は普通に歌っていたんですけど、もう歌えないなぁ……という感じで。私も歌うシーンがあったんですけど、それを覚えるために、スタッフさんが歌っているCDを聴いていたら、すごく不気味で気分が悪くなったり、童謡のパワーなのか、夢に出てきてうなされたりもしました。


あり得ない旋律になりますからね。覚えるのは大変だったのでは?

安めぐみ: 結構大変でした。移動中もずっと聴いて、何とか覚えましたが。


「はないちもんめ」について調べて、どんなところが怖いと思われましたか?

安めぐみ: 「後ろの正面だぁ~れ」の後で見えるのは幽霊だとか、「鶴と亀が滑った」とありますが、鶴と亀は縁起が良いものなのに「滑る」なんて……とか、そうしたことを想像して改めて聴いてみると、本当に深いですよね。この歌によってどんなことを伝えたかったんだろうと考えてしまいます。これを子どもが屈託なく歌っているというのもまた、なんか不気味で怖いですよね。


安さんのような世代の方たちも、小さい頃はこうした童謡を歌っていたんでしょうか?

安めぐみ: 今の子たちはどうか分かりませんが、少なくとも私の頃は普通に歌っていましたよ。「ずいずいずっころばし」をやりながら学校に行ったりしましたし、「はないちもんめ」もちゃんと二手に分かれてやりましたね。周りのスタッフさんたちに確認しても、やっぱりみんなやっていたみたいです。


今回は冷静沈着な女性の役でしたが、安さんはご自身のことを分析したら、どういう性格だと思われますか?

安めぐみ: 意外とマイペースで、今までのことを思い出しても、本当にヤバいゾということが起きたり、みんなが慌てふためいているときには、逆に冷静だったかも。ですから、究極的な何かが起きたときには冷静かもしれないんですけど、普段はガチャガチャやってますね(笑)。


昨年、オリコンランキングで“結婚したい女性No.1”選ばれましたが、もしもご自身が男性だとしたら、“安めぐみ”のことをどう見ると思いますか?

安めぐみ: どうですかね~、自分なので、いろいろなことを知っていますから(笑)。ただ、皆さんはどうご覧になっているのか分かりませんが、私はそんなには家庭的じゃないと思うんですよ。お掃除とかも得意じゃないですし、好きなんですけど、収納ベタで(笑)。お料理も以前は出来なくて、出来ないと言っても本を見れば出来るんですけど、上手くなくて、さすがに25歳にもなったことだしこれではダメだと焦って、今年から料理教室に通い始めたり。やっと基本というか、アタフタせずにとりあえず準備はできるようになりました(笑)。得意料理はこれ!というレベルにまでは行っていないですけど、時間があるときにはなるべく自分で作って食べるようにしています。


哀川 翔さんがお好きだとか。

安めぐみ: 熱狂的なファンだったんですけど、今は安定期に入っている感じですね(笑)。ああいう雰囲気の方が好きだということではなくて、実生活で好きになる人は、図書館にいるのが似合うようなタイプの方なんですよ。……とは言いつつも、見た目じゃなくて話しているうちに好きになるので、「こういう外見の人」というのはないんです。哀川さんはそれまで怖い役のイメージばっかりあって、男気あふれる方だなと思っていたんですけど、あるときたまたま深夜番組を見ていたらバラエティーに出ていらして、すごく甲高い声でニコニコしながら、ひたすらカブトムシの話を何十分もしていたんですよ。“可愛い人だな~”と思って、そのギャップにやられてしまいました。それに、奥さんのことを「宇宙で一番好きだ!」とかおっしゃっていて、ピュアーな人だなと。
 イメージと実像にギャップがある方って、結構惹かれますね。全然笑わないような方が、クシャッ!って笑ったときとか、見てなかった部分を目にした瞬間にドキッ!としたりします。イメージの悪いことはもちろん、嫌ですけど。
 哀川さんにも、そういう理由でハマってしまいました。写真集も買い、自伝も買い、一世風靡の頃のレコードとかもAmazonで買ったり。Vシネも結構見ました。で、一通り見て落ち着いたという感じです(笑)。


何か、今ほかにハマっていることはありますか?

安めぐみ: ありきたりですけど、料理教室に行っているので料理と、この間電子ピアノを買ったんですよ。ピアノを習い始めたんです。小さい頃はやったことがなくて、大人になってから弾きたくなりまして。知り合いで元ピアノの先生だった方がいるので、自宅に来ていただいて、今更ながらメヌエットとか練習しています。
 もともと楽器が好きで、学生の頃は金管クラブにも入っていて、トランペットを吹いていました。全然上手くないんですけど、これも大人になってからまたやりたくなっちゃって、4年くらい前に買ったんですよね。でも、ブランクがありすぎたみたいで、ドレミファソラシドが精一杯でした(笑)。これもうるさいので、音漏れしないように気をつけながら、練習を続けています。肺も結構使いますけど、唇もかなり疲れますね。一時期プライベートで吹きすぎて、次に日に撮影があったんですけど、唇に跡がついていたみたいで、メイクさんに「どうしたんですか!?」って聞かれて、「たぶん、ペットです」って(笑)。グロスをたっぷり塗ってごまかしていただきましたが(笑)。
 私って、好きなものがコロコロ変わらないんですよ。小さい頃からやっていたことは今でもやっていたりとか、長続きするほうですね。


さて、完成した映画をご覧になっていかがでしたか?

安めぐみ: 初めて試写を観たときには、とにかくホッとしました。『表の章』の現場を全く見られませんでしたので、“こうなってたんだ!”という発見もありましたね。あとは、自分の顔を大きなスクリーンで見たのは初めてに近かったので、途中までは客観的に見られなくてモゾモゾしてました(笑)。個人的には反省する部分もあったり、いろいろ勉強になったんですけど、とにかく自分の思う響子さんを一生懸命演じてみましたので、ありのままを評価していただいたらうれしいですね。
 それに、この映画をきっかけにして、“お芝居は楽しいな”と思えるようになったんですよ。なので、これからもいろいろやっていくつもりでいます。


続きがありそうな終わり方でしたね?

安めぐみ: ええ、“あれっ!?”って感じの終わり方でしたよね。(監督のほうを向いて)どうなんですか?

福谷 修監督: できればいいですね。

安めぐみ: あるかもしれないんですか?

福谷 修監督: それはもちろん、“かもしれない”ってことで(笑)。そのときはまた、活躍していただけるかも。

安めぐみ: ……ということで、はい(笑)。


最後に、これから映画をご覧になる方々に向けて、メッセージをお願いいたします。

安めぐみ: こんにちは、『こわい童謡 裏の章』の主演をやらせていただきました宇田響子役の安めぐみです。タイトルのとおり、童謡に基づいたホラーなんですが、『表の章』と『裏の章』はカラーが違う感じですごく楽しめるお話になっていますので、この夏は皆さんぜひ、劇場に足を運んでいただき、思う存分キャーキャー悲鳴を上げていただき、涼しくなっていただきたいなと思います。童謡に興味のある方も、観終わってからは童謡が聴けなくなっちゃうんじゃないかなっていう心配をしてしまうほど、とにかく怖いです。また、ホラーなんですけど、謎解きがあってミステリーにもなっているという深い作品ですので、皆さんぜひ劇場に足をお運びください。よろしくお願いいたします。

kowai_ura

ファクトリー・ティータイム

 “結婚したい女性No.1”に選ばれたこともあるというだけあって、そばにいるだけで、ほんわか心癒される雰囲気をたたえた安さん。でも、それだけではなく、とても良くお話をされる方だということも分かった。そんな安さんが、恐怖に直面しながらも理系的探究心が勝って、奇妙な現象を冷静に分析し始める音響分析官という役に挑んでいる『こわい童謡 裏の章』。『表の章』に続いて観ると、この夏の暑さをひとときクールダウンさせられるはず……!

(取材・文・写真:Maori Matsuura)





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