2022-01-15 更新
あずぽん(彦坂啓介)、好き好きロンちゃん(RONZI)、大川裕明監督
老舗スカコアバンドRUDE BONESの大川裕明のオリジナル脚本による可笑しくて、ダサくて、カッコ悪いおっさん二人のバディムービー『おじドル,ヤクザ』(1月22日公開)。そのPRイベントがTBSで行われ、彦坂啓介、好き好きロンちゃん(RONZI)、そして監督・脚本・主演の大川裕明が参加した。
「おじさんアイドルとヤクザ」という奇抜な設定について大川監督は「彦坂さんと僕で何か面白い組み合わせができないものかとスタートした」と明かし、竜雷太らビッグネームとの共演には「ゴリさんが来た!と最初は超ビビりました」とテレビドラマ『太陽にほえろ!』の役名にかけて喜びを表していた。
劇中で扮した“おじドル”あずぽんとして登場した彦坂は「役作りの参考にしたのは城みちる。まさに『イルカに乗った少年』です」と自己紹介するも、すかさず大川監督から「全然違うじゃねえかっ!」とツッコまれていた。
一方、4人組ロックバンドBRAHMANのドラマー・RONZIという顔を持ちながら、幡ヶ谷のラーメンアイドルとして活躍する“好き好きロンちゃん”は、アイドル代表として一足早く本編を鑑賞。「最初はあずぽんが気持ち悪くて3回ゲロを吐いたけれど、観ていくうちにどんどん可愛くなって。最後はマリトッツォを食べながら観ちゃいました」とあずぽんにメロメロだった。
製作にあたり大川監督は「楽しいを優先して作った映画ですが、物語にリアリティを持たせるために重みも混ぜ込みました。人とのつながりを通して、どのように人が育っていくのかというメッセージも入っています」とアピール。彦坂は「見どころはライブシーン。回数を追うごとにちょっとずつ元気になっています。そのような微妙な変化を見てほしい」と自身のライブ場面を見どころに挙げて「自分でやって自分で観て泣いちゃいました」と自画自賛していた。
一方、好き好きロンちゃんは「ゲロを吐くくらい嫌な気持ちからスタートしたけれど、どんどん感情移入をしてしまって最後は泣きました」と大感激で、大川監督も「人によって“泣きポイント”がたくさんあると思います」と感動作であることを強調した。
また大川監督は、自身も挑んだアクション・シーンに触れて「一発本番くらいの勢いで、本気でやりました。実際にパンチが僕の顔に当たってしまって目の下が腫れました。僕も相手をついつい殴っちゃって……。かなり迫力のあるシーンになりました」とリアルな緊迫シーンに胸を張っていた。
最後に彦坂は「子どもでも大人でも、みんな仲良く観られる映画!」と全国公開に期待を寄せて、大川監督も「来週からついに劇場公開! 僕は毎日劇場に行きます! 作品を観たらSNSで感想をコメントしてください!」と大ヒット祈願。好き好きロンちゃんも「いい気持ちで観終われる作品です。今は世の中がギッシギシしているけれど、人と人とのつながりの大切さを教えてくれます」とメッセージしていた。
(オフィシャル素材提供)
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