2021-08-06 更新
ホロコーストに加担したノルウェーの最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』(8/27(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開)。この度、幸せの頂点から一転、チャールズと妻ラグンヒルの激動の別れまでを描いた本編映像が一部解禁となった。
本作は、ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた知られざる衝撃の実話である。ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは同じノルウェー人であり、その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか……。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なブラウデ一家を通して描くことで今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける、感情を大きく揺さぶる壮大なドラマとなっている。
出演は、『獣は月夜に夢を見る』のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスほか。監督は、『HARAJUKU』で国内外の高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン。
今回解禁となった本編映像は、1942年10月26日の朝、チャールズ・ブラウデ(ヤーコブ・オフテブロ)が新婚生活を送っている妻ラグンヒル(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)との甘い生活から、警察に逮捕されるまでの衝撃的なシーンとなる。
朝目覚めると小鳥に話しかけ、ベッドの中で新しい新居について相談するラグンヒル。新婚の二人にはとても幸せな時間だった。しかし、突然ドアを叩く音と共に「警察だ」の声が! 動揺するチャールズに「何をしたの? 夫として無責任だわ」と責め立てるラグンヒルだったが、ドアを開け何も説明しない警察に不安げな表情を見せる。チャールズは警察に「2分だけ時間をくれ」と言うと、ラグンヒルに「必ずすぐ帰る。愛しているよ」と言葉を残し連行されてしまう。信じられない出来事にラグンヒルは涙を浮かべ立ちすくむのであった。
チャールズを演じたヤーコブ・オフテブロは、可憐で献身的かつ強い女性を演じた妻役のクリスティン・クヤトゥ・ソープについて「良い共演シーンがたくさんありましたし、おっしゃる通りラグナヒルというキャラクターの性質をバランスよく完璧に演じていたと思います。とても才能のある俳優です」と共演できてとても嬉しかったと大絶賛!
解禁されたラブ・シーンについても「もちろんたくさん話し合いました。実際の2人がどんな人物だったかとか、どんなカップルだったのかとか。彼女とはとてもやり易かったです。直感的に演じることができる人で、アドリブも得意です」と振り返っている。
(オフィシャル素材提供)
関連記事