2021-12-06 更新
横田龍儀、高橋怜也、前川優希、立石俊樹、古谷大和、宮崎 湧、野口 準、本田礼生、赤澤 燈 / 田口 涼(MC)
(陳内 将はビデオコメントで参加)
2017年にイケメン役者育成ゲームとして誕生した『A3!』、2018年には舞台版MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(通称:エーステ)がスタートして絶大な人気を博してきたが、ついに『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』、『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』として映画化! そしてこの度、先立って公開を迎えた『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』の公開記念舞台挨拶が、12月4日(土)に東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、春組の佐久間咲也役の横田龍儀、碓氷真澄役の高橋怜也、皆木 綴役の前川優希、茅ヶ崎至役の立石俊樹、シトロン役の古谷大和、そして夏組の瑠璃川幸役の宮崎 湧、向坂 椋役の野口 準、斑鳩三角役の本田礼生、三好一成役の赤澤 燈、そしてMANKAIカンパニー支配人の松川伊助役の田口 涼(MC)が揃って登壇し、舞台挨拶の模様は全国160の映画館でライブ中継された。
登壇陣はそれぞれのキャラクターのイメージカラーを意識した装いを身にまとい、笑顔満開で登場! この日、残念ながら「夏組」のリーダーである陳内 将は欠席となり、赤澤が冒頭の挨拶から「夏組のリーダーの赤澤 燈です!」と宣言してその座を奪うかに見えたが、陳内は事前に収録したビデオで登場。しかも「ちょっと、大和! いま話してるから聞いて!」とスクリーン越しに時空を超えて古谷にツッコミを入れ、さらに前川演じる皆木 綴が劇中で脚本を書き上げるとバッタリと倒れるシーンに言及し「あの“コケ”をその場で見たくないですか、監督? 前川さん、見せてやって!」と前川に実演を要求するなど、不在にもかかわらず存分に存在感を発揮する。陳内の要求に対し、なぜか古谷がバッタリと倒れてボケて笑いを誘った後、前川が見事に、綴が倒れる劇中のシーンを再現すると、会場は大きな拍手に包まれた。
互いの組のシーンについて、感想を尋ねると、野口は春組について「これぞ『A3!』の始まり!という感じのスタートで、『A3!』ってこういうものなんだ、というのを感じられた」とコメントして、すかさず春組の面々から「(夏組で)一番しっかりしてる!」「カワイイ!」と喝采が飛ぶ。
赤澤も「舞台では描かれなかったビラ配りのシーンもあって、『A3!』が始まる!、と感じた」と語り、本田も「久しぶりにMANKAIカンパニーの(人数が)少ない状態を見て、ここから始まったんだな、と思った」と感慨深げに語る。
宮崎は「春組って、(夏組とは)違った意味での“狂気”を感じました」と意味深なコメントを口にすると笑いが起こり、登壇陣からは「良い意味での“狂気”ね(笑)?」などとフォローが入る。
こうした夏組の面々のコメントに対し、前川は「2018年に舞台が始まって、映画でもう1回、新しい環境で一から始まりをやれて、新鮮で、懐かしさもあったけど新しい挑戦というのを感じました」と語り、古谷は、高橋が本作で新たに加わったことに言及し、「いま、夏組の感想に怜也の話がなかったのが嬉しい。それだけ(高橋が)自然に溶け込んでたってことだから」と笑みを浮かべて語っていた。
その高橋は改めてエーステカンパニーへ加わったことについて「最初はドキドキでした! そして今もです……」と緊張した面持ちを見せていたが、横田は「撮影していくごとにみんなで話し合っていきました」とふり返り、高橋も「いつも言うけど、みんなが本当に家族みたいに接してくれました」と感謝の思いを口にした。以前から、高橋のことを知っている立石も「怜也は今回、初めてだけど、僕は少し後になって合流だったので、どうかな?と若干心配してたんだけど、現場に入った瞬間、(高橋が)なじみ過ぎてて、逆に僕だけ置いて行かれるような感じで(笑)、でも安心しました」と高橋だけが初参加とは思えないほど、全員で仲良く撮影に挑んだ現場をふり返った。
一方、春組の面々に、夏組のシーンを見ての感想を尋ねると、前川は「夏組に関しては特に海! みんなで浜辺を走ったり、合宿所が出てきたり、より深く、物語に入っていく感じもあったし、5人ともすごくかわいいなと思いながら観ていました」と語った。
横田が夏組のメンバーに「最初のシーンで天馬くんとギクシャクする感じを出すのは、もう関係ができている中で難しくなかった?」と尋ねると、本田は「プライベートではあんな感じですからね……」と食い気味に答え、他のメンバーからは「やめなさい(笑)!」と叱責が入る。横田によると、実は陳内は、このシーンのために楽屋でもあえてみんなと話をしないなど、工夫をしてたとのことで、本田も「いつも楽屋がうるさいので、そこはテーマとしてあった」とうなずいたが、宮崎だけはこの事実に「そうなんですか? なんかぎこちない雰囲気だと思ったらそういうことだったんですね!?」と驚いた表情を見せ、笑いを誘っていた。
また、古谷が真っ先に夏組の印象的なシーンとして「車が超かわいかった! 『A3!』の世界って全部かわいい! “かわいい”が“かわいい”を押してるって何!?って思った」と車をみんなで押すシーンをあげた。野口はあのシーンについて「実際に押してます!」と明かしたが、本田が「結構、重いから体重をかけないといけなくて……」と語ると、赤澤から「お前は押してねーだろっ!」とすかさずツッコミが飛ぶなど、ステージ上ではこの日も劇中さながらボケとツッコミが入り乱れ、ワチャワチャと仲の良い雰囲気が存分に伝わってきた。
また、宮崎は映画の撮影を振り返り「映像作品の経験が少ないので、準ちゃんと一緒に、天馬(陳内)のシーンは張り付いて演技の勉強をしてました。陳さんがオフの時も天馬のままでいてくれて、演技指導をしてもらいました」と語る。
夏組の他のメンバーからも、この場にいない“リーダー”陳内への感謝のコメントが。赤澤は「天馬は出番が多いので、早朝から撮影していることも多かったんですけど、ある時、僕が先に現場に入っている時、コーヒーを買ってきてくれました。思い返すと年上なんだなぁ……って(笑)。しっかりとしたリーダーです!」と冗談めかしつつ、感謝を口にする。本田も「すごく気を遣う人で、スタッフさんへの差し入れとかも忘れない」と語り、宮崎は「天馬がカレーを食べるシーンは、エモさが詰まってる! 天馬は野菜嫌いなのでニンジンをよけて食べてるんですよ」と指摘し、野口も「繊細なところまで意識してますよね。天馬が風を切って街中を歩くシーンを見たときは震えました」とそれぞれ撮影の内外における陳内の存在の大きさについて語っていた。
また、MCを務めた田口は、この日も自由奔放にしゃべって収拾がつかないメンバーを見遣り、「いまも一人だけ大変(苦笑)!」と語りつつ、「いいのよ。みんなが楽しそうにしゃべっているのが俺の幸せだから」と優しく微笑む。撮影についても「夏組の合宿に連れて行ってもらって、仲間に入れてくれる優しさを感じました。6人でいるときは、支配人ともたまにはちゃんとしゃべってやろう、というのが伝わってきて(苦笑)、エーステのカンパニーにいていいんだな、と感じました」と自虐を込めつつ語り、会場は拍手に包まれた。
ちなみに、前日の12月3日(金)に封切られた本作だが、この舞台挨拶の時点で既に2回目、3回目という熱狂的なファンも会場に訪れていた。横田は最後の挨拶で「僕たちは、今日観ていただいたように素敵なキャストが揃っていて、役を演じている時も本当に素敵です。みんなが素敵なので、ひとりひとりを観ていただけたら嬉しいです。これからも『A3!』を、エーステを、エームビを愛していただけたらありがたいです。これからも満開に咲かせてください!」と呼びかけ、盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)