2022-02-04 更新
ロンドンブーツ1号2号・田村 亮
アメリカの司法制度に翻弄される家族を描いた愛と感動の物語『ブルー・バイユー』の公開を記念して、2月3日(木)に都内ホールにて、ロンドンブーツ1号2号・田村 亮をゲストに迎えた公開記念イベントが行われた。一時は芸能生活が危ぶまれながらも、日々切磋琢磨する真摯な姿が世間からも認められ、見事にカムバックを果たした亮。紆余曲折を経た今、バラエティー番組だけでなく、釣りやマラソンなど、幅広い分野で活躍している亮に「50歳になった今、大切にしていること」や、これからの人生について伺い、映画の主人公のように“生きるのに不器用な大人”代表として代弁する内容のトークショーになった。
映画上映前にステージに登壇した亮は、映画を鑑賞して「養子縁組の問題というのも、僕らの身の回りであまり大きく騒がれていなかったので、自分の知らないことを教えてもらったような。ドキュメンタリーを観たような気持ちになりました」とのことで、特に印象に残ったシーンについて「最後のシーンはちょっとずるいくらいに不意打ちで来たので。泣いてしまいました。一番印象に残ってるのはそこですね」と答えた。
また本作で描かれている家族の絆について自身を省みることもあったようで、「ぶっちゃけて言うと、前にちょっと謹慎することがあって。その時に家族は何も言わずに見てくれているんだなと。そのことに感謝しているというか、頑張っていかないとな、という気持ちになりましたし、絆も感じましたね」と感想を述べた。
不器用な生き方をしている本作主人公にちなみ、自身の生き方について質問された亮は「僕はあまり自分のことを不器用だと思っていないんですけど、周りの人にはよくそう言われるんで。今日呼ばれたのもそうだけど、不器用だと思われているんだなというのは感じております」としみじみ。また相方の田村 淳には助けられているなという思いが強いようで、「それこそ淳には助けられた。今では社長ですからね、今は経営者としての部分もありますし、僕はうまく立ち振る舞えないから、めちゃ腹が立ってると思います」とコメント。
そんな亮は今年の1月8日で50歳の誕生日を迎えた。「自分でもビックリするくらい変わらなかったです。今日、改めて自分はあまり器用なことができるタイプじゃないんだろうなというのを気づけたので、素直に謙虚に生きるしかないなと。受け入れる態勢はできました」と言う。今後の人生については「家族にもみんなにも、迷惑をかけないように」とあらためて決意を固めていた。
そして最後のメッセージを求められた亮は、「この映画を観終わった時に、自分の家族のことをもう一回考え直すきっかけになるなと思いました。普通に生活をしているとついつい忘れがちになりますけど、映画を観終わった後に。そういえば息子はこんなのが好きだったな、奥さんはこういうのが好きだったなと。だったらおみやげを買っていこうかなと。考えるきっかけになる映画だと思うので、ぜひ観ていただけたら」と呼びかけた。
イベント終了後には、報道陣からの取材に応じた亮。相方の淳が、直ちに政界進出する予定はないものの、政治には興味を持っているという報道がなされたことにちなみ、「淳さんが出馬されたらどうします?」という質問がぶつけられるひと幕も。それには「一票入れますよ」と宣言。「その時は秘書になるのはどう?」とたたみかけられると、「それはないです。無理です」とキッパリ。「僕を秘書にするような人は当選しないです。それこそ皆さんが僕のことを不器用だということで呼んだのに。そんなやつが近くにおったら駄目です」と付け加え、報道陣を笑わせた。
映画『ブルー・バイユー』は2月11日(金)より全国ロードショー。
(オフィシャル素材提供)