2022-01-14 更新
佐藤二朗、琉球風水志 シウマ
韓国映画界の鬼才ポン・ジュノも認めた日本映画界の新たなる才能・片山慎三監督による先読み不可能な衝撃作『さがす』(1月21日公開)。その公開直前イベントが1月13日(木)に都内で行われ、主演の佐藤二朗、そして未来を予測する先読みのプロである琉球風水志・シウマが参加した。
「指名手配犯を見た」と告げて、愛娘を一人残して消えた父・原田 智を演じた佐藤。「今日は終始お笑いなしで!」と真剣モードを宣言するも、本作公開残り1週間を切った心境について「皆さんに観ていただけるというのは感慨深い……あれ?なにを言おうとしたんだ? まあ、どんな質問も感慨深いと言っていれば大体大丈夫だな」と早速笑わせた。
一方のシウマは、先読み不可能なストーリーが魅力の本作について「先を読もうとしても読めない映画。展開が面白い。共感できる部分も多いのでフラットに見てほしい」と感想。それに佐藤は「先読みできないエンターテインメントの部分もあるし、家族愛もある。誰にでも起こりうる、でも誰だって起こってほしくないことを描いているので誰もが重ね合わせることができる」と共感していた。
イベントではシウマが、本作キャスト・監督の名前の画数・生年月日・携帯電話の下四桁の合計数をもとに、性格診断や2022年の運勢を占う企画を実施。佐藤はシウマが事前に占った結果から、それが誰のことを指しているのかを当てるクイズに挑戦した。
まずは「上昇志向が強く、独特なスタイルがある。また、それを貫く強い意志を持っている。2022年は賞を獲得する可能性大!」という占い結果。これに佐藤は「片山監督だと思う。彼には日本映画界の至宝になってほしいから」と期待。そして「明るくよく喋る元気な人で、ピンチに強くコミュニケーション能力が高い。2022年は腰痛と胃痛が弱点なのでケアが必要」という占い結果には「(指名手配中の連続殺人犯・山内照巳役の)清水尋也くんかな。誰に対しても明るくてコミュニケーション能力が高い好青年だから」と予測。最後は「優柔不断な一面があり、無理!と思ったらすぐに諦めてしまうことも。2022年は金運がやや低め、自分や仲間のために使うと吉」という占い結果で、佐藤は「優柔不断……これは俺だな」と自己分析した。
果たしてシウマが占ったのは誰なのか? その人物とはなんと、すべて佐藤二朗のことだった! 今回の占い結果についてシウマは「名前の画数の中に13という数字を持っている人は、明るく元気によく喋るし、常に面白いことだけを優先したいという気持ちが強い。このイベント前の様子を見ても、佐藤さんにピッタリと当てはまっていて答え合わせができた。また7日生まれは個性派で自分のスタイルを貫く。それを貫きながらずっと喋って面白いことを探しながら生きている」と解説した。
当の佐藤は「2022年は賞を獲得する可能性大!」という占い結果に注目。なんでも主演ドラマ『ひきこもり先生』(21)がNHK編成局長特賞を受賞したとの報を受けたばかりだそうで、「この後にツイートする予定だったんだけれど……シウマさん、当たっているよ!」と早速の的中ぶりに驚きを隠しきれない様子。「『さがす』もビックリするくらい各界から絶賛激賞の声をいただいているので、何かの賞を獲れればいいな」と期待をのぞかせた。
また“精神年齢8歳の52歳児”を標榜していたが、過去に“精神年齢は6歳”とも占われたことがあるという佐藤は、シウマにも自らの精神年齢を分析してもらうことに。その結果は「中学生。物事をしっかりと考えるけれど、どこか抜けている。みんなを楽しませようという中学生の人気者気質がある。でも15歳がマックスかな」というもの。これに佐藤は「わりとリアルだね。普通だったら“中学生かよ!”となるけれど、以前6歳と言われたことがある僕としてはガッツポーズですよ。これを機に一気にジャンプアップの年にしたい」と妙に納得。ちなみに佐藤には「少しは落ち着きたい」という願望もあるようだが、すかさずシウマから「無理ですね!」と断言されると「高校生に進級させて~!」と悲鳴を上げていた。
最後にシウマは本作について「この映画は今年の運気に沿ったような作品だと思った。以前より、2022年は家族など身近な人の間でトラブルが起こりやすい年と占ってきた。『さがす』で描かれる内容と一致している。2022年のテーマになりそうな作り方をされているので、制作者の方々は先を読んでいるのかな?と驚いた」と今年一年を表す重要作だと絶賛。佐藤も「雰囲気からして重い映画だと思われがちだけれど、先の読めないスリリングな展開のある、観ていて飽きない映画。映画ファンもそうでない方にも楽しんでもらえるはず」としっかりアピール。すると佐藤は「どうですか? 最後に落ち着いて締めましたが、これで精神年齢は上がりますか?」と期待するも、シウマからは「まだ中学生です」と期待した答えは得られず、「すっごいキッツイ!」とオーバーに嘆いていた。
(オフィシャル素材提供)
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