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『フラ・フラダンス』
完成披露試写会

2021-11-04 更新

福原 遥、美山加恋、富田望生、前田佳織里、陶山恵実里、山田裕貴、ディーン・フジオカ、水島精二総監督

• 作品紹介

　アニメーション映画『フラ・フラダンス』の完成披露試写会が都内で行われ、満員の観客を前に、福原 遥、美山加恋、富田望生、前田佳織里、陶山恵実里、山田裕貴、ディーン・フジオカ、水島精二総監督が舞台挨拶に登壇した。

　本作は、福島県いわき市のレジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」のダンシング・チームがモデル。念願のフラガールとなった主人公と仲間たちの絆と成長が描かれるオリジナル・アニメ。『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダム00』の水島精二が総監督を務め、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『きみと、波にのれたら』の吉田玲子が脚本を担当した。

　最初に、キャスト陣の登壇に先駆けて本物のフラガールたちが美しい花々で飾られた舞台でフラダンスを披露し、会場を魅了した。

　キャスト陣はみんな笑顔で登壇し、一人ひとりが「アロハー！」と手を振りながら挨拶。主人公の新人フラガールの日羽役を務めた福原は「目標に向かって頑張ることの大切さや仲間たちとの絆をこの作品から感じて、勇気や前向きになれる気持ちをもらいました。明日も頑張ろう、一歩踏み出してみよう！と思っていただける作品です」と熱くアピールした。

　３歳からフラダンスを習っていたという美山は「この作品に縁を感じています。一緒に踊りたくなっちゃうぐらい、迫力のあるダンス・シーンもたくさんあるので、そちらも楽しみにしていただけたら……」と呼びかけ、出演への強い意気込みを明かした。

　フラガールたちのダンスに感動したという女優の富田は、自身の地元・福島県いわき市を舞台とした作品に参加できた喜びを話しているうちに涙をぽろぽろ。「フラガールという、私が初めて憧れを持った女性が注目される映画。こうして完成をご報告する日がきて本当に嬉しいです」と語り、感激もひとしおの様子だった。富田は、日羽の同期でチームのムードメーカー・滝川蘭子の声を担当している。

　福島県出身だというディーンは、今作で声優デビューを果たした。「新人声優のディーン・フジオカです。とても思い出に残る、意味のある作品に参加できたことをとても光栄に思います」とテンション高めに挨拶して会場を沸かせた。

　水島監督の大ファンだと明かした山田は、「バイトをしながら養成所に通っていた」頃に、水島監督の『機動戦士ガンダム00』を観て、「魂のエネルギーをもらった」と興奮気味に語り、フラ・フラダンスについては、「観ると元気がもらえる作品です。僕自身ハードな１日を過ごしたあとにこの作品を観たら自然に笑顔になれた……。ここにいない人たちの力も結集してできた作品です」と熱くアピールした。

　新人時代の奮闘が描かれる映画にちなんで“新人時代の失敗”について聞かれた福原は「小１の頃からお仕事させていただいているのですが、かなりの人見知りでした。スタッフさんの目もあまり見られないくらい……。スタッフの皆さんが、わたしが緊張しないように遊ぶ時間やコミュニケーションをとる時間を作ってくださったので、そこから心を開いて話せるようになりました」と回顧し、人との絆の大切さを語った。

　最後に福原は「たくさんの愛が詰まった映画です。仲間がいることで、夢に踏み出せるんだという熱いエネルギーを受け止めていただければ……」とメッセージを送った。

（取材・文・写真：福住佐知子）

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