2022-05-25 更新
長谷川博己、綾瀬はるか、渡辺謙作監督
2020年代を代表する大ヒット恋愛映画『花束みたいな恋をした』の製作プロダクション・リトルモアがお届する『はい、泳げません』が6月10日(金)に公開となる。5月25日(水)、公開直前イベントが実施され、映画初共演の長谷川博己と綾瀬はるか、渡辺謙作監督が登壇した。
背面に設置されたLEDに水面が揺れる大きなプールが映し出された幻想的なステージ上に、長谷川博己、綾瀬はるか、渡辺謙作監督が登場! 大きな拍手の中、「映画のイベントが4、5年ぶり」という長谷川は「こうやって戻ってこられて嬉しいです」と感無量の様子。綾瀬は「ようやく公開できるので楽しみにしています」とにこやかに挨拶した。
8年ぶりの共演を果たした長谷川博己と綾瀬はるかが、久しぶりに現場を共にした本作。長谷川はじっくりと考えながら、綾瀬への印象について「ますます華々しさがあり、素晴らしい、頼れる共演者です。久し振りでも違和感なく、すっと楽しくやらせていただきました」というと、綾瀬は「仲良くさせてもらっているので……」と照れながらも、「台本を読んだ時、小鳥 遊(長谷川)の役はぴったりだなと思っていたので、一緒に楽しくやらせていただきました。一点を突き詰める感じ、こだわるところ、あとは……最終的にもがいているところをみんなに支えてもらうところがぴったり」と一気に言い切ると、長谷川に目線をうつして「良い意味ですよ!」とあくまでも褒めていることを強調して、会場が笑いに包まれた。
プールでの撮影について話が及ぶと、長谷川は「なるべく沈んでいなければいけないので、息を抜いた状態は苦しかったですね」と回想する。「泳ぐのは好きなので、どうしたら泳げない人を演じられるかは悩ましいところでした。水を嫌いになる感覚が難しかったですね」というと、綾瀬は「私は9割がプールでの撮影だったので、監督もスタッフもみんな水着で、なんだか部活の延長で映画が出来上がっていった感じでしたね」と楽そうに語った。ただ、週に2回のペースでクロールを練習していたが「突然監督から4種目やって」と言われたといい、さらに練習を頑張った綾瀬だったが、結局そのシーンは「使われなかった」ことを明かし、監督に苦言も! 監督は「……メイキングで使うかも」と申し訳なさそうに返答した。
長谷川と綾瀬の師弟関係についても見どころの本作。綾瀬のコーチっぷりについて長谷川は「先生っぽかったんですけど、なんというか……超人的な部分がある役なので、そこが彼女のもっている雰囲気とマッチしていて完璧でした。たまに怒られたいですね」と太鼓判を押すと、「小鳥 遊は何をいっても良い返しがくるので、張り合いがありました」と綾瀬は先生らしい返答でコンビネーションの良さを見せた。
ここで、作品名「はい、およげません」にかけて「○○できないこと」について、フリップで発表!
「洋服が捨てられません」<長谷川>
どんどんクローゼットが埋まっていって、衣装でもつかえるかな?と、部屋が服だらけ、という長谷川に対し、綾瀬の名アドバイスを期待するも「私も捨てられないから、衣装にも使えるからとっておいてもいよね」と完全同意で、解決に至らず!
「触れません」<綾瀬>
カマキリのイラストを添えられたフリップを掲げて、子どもの頃からカマキリが「バリっとしてそうで」触れなかったという綾瀬に対して、長谷川は本作で無理やり水に入って克服しようとすることに触れ「逆に思いっきり触ってみるとか、おもいっきりカマキリに噛まれてみるとか。慣れるかもしれません」とアドバイス。綾瀬は「今度カマキリに出逢ったらやってみます」と素直に頷いていた。
最後に本作について、監督は長谷川の出演シーンの多さについて「どこを見ても長谷川さんのいろいろな表情を見ることができる映画」という。また綾瀬は、「小鳥 遊さんの過去と向かい合っている姿がずしっときますが、映像で見ると重くなりすぎず不思議な気持ちになる、見たことのない映画だなと思います」と、ぜひスクリーンで見てほしいとアピールした。
最後に「記憶と再生の映画」と言う長谷川は「記憶と向き合って再生していくというか、そういうことを誰が観ても感じられる、普遍的な良い映画なんじゃないかと思います。ファンタジーっぽいところもあって、ジブリ作品に近いかな。ぜひ、幻想的で美しい世界を映画館という異界の中で楽しんでくれたらと思います」と語り、公開直前イベントをしめくくった。
(オフィシャル素材提供)
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