2021-12-23 更新
松本 潤、香川照之、杉咲 花、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、木村ひさし監督
この度、『99.9‐刑事専門弁護士‐ THE MOVIE』の完成を記念して完成披露試写舞台挨拶が実施され、松本 潤、香川照之、杉咲 花、に加え、ドラマシリーズから引き続きの出演となる片桐 仁、馬場園梓、杉咲と同じく今回「99.9」初参加となる西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、木村ひさし監督が、「99.9」カラーの青色の大階段から盛大に登場! 12月30日(木)の公開を控え、撮影後初めて勢揃いするキャストたちの豪華登場を、一般の観客500人が盛大な拍手で迎えた。映画初お披露目を前に、本作への熱い想いや、本作ならではの撮影秘話を語った。
型破りな弁護士・深山大翔を演じた松本 潤は、一般のお客様に初披露となることに「16年から(シリーズが)スタートし、5年かけて映画になりました。観ていただけることがすごく嬉しい」と呼びかけ、「昨年末の嵐の活動休止後、少しゆっくりしてからのリスタートがこの作品であったこと、おかえりと言ってもらえる感覚がとてもありがたかった」と、観客を見渡しながら感慨深く語った。
利益優先の弁護士・佐田篤弘(さだ・あつひろ)を演じた香川照之も「満員の劇場を見るのが2年ぶりぐらい。それがこの作品でよかった! 本邦初公開ですので、存分に楽しんでほしい」と観客に語りかけた。
続けて、新たに「99.9」に加わったヒロイン、新米弁護士・河野穂乃果(こうの・ほのか)を演じた杉咲 花は「一視聴者として見ていたシリーズに、自分も参加させていただき、嬉しいです。私のインパクトの強いキャラクターをどう見てもらえるか、反応も楽しみです」と満面の笑み。
謎の弁護士・南雲恭平(なぐも・きょうへい)を演じた西島秀俊は初参加の感想を「木村組は何本か参加させていただいていますが、この現場は異質でした(笑)。アドリブもすごいですし、ダイナミックで刺激がありました」と語り、松本は西島との初共演について「この作品は真面目ではあるのですが、笑いに包まれたポップな作品なんですよね。それを映画らしい仕上がりにしてくれたのは西島さんのおかげです」と感謝し、香川も「我々がじゃれているところを、ぶった切って本筋に戻してくれましたからね」と同意した。
毒物ワイン殺人事件が起きた村の青年・重盛 守を演じた道枝駿佑は「(なにわ男子)デビュー前に撮らせていただき、デビュー後に公開となるのは、とてもありがたい経験でした。皆さんがこだわりぬいた作品に携われて嬉しかったです」と語り、南雲恭平の娘・南雲エリを演じた蒔田彩珠は「台本はあってないようなものでした(笑)。ちゃんと覚えてはいくけれど、タイミングよく言えないこともあって……」と言うと、松本がすかさず「なんかスミマセン」と謝罪する場面も。
「99.9」シリーズおなじみのパラリーガル・明石達也を演じた片桐 仁は、おなじみの「明石、行きまーす!」と挨拶、明石のここに注目してほしい!というポイントを尋ねられると、自身で制作したモアイをかたどったスマホケースを見せながら「モiPhoneが登場します!」と一言。それに対し松本が「今日来てくれたお客さんの中から1名様にプレゼントするんでしょ?」とツッコむ場面も。さらに松本は「今回、明石は深山との相棒感がかすんでいるんですよね(笑)」とタダならぬ発言をし、「穂乃果と明石の対立も楽しめます」とニヤリ。
同じくパラリーガルの中塚美麗を演じた馬場園梓は「親戚が集まったような温かい現場。ある時、西島さんが現場で本読みしているときに雨が降ってきて、香川さんがそっと傘をさしてあげたら、それを見ていた松本さんが香川さんに傘をさしてあげてたんですよ。そんな幸せな時間でした」と挨拶し、唐揚げ好きな馬場園について香川は「(馬場園さんといると)油の中の鶏肉のように柔らかくなるんですよね」と独特なたとえをもちいて笑いを誘った。
本作でメガホンを取った木村ひさし監督は映画化にあたって進化した部分を「再現シーンが面倒で(笑)。大変手間をかけているのでぜひ楽しみにしてほしい」と語ると、松本が「再現をしっかりやるところが99.9らしいですよね」とフォローした。
作品のテーマに絡めて「99.9%逆転不可能な事件に挑むというテーマにちなみ、ご自身の中で99.9%揺るがないもの」の話題になると、松本「蕎麦を塩で食う。いきなり(つゆに)つけない。作り手にリスペクトをこめて」とマイルールを披露し、香川は「隣が空いていない劇場で、お隣のお客様の笑いに触発されて笑いが何倍にもなる。それをこの作品で生み出せることがありがたいですし、これをステップに次回作を99.9%みんなとやりたい」と真面目に語ると、松本が「明石は今回殉職するから出ない」とおちゃらけて、片桐を慌てさせた。
杉咲は「毎日絶対3食たべる」から食べ物の話になり、西島も「この時期は干し芋が家に常備されている」と語り、香川から「この人の外見に騙されちゃダメですよ、現場では甘いものばかり食べてますからね」と暴露される場面も。
道枝は「湯舟に30分以上つかる」といい、松本からすかさず「そうすると(身長)伸びるの?」とツッコまれつつ、YouTubeや音楽を聞きながらリラックスタイムを過ごしているとプライベートを語った。
蒔田は「時間は短くても睡眠の質にこだわる」、片桐は「朝300mlの白湯を飲む、お通じがよくなった」と健康つながりで、最後は馬場園が「唐揚げの下味にこだわる、塩こうじに30分以上つけるとお肉がやわらかくなる」と独自路線を行った。
公開までいよいよ1週間となり、まもなく日本全国に広がっていく本作について、杉咲は「みんなを笑顔にする素敵な作品です」と言い、香川は「99.9といえばオヤジギャグですからね! オヤジギャグを見直していただいて、オヤジギャグの輪を広げていきたい」と語り、隣で笑っている松本に「君もおじさんだからね!」とばっさり。すると完全同意という姿勢で「道枝くんのダブルスコアだからね、おじさんですよ」と言うと、香川はハッと気づき「私は道枝くんの3倍じゃないか。おじいさんだった」と杖をついた振りをして見せ、松本は「3世代で楽しめる作品ということですね」とうまく締めてみせた。
最後に「ようやく劇場に足を運びやすくなってきましたので、年末年始にこの映画を、ぜひ家族や友人と楽しんでいただくコンテンツにしていただきたい」とアピールし、会場は温かい拍手に包まれた。
(オフィシャル素材提供)
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