2022-01-17 更新
待望の日本公開を迎えたイーストウッドの新境地にして集大成『クライ・マッチョ』。いち早く劇場に詰めかけた観客から共感と感動の声が続出する中、心揺さぶる本編映像が緊急解禁された。
半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞®に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースだ。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地。2022年の年明けは、この感動から始まる。
1月14日(金)に初日を迎えた『クライ・マッチョ』は、映画ファンを中心に幅広い観客が劇場に詰めかけ、公開直後から大反響を呼んでいる。
『クライ・マッチョ』は、イーストウッド演じる落ちぶれた元ロデオスターのマイクと、親の愛を知らない孤独な少年ラフォ(エドゥアルド・ミネット)の旅路を通して、今の時代に必要な人としての[強さ]を問いかける。いち早く劇場で鑑賞した人たちから感動と共感の声が続々と発せられている。Twitterでは「心にじんわり響く強い物語」「なんとも得難い多幸感と、人生に対する力強い肯定を感じる」「いつもより優しい顔のイーストウッドが世界一かっこいい」「今まで西部劇と男らしさを解体してきたイーストウッドが若者に何を託すかという物語と、今回は死に方ではなく最後の生き場所を見せてくれた作品」など、感動のレビューがあふれている。
「クリント・イーストウッドにしか見えない世界がある」「彼は長い映画史で誰も辿り着けなかった所に行こうとしている」「これまでの傑作が詰まっている新たな傑作」「“歩く”という身振りだけでロードムービーを体現してみせるイーストウッドの凄みと説得力」「毎回集大成のさらにその先を見せてくれる」「今年のベストワン」と、イーストウッドの集大成となる新たなマスターピース誕生だとするファンも続出している。
今回、大ヒット上映中の『クライ・マッチョ』から、マイクとラフォが焚き火を囲んで本音を吐露し、絆を深める本編映像が解禁となった。
日本での大ヒットを受けて解禁された本編映像は、元雇い主の依頼を受けたマイクが、メキシコで孤独に暮らす、親の愛を知らない少年ラフォとの心の交流が描かれる。アメリカ国境への旅の途中、メキシコの砂漠で焚き火を囲んだふたりは、炎を見つめながら話をする。
炎に照らされたマイクは、ラフォが大切にしているニワトリの“マッチョ”を抱きながら「どうした? 目の様子がヘンだ」と指摘する。出会った当初は反発していたラフォだが、旅を続ける中で少しずつ心を開き始める。目のゴミをやさしく取り出すマイクに「すごい、あんた獣医なの?」と目を輝かせる。荒野を旅する男を演じ続けてきたイーストウッドの俳優人生が重なるキャラクターともいえるマイクは、「獣医じゃない 動物が好きなだけだよ」「ロデオや牧童もやったよ 馬や牛に関する仕事だ こいつはもう大丈夫」だと、自分がどんな仕事をしてきたかを教える。闘鶏で賞金を稼ぎストリートで生きてきたラフォは、「マッチョだ 名前はマッチョ」と訴えるのだが、マイクは「どうでも」とそっけない空返事で応じる。他愛のない言葉が交わされるこの場面だが、「血の繋がりはなくても、年の差があっても、信じられる人との出会いは宝物だと感じられた」(TIFFアンケート)との声の通り、アメリカ国境への旅を通して互いを理解し、固い絆で結ばれていくふたりの姿が心に残る名シーンだ。
もはや自分は強くないと感じている元ロデオマンのマイクと、“マッチョ”=強い男に憧れる孤独な少年のラフォに、母が放った追っ手やメキシコ警察が迫る。進むべきか、留まるべきか。今、人生の岐路に立たされたふたりに“選択の時”が訪れる。
勇気、希望、友情、そして愛……。ここまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが描く真の[強さ]とは。
イーストウッドが満を持して放つ集大成にして新境地『クライ・マッチョ』は、大ヒット上映中!
(オフィシャル素材提供)
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