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『DIVOC-12』完成披露試写会

2021-09-18 更新

松本穂香、小関裕太、藤原季節、ロン・モンロウ、藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督

DIVOC-12divoc-12 ©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
10月1日(金) 全国ロードショー

 12人の監督と豪華キャストの共演による12本の短編からなるオムニバス映画『DIVOC-12』(読み方:ディボック-トゥエルブ)が10月1日(金)に全国公開する。12作品全てが完全オリジナル・ストーリーで紡がれる未体験エンタテインメントとして完成した本作は、12人の監督と豪華キャスト陣が“映画の力を信じて”作り上げた、唯一無二の作品だ。

 この度、本作の完成を祝して松本穂香、小関裕太、藤原季節、ロン・モンロウ、そして映画監督の藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督が9月14日(火)、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた本作の完成披露試写会に登壇した。


 プロジェクト発表から約1年。ついに『DIVOC-12』が完成した。『名もなき一篇・アンナ』監督の藤井監督は「短編から監督としてのキャリアをスタートさせて15年が経って、また短編映画が撮れると思うとワクワクした」と声を弾ませ、これがスクリーン・デビューのロンには「粘り強く撮影についてきてくれた。過酷な撮影の中にあっても、ロンちゃんは明るく太陽のような存在でした」と絶賛。ロンは「撮影ではたくさん勉強をさせてもらい、感謝しています」とプロジェクト参加への喜びを伝えていた。さらにロンは、女優としての先輩・松本に「役作りの秘訣は何ですか?」と興味津々に質問。松本は恐縮しつつも「その役がどんな人生を送ってきたのかを想像する。想像力を働かせることが秘訣」と演じるキャラクターを立体化する上での秘訣を伝授していた。


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 『ユメミの半生』監督の上田監督は「小関君は会う前から台本について連絡をくれたり、現場では銃を持ってカッコつけたりしてみんなを笑わせてくれた。真面目だし、笑わせてもくれる素晴らしい俳優。穂香ちゃんはユメミという役柄を脚本以上に膨らませてくれて、生きたユメミを演じてくれました」と太鼓判。小関は「僕もユメミを演じる穂香ちゃんが脚本を超えてきたのは感じていました。オーバーなシーンでは恥ずかしくなる自分がいたけれど、穂香ちゃんには笑みが一切なかった。それを見て自分も集中しなければと背筋がピンッ!と伸びました」と真剣な松本に感謝するも、当の松本は「……私は一切記憶にない」と苦笑い。まさかの肩透かしに小関は「ウソ! 僕はだいぶ引っ張ってもらったけどなあ」と照れていた。


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 『よろこびのうたOde to Joy』監督の三島監督は、「富司純子さんは存在自体が映画。それと同じ熱量で相手役として挑めるのは季節君だと思った」と大女優との“競演”に感激し、役柄の設定に合わせるべく宮城県南三陸町で独自に役作りをしたという藤原に「きちんと役の人生を生きようとしてくださったのは監督としてこの上ない幸せ。自分にとって人生の宝のような映画になりました」と感動。そんな三島監督の言葉に号泣の藤原は「自分にとって今回の現場は出会いの場。自分自身が救われたように思う。極寒の海で這いつくばりながら役を生きようとした富司さんの姿を見て心が震えました」と熱い涙を流しながら報告していた。


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 『DIVOC-12』は12の監督と豪華キャストの共演により生まれた12本の短編からなる未体験のエンタテインメント作品。藤原はオススメ作品として『ユメミの半生』を挙げて「暴れっぷりがスゴイ!『よろこびのうた Ode to Joy』を観た後だと、感情が混乱します。思い出し笑いしちゃうくらい面白い」とお気に入り。一方、小関は山嵜晋平監督の『YEN』、松本は「物語が始まってすぐに好きだと思った」とふくだみゆき監督による『魔女のニーナ』を一押しに。ロンは志自岐希生監督・石橋静河主演の『流民』を「演技がすごく素晴らしかった。いろいろな表情を見ることができて演技の勉強になった」とプッシュしていた。

 イベント後半では『名もなき一篇・アンナ』に出演する横浜流星からサプライズでビデオ・メッセージが上映された! 横浜は「この状況下の中でいろいろなことを感じてる人がいると思う。そんな方々にこの作品を通して光を照らすことができたらいいと思うし、背中を押せたらいいと思う」などとコメントを寄せた。藤井監督は「久しぶりに流星と一緒に映画を撮れて嬉しかった。彼の好きなところは変わらないところ。昔から人間としての純粋さが変わっていないのが彼の武器」と横浜の魅力を分析。共演したロンも「横浜さんはみんなに優しい」と人柄に惚れていた。

 最後は、全国公開に向けて3監督がメッセージを込めた。「コロナ禍の不安な中でこの企画を聞いた時は、砂漠の中に一輪のバラを見つけたような気持ちになった。みんなで育てたバラを皆さんの心の中でも育ててほしい」と三島監督が語ると、「テーマもジャンルもバラバラの12本。普段見ないようなタイプの映画にも出会えるはず。刺激を受けてほしい」と上田監督も続き、最後に藤井監督は「12人の監督と12本の物語の中から、自分の好きな一本を見つけてほしい」とコメント。それぞれが全国公開を待ちわびていた。



(オフィシャル素材提供)



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