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2022-09-02 更新

英題:A MAN
ある男aruotoko
©2022「ある男」製作委員会

イントロダクション

 第70回読売文学賞を受賞し、累計19万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説「ある男」が待望の映画化、そして2022年に全国公開することが決定した。

 本作は、映画化もされた「マチネの終わりに」(2016年刊行)に続く作品として、2018年当時、平野啓一郎氏により発表された渾身の文学作品。常に「現代」を直視し、その最先端で思考し続けてきた著者の小説家デビュー20年目の到達点。

 監督は、『愚行録』(17)でベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出され、『蜜蜂と遠雷』(19)では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など多くの賞を受賞し、国内外で高い評価を得る石川 慶。脚本は、『リアリズムの宿』(03)、『リンダリンダリンダ』(05)、『マイ・バック・ページ』(11)、『聖の青春』(16)など、数々の話題作を手掛けてきた向井康介。石川監督とは『愚行録』に続き2本目のタッグとなる。

 主人公の弁護士・城戸章良(きど・あきら)を演じるのは、シリアスからコメディまで多種多様な役を演じ、邦画界に欠かせない存在として話題作への出演が途切れない妻夫木聡。石川監督とは『愚行録』「イノセント・デイズ」に続き、本作で3度目のタッグとなり、今回は初の弁護士役に挑む。城戸に夫の身元調査を依頼する谷口里枝(たにぐち・りえ)役に、『0.5ミリ』『百円の恋』『万引き家族』など数々の作品で異彩を放ち、国内だけに留まらず海外でも高い評価を得る安藤サクラ。映画への本格出演は、『万引き家族』以来、4年ぶりとなる。里枝の夫となる谷口大祐(たにぐち・だいすけ)を演じるのは、映画だけでなく、NHK連続テレビ小説「エール」で主演を務めるなど幅広く活躍し、人気・実力とも兼ね備える俳優・窪田正孝。さらに、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、そして柄本 明といった日本を代表する豪華俳優陣が顔を揃えた。

 人は心に深い傷を負っても、愛し直し、そしてまた愛にたどり着けるのか――。

 芥川賞作家・平野啓一郎氏の最高傑作×今最も注目を集める新鋭・石川慶監督×日本映画界屈指のオールスターキャストで贈る「愛」と「過去」をめぐる珠玉の感動ヒューマン・ミステリー。

 海外映画賞も視野に入れた、2022年を代表する良質な映画作品として、すべての人へ届けられる。


aruotoko

ストーリー

 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から奇妙な相談を受ける。里枝の亡くなった夫「大祐」の身元調査を頼みたいと言うのだ。

 里枝は離婚を経験後、子どもを連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が訪れ、遺影を見て「これ、大祐じゃないです」と言い放つ。愛したはずの夫「大祐」は、まったくの別人だったのだ……。

 城戸は、“ある男”の正体を追う中で様々な人物と出会い、衝撃の事実に近づいていくと、いつしか城戸の中にも他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく――。


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(2022年、日本、上映時間:121分)

キャスト&スタッフ

原作:平野啓一郎「ある男」 ※ 9/1文庫版(文春文庫)発売
監督・編集:石川 慶
脚本:向井康介
音楽:Cicada(Taiwan)
出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本 明ほか

企画・配給
松竹
11月18日(金) 全国ロードショー

■ 公式サイトhttps://movies.shochiku.co.jp/a-man/ (外部サイト)



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