2022-01-17 更新
田中真弓(戦部ワタル役)、伊倉一恵(虎王/翔龍子役)、西村知道(剣部シバラク役)、神志那弘志監督
昭和からはじまり、平成そして令和へと30年以上の時を越えて愛されているアニメ『魔神英雄伝ワタル』シリーズの最新作『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ―再会―』が1月7日(金)より、全国34館にて上映がスタートした。本シリーズとしては初の全国劇場での上映を記念して、1月16日(日)に上映記念舞台挨拶が実施された。
ゲストとして戦部ワタル役の田中真弓、虎王・翔龍子役の伊倉一恵、剣部シバラク役の西村知道、神志那弘志監督が登壇。本作『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』や「ワタル」シリーズに対する“熱い思い”を語った。
MC: 本作が初めての劇場上映ですが、そのご感想は?
田中真弓: 35年近く『ワタル』シリーズをやってて、一度も映画になったことがなかったし、何度も企画が立ち上がるたびにダメになってしまっていたので、今回は本当にうれしかったです! 皆様のおかげです。
伊倉一恵: 一昨年、『ワタル』シリーズの新作を作るっていうことを聞いただけでびっくりしたんですけど、さらにそれが劇場になって、全国的に公開になるっていうのを聞いてほんとにびっくりしました。うれしかったです!
西村知道: 僕は劇場でやるって聞いてなかったんですよ。聞いたのはつい最近です。だからおかしいなぁと思って(笑)。でもこうやって30年以上経ってまたできるってことはすごく素敵なことだと思います! 本当に皆さんが愛してくださってるおかげだと思います。だからこれだけじゃなくて、毎週一回でもシリーズみたいにやってもらえるようになったらもっと嬉しいかなと思います。
神志那弘志監督: 今までもイベントはやっていたのですが、本作は劇場34館でやるって聞いて。最初に劇場でやるって聞いたとき4~5館かな、って思ってたんですよ(笑)。イベントのたびに遠くから来ていただいているファンの方も多いので、全国で観ていただけるっていうのは本当にうれしいです。
MC: 本作の中で印象深いところはどこですか?
田中真弓: 冒頭ですが、オジジとオババが夫婦じゃなかったっていう(笑)。あれはびっくりしました、夫婦だとずっと思っていたので。茶飲み友達だったんですね。
伊倉一恵: 魔神が続々と、結構派手に出てくるじゃないですか。景気がいいわ~って思いながら観ました。
西村知道: 台本に“映える”って書いてあるんですけど、どういうことなんだろう?って思って。子どもたちに聞いてみたら“ばえる”っていうんですね。そういう言葉を僕らは使わないし、スマートフォンも持ってないんで。そういう人間がアフレコの現場でそんな言葉を使うとなんかいやだなぁと思って(笑)。戦神丸の呼び出し方もスマートフォンになってて、やっぱりそれくらい時代が変わってきたんだなと思いちょっとびっくりしました。
神志那弘志監督: 印象的なことではないですけど、今まで僕は作画監督で、(今回は)監督をやるっていったときに、最初にアフレコするときのそれぞれのキャラクターの声を現場で聞くっていうのはすごくドキドキして。その時一番印象に残ってるのがシバラク先生なんですよ。第一声で『あ、先生!』ってワタルの気持ちになっちゃって。感動したのを今でも覚えてます。全然変わってなくて。
MC: 本作のサブタイトルは“再会”ですが、制作や上映で数多くの“再会”があったと思われます。皆さんがもう一度再会したい人、または再会したいことなどあったら教えてください。
田中真弓: 昔『STEP』をファンのみなさまと一緒に歌ったことがあって。その時一緒に歌った子どもたちが……(何人か挙手をして、)あ!手を上げてる! いらしてくださってたんですね! お会いしたいと思っておりました、ありがとうございます。
伊倉一恵: あの頃の私たちに再会してみたいかな~。西村さんと毎週豚キムチを食べに行ってたあの頃の私たちに。
西村知道: 僕もそう思う。
神志那弘志監督: 僕は芦田師匠になります。もう一度会って、(本作の)感想を聞いてみたいなと思います。きっと今日この会場にもいらしてると思います。
中盤に差し掛かると、なんと田中と伊倉がオフィシャル・イメージ・ソングの『Prism』を生歌唱するという豪華なプログラムも。歌が終わると会場からは大きな拍手が起こり、西村さんからも「素晴らしい」との言葉が送られました。
そして前日の1月15日が誕生日であったという田中のために、サプライズでバースデー・ケーキが登場。伊倉からメッセージが送られ、ささやかながら壇上で田中の誕生日会が開かれ、田中も思わず涙を浮かべた。
MC: 最後に、ご挨拶をお願いいたします。
西村知道: 今日は来ていただいて本当にありがとうございます。やっぱり『ワタル』は永久に不滅です! これからもまたお会いできることを楽しみにしておりますので、どうか、応援よろしくお願いいたします。
伊倉一恵: 『ワタル』の本筋の「闇の世界をきれいにしていく話」も観たいですけど、スピンオフのシバラク先生が活躍するお話とかヒミコのお話とか、いろいろなことができると思うので、私たちも元気に頑張ります! いろいろなドラマが見ていければと思います。本日はありがとうございます。
神志那弘志監督: 30年以上待たせちゃったなっていう気持ちと、でも30年待ってもらえたなら次も待ってもらえるよね!という気持ちです(笑)。どういう形で次の『ワタル』を展開できるか分かりませんが、きっとできると思います。それが令和なのか次の年号か分かりませんが、ぜひ観に来てください!
田中真弓: 『魔神英雄伝ワタル』は、これからもハッキシ言っておもしろカッコイイぜ!ってたんですね! お会いしたいと思っておりました、ありがとうございます。
『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』は1月28日まで全国34館にて上映中。
(オフィシャル素材提供)
関連記事