2022-04-23 更新
2021年東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式出品され、同年の釜山国際映画祭アジア映画の窓部門で《キム・ジソク賞》を受賞した『義足のボクサー GENSAN PUNCH』の日本版予告と本ポスターが一挙解禁となった。
解禁された予告編は、フィリピンのリングに上がる尚生(尚玄)の姿を追う。ボクサーとして実力があるにもかかわらず、“義足”であることから日本で叶わなかったプロの夢を追いかけて、彼はこの地でリングに立つ。「その足はどうした」――コーチとなった元世界チャンプのルディ(ロニー・ラザロ)は驚くが、「ライセンスの条件はアマチュア戦で3連勝だ」と声をかけ、激しいトレーニングを開始する。だが、尚生の身を案じたルディは、対戦相手に金を渡してしまう。「なぜ金を渡した!」と怒りをあらわにする尚生に、コーチは「怪我なく勝たせたかった」と涙ぐむ。
「俺は自分の力で勝ちたかった!」と更に激しいトレーニングを続けた尚生は、「今度は自力で勝つ」と誓って運命のリングに上がるのだが……。カンヌ国際映画祭受賞監督ブリランテ・メンドーサが描く“不条理と希望”、国際派俳優の尚玄の魂を揺さぶる熱演が炸裂、感動ドラマの誕生を予感させる予告編となっている。
同時解禁された日本版ポスターは、バンテージを巻いた拳を構えた尚生が、眼光鋭く相手を見据える姿が強烈なビジュアルとなっている。「義足のため日本でプロの夢を絶たれた男がフィリピンでプロボクサーを目指す感動の実話」のコピーが配されている。主演だけではなくプロデューサーのひとりとして名を連ねた尚玄は、10キロ以上も減量してストイックなボディを作り上げ、国際的なプロジェクトを実現させた。
それでも夢を追い続ける。初夏、『義足のボクサー GENASAN PUNCH』が日本列島に爽やかな感動を届ける。
(オフィシャル素材提供)
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