2021-12-15 更新
小澤征悦、梶 裕貴、ぺこぱ
表の顔は、高貴なる英国紳士。裏の顔は、世界最強のスパイ組織“キングスマン”。スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズ、『キングスマン』(15)、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(18)。世界中で大ヒットを記録し、日本でも多くの熱いファンから支持を集める本シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』がついに12月24日(金)のクリスマスイブに日本公開を迎える! そんな本作の公開に先駆け、12月14日(火)、『キングスマン:ファースト・エージェント』公開記念イベントが開催され、日本版声優を務めた小澤征悦、梶 裕貴がキングスマンには欠かせないスタイリッシュなスーツ姿で登壇した!
国家に属さない最強のスパイ組織“キングスマン”の誕生秘話を、過激かつ刺激的に描き出す本作。平和を願い、“キングスマン”の礎を築いた英国紳士・オックスフォード公の日本版声優を小澤が、正義感に溢れるオックスフォード公の息子・コンラッドの声を梶が担当し、2人は“キングスマン”の誕生を築いた親子を演じた。第1次世界大戦を舞台に描かれる最新作では、戦争では平和は解決しないと考えるオックスフォード公と、その一方で、戦争に行くことが自分の使命と感じるコンラッドが衝突しつつも、共にキングスマンとしての道を歩むことになる、対立する父子の熱いドラマは見逃せない。長い時を経てついに公開を迎えることとなった本作。待望の公開を目前に、小澤は「コロナ渦で何回か延期になって、本当に待ち遠しくてずっと待っていました」と心境を語る。梶もそれに同調し、「私事ではありますが、劇場公開作品の重要な役としてオーディションに合格したのは、今回のコンラッド役が初めてだったので、とても嬉しかったですね。改めて、素敵な作品に関わらせていただけたことを幸せに思います」と感慨深い様子。
一足早く、自身で声を吹き込んだ本編を鑑賞した2人は、その感想を、「今回実際の歴史のことが語られているところもあるんですけど、それを理解するのに吹替版のほうが体にすっと物語が入ってくる。自分が声をやらせてもらっているので、最初の10分くらいは自分の声だなと思ったんですけど、そのあとはどんどん物語の中に入っていって、全く自分の声だということが気にならないくらいになりました。そのくらい面白かったです。」(小澤)、「日本版ならではの面白さだとかもちろん理解のしやすさがあるなとすごく強く感じていましたね」(梶)と語り、日本版ならではの魅力を力説した。
今回、吹替初挑戦となった小澤は、「自分が芝居をしたもの以外に声を吹き替えるのが初めてだったので、監督といろいろ話したりしてやらせてもらったんですけど、今回レイフ・ファインズさん演じる役の声だったので、自分より少し年齢が上なので、いつもより声のトーンを下げ気味に、全体的にちょっと落ち着いた感じを意識しました」とそのこだわりを明かし、「それと、本編観ていただけたら分かるんですけど、アクションがすごく多いんですね。今回そのアクション・シーンでも僕が声をあてているんですよ。“ウワッ”とか“ウッ”とか……そこが苦労しましたね」とアクション・シーンの声にも注目してほしいと語る。
一方、声優として数々の作品を担当している梶は、「コンラッドを演じるハリス・ディキンソンさんが長身で、肉体美も披露されているんですけど、筋肉質でムキムキで。だから、普段の自分のトーンよりもちょっと落として、体格に近いような声質をイメージしました。それ以上に、貴族というのもあって、振舞い、たたずまいが上品でありつつ、同時に内に秘める情熱や若さゆえのちょっと危うさみたいなところがキャラクターの印象でもあるので、その両立を意識しました。館の中で身内、お父さんや執事と話す心の距離感や物理的距離感と、今回第一次世界大戦を描いている作品でもあるので、戦場でのシーンでの声のかけ方、相手が敵なのか味方なのかでも、表現が変わってくるので、そこは絵をしっかり確認しながら演じさせていただきました」と実力派ならではのこだわりポイントを明かす。
そしてまた、お気に入りのシーンを問われると、小澤は、「本当に見どころ満載なので(ワン・シーンに絞るのが)難しいですが、ラスプーチンという歴史上の人物が出てくるんですけど、彼のアクション・シーンが僕は1番かっこいいなと。アクションでありながら、バックにロシアなどの音楽が流れたりとか、踊りの要素も入りながらアクション・シーンが繰り広げられるっていう。そのシーンが抜群にかっこよくて見入ってしまいますね」と語る。梶もまた、「ラスプーチンの存在感がすごいので、そこのシーンはすごく印象に残ってますね」と同調し、「キングスマン」シリーズに欠かせない、シリーズ全作の監督を務めるマシュー・ヴォーン監督が描くキレッキレの超過激なアクション・シーンが見どころなのだと話す。さらに梶は、同シーンについて、「個人的にはそのシーンのオックスフォード公のファッションや、服装や恰好も念頭に置いておいていただけると良いのかなと」と補足し、小澤も「確かに、声をあてててその時ちょっと恥ずかしかったもんね(笑)」と、そのシーンでは、ド派手なアクションに加え、シリーズらしさの感じられる、面白さの詰まっているのだと熱烈アピール! さらに梶は、「キングスマンらしさというところでいうと、ガジェットも見どころですね。隠し武器と言いますか。前作、前々作にも登場しましたけども、今回も健在ですので。いつ、どんなシーンに出てくるのかを楽しみにしていてもらえればと思います」とシリーズお馴染みのガジェットの魅力についても言及。「キングスマン」シリーズでしか見られない、思わず画面にくぎ付けになってしまうぶっ飛んだアクション・シーン、ウィットに富んだガジェットの数々は、ぜひ映画館の大きなスクリーンでご覧いただきたい!
親子を演じた2人の白熱したトークが続く中、ここでスペシャルゲストが登場。「漫才が紳士的すぎる」という理由でゲスト声優として大抜擢となった人気お笑いコンビ・ぺこぱの2人が、クリスマスをイメージしたスタイリッシュなスーツを着こなし、“ぺこぱサンタ”として応援に駆け付けたのだ! 早速、お決まりの挨拶でキメた2人に会場は大盛り上がり。本作で声優に初挑戦した感想について、松陰寺は、「初めてだったのでだいぶ苦戦しました。初めは“松陰寺語”でやってみたんですけど、そういうのじゃないですって言われて(笑)。まじめにやらさせていただきました!」と楽しそうに語る。すると小澤は「本当に出てました(笑)?」と意地悪にツッコミ。ぺこぱの2人は、「本当に出てたのかな?ってくらい自然にできていたと思います」(シュウペイ)、「あえて普段の自分のキャラを殺すことによって自然な演技ができたのかなと思います」(松陰寺)と反論し、自分たちが担当したシーンに胸を張りつつも、シュウペイは、「これまでで1番難しかったお仕事でしたね。本当に普段の自分じゃない感じで演じるって難しいんだなって。小澤さんや梶さんはすごいなって思いながら映画を観させていただきました」とメインキャストの日本版声優を務めた2人に、尊敬の念を示した。
するとここで、ぺこぱサンタの2人から小澤と梶の2人にクリスマスプレゼント!かと思いきや、実は主演を狙っていたという2人が、小澤と梶に“本当にキングスマンにふさわしいのか俺たちが判断する”と挑戦状をたたきつけた! 《キングスマンスタイ、クイズ》と銘打って。ステージ上にスーツを着用した2種類のトルソーが用意され、“どちらがキングスマンらしいスタイルか”を当てるというもの。そのクイズに対し、小澤は、「英国紳士風のスーツはカチッとしているイメージ。Bのほうだと少しカジュアル感がありますよね」、梶も「Aのほうがカチッとしているイメージがあるので……ここは、二人とも一致でAでお願いします」と回答し、見事正解! 続いて、本編でも登場するシグネットリングについてのクイズが出題。紳士的なスタイルの光る主人公が、オックスフォード家の家紋のついたシグネットリングを装着しているが、“紳士が唯一許されたアクセサリーであり、英国紳士のイメージも強いそのリングはどちらの小指につけるのが正しいか”という問いに対し、「全然分からないですけど、僕は利き手なので左手で」(小澤)、「僕は右利きなんですが、ポスターでは左の手の小指にはめられていた記憶があるので……左手で!」(梶)と回答し、見事正解。キングスマンを演じる者として2人揃って完璧な回答をキメた。松陰寺は、悔しそうにしながらも「悪くないだろう、正解」というお決まりのセリフで、ミッションをクリアした2人を祝福。小澤と梶は、見事“日本のキングスマン”との称号をゲットし、その証として、ぺこぱからキングスマン・マークのラペルピンが梶へ、本編でも活躍するステッキが小澤へ贈呈された。
お洒落なスーツ姿にガジェットも加わり正真正銘の“日本のキングスマン”となった2人は笑顔を見せ、改めて、クリスマスイブに公開を迎える本作。クリスマスの予定を問われると、「今年のクリスマスは、ちょうど朗読劇の本番中ですね。なので、きっとすごく緊張しているタイミングだと思います。もちろん、朗読劇を楽しみにしていただきつつ……やっぱりここは『キングスマン:ファースト・エージェント』をぜひ劇場でご覧いただればと! よろしくお願いいたします」(梶)、「僕も撮影が入っておりまして、稼働はしているんですけど、そうはいっても夜は妻とゆっくりしたいなと思っていますし、24日は『キングスマン:ファースト・エージェント』が公開しますので、ぜひ観に行っていただけたらと思います。」(小澤)、とクリスマスにはぜひ本作を観てほしいと念押しした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、最後に改めて、「鍵を握る役割だったりとか、細かく見ていただくと本当に素晴らしい絵だったりとか、そういうところを観ていただきたいなと思いますね」(シュウペイ)、「歴史好きの方から観ても見ごたえがあると思いますので、ぜひご覧ください」(松陰寺)、「本作では『キングスマン』という組織の誕生秘話が、ついに明かされます。シリーズ・ファンの方は必見ですね。そそれこら、本作はいわゆる“エピソード0”的な立ち位置。なので、初めて本シリーズに触れるという方にも、きっと楽しんでいただけるのではないかと。過去2作もご覧いただれば『キングスマン』ファンになってしまうこと間違いなしです! ぜひ公開を楽しみにお待ちください」(梶)、「エンターテインメント性の高い作品となっております。イギリスならではのウィットに富んだシーンとか、表の顔は紳士で、裏の顔はスパイという、そういう設定もワクワクさせられるものとなっております。ぜひ字幕版で観ていただいた後に吹き替え版も観ていただけたらより深く理解してもらえると思います。とても楽しい作品になっています!」(小澤)と待望の公開を迎える作品の魅力を熱く語り、本イベントは幕を閉じた。来週のクリスマスイブに迫った、超過激スパイ・アクションシリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』に乞うご期待!
(オフィシャル素材提供)
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