2021-10-31 更新
登壇者:河中奎人、青柳尊哉、田口清隆監督
フォトセッション時参加:上條つかさ、千々岩北斗、波多野美希、中野杏莉、安保 匠、カンナ、相馬絵美、大村 織、甲川 創、青山真利子、栗橋 勇
「ウルトラマン」シリーズやドラクエを題材とした本田 翼主演ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」等で知られる監督・田口清隆が、俳優ワークショップを舞台にSF要素を盛り込みイカれたZ級作品へと仕立てた映画『12人のイカれたワークショップ』が11月19日(金)より全国順次公開となる。本作の公開を記念して、主演での映画デビューとなる河中奎人、『ウルトラマン』シリーズのジャグラスジャグラー役で人気を博し本作ではナレーションを務める青柳尊哉、そして特撮シーンにおける若きキーパーソン田口清隆監督が登壇する完成披露試写会を開催し、フォトセッション時には12人のキャスト全員が集結した。
上映後、田口清隆監督と主演の河中奎人、そしてサプライズゲストとして、ナレーションを担当する青柳尊哉が登壇した。
映画の内容について田口監督から「コロナ禍では絶対できないような顔の近さ、唾の飛ばし方、ひどいことになってますけど(笑)」と語ると、主演の河中は、「ただの京都の大学生だったんですけど、ワークショップも、映画も、本当に全てが初めてでした」と撮影当時を振り返った。
その後の状況を聞かれた河中は、京都から上京し現在は役者として活動していると語り、本映画の元となったワークショップがまさに人生の転機になった様子。田口監督からも、自身が監督する「ウルトラマン」シリーズにて、キャストとして河中を始め本作の出演陣を度々起用しているというエピソードを披露した。
また田口監督からは自らも劇中に登場していることについて、「言い訳しておくと、皆を叱咤激励するための芝居をしているのであって、普段の現場では怒鳴ったりしませんので」と語った。すると青柳から、「映画のラスト付近で見せる笑顔のほうが素の田口清隆監督ですね」とのフォローが。
映画の後半に登場するSFホラーパートの撮影について聞かれた河中は、「本当に長かったんですけどあっという間の一日で、役者を続けていこうという気持ちになった、人生が180°変わった体験だった」と振り返った。
田口監督からは、「このSFホラーパートは、ある一日の出来事を撮っている。実際の撮影も、朝出発して翌朝まで、約24時間かけて撮った。本当は1泊2日でやるプランもあって宿泊所もあったんだけど、一日開いちゃうと多分テンションが保てない。とにかく1日でぶっこんだ。キャストもスタッフも限界まで体力を使って、映画のラストに登場する自分は記憶が半分ない、脊髄反応で動いている」と壮絶な撮影だったことを明かした。
続いてのコーナーでは、完成披露試写会へ来ているクラウドファンディングの支援者の方への御礼メニューとして、劇中に登場する超能力的なパワーである“理力(りりょく)”を使って指名のキャストを倒せる、というアトラクションが行われた。そのメニュー権を持つ一人の男性の支援者は、本映画のヒロインの一人である波多野美希を指名し、波多野も壇上へ。支援者の男性が手をかざし念を送ると、苦しみながら倒れ込む波多野。それを見た場内からは拍手が起こった。その模様を見ていた青柳からは、「このイベントの記事見ている人からしたら、いきなり“理力”とか言われても訳分かんないよな(笑)」とのツッコミも。
最後に各登壇者から締めの挨拶として、河中は「この映画はキャスト12人、監督、スタッフが、命を削って作った映画。皆さんに広がって届いて欲しいと心から思っていますので、よろしくお願いします」、波多野は「クラウドファンディングでのご支援ありがとうございました。やっと上映が出来るのでとても嬉しく思っています。よろしくお願いします」、青柳は「この映画が出来上がってナレーションを入れたり、拝見しながら、自分自身俳優としても“もう一回頑張ろう”と思ったり、日々の生活の上でも“苦しいことが多いなぁ”と思った時に、背中を押してくれる瞬間が多い映画になったと思います。ぜひ、いろいろな方に薦めていただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします!」、田口監督は「この映画では、島崎 淳という者にもう一人監督をやってもらいました。僕はほとんど出演者に近くて、この映画は島崎が、12人の人生の重さを編集しながら、心と命を削って作った映画です。すごい力の強い作品になったと思いますので、ぜひとも周りの方に薦め下さい」とそれぞれ語り、完成披露試写会の舞台挨拶は幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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