2021-07-21 更新
松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、早乙女太一、斎藤 工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、白石和彌監督、柚月裕子(原作者)
第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした映画『孤狼の血』(18)。その続編『孤狼の血 LEVEL2』が8月20日(金)に公開となる。それに伴い、一夜限りの完成披露プレミア、孤狼祭-コロフェス-が行われた。イベントは全国映画館296館へ、生配信。Twitterのトレンドランキングに「#コロフェスなう」や「#松坂桃李」が上がるなど、大いに話題になった孤狼祭-コロフェス-。大の孤狼ファンのケンコバことケンドーコバヤシがMCを務め、松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬をはじめとするキャストのトークで大いに盛り上がりを見せた。
主人公・日岡を演じた松坂桃李には前作の比較映像を出しながら、エリート刑事から一匹狼の刑事と言われるようになったギャップについて話した。「作品の中では前作から3年の月日が経った設定なのですが、現実世界も3年の月日が経っていたんです。前作の最後に役所さんにいただいたジッポライターをお守りのように持ち続け、続編に全部ぶつけようと心にずっと秘めていました」と役どころを熱く語った。宿敵・上林を演じる鈴木は今回の役について「日岡を追い詰めていく、完全に攻めの演技でした。ある意味悪役の醍醐味ですね。ここまで攻めだけの役も今までなかった」と話すと、ケンコバは「役が抜けていなかったら共演NGです(笑)!」と言い笑いを誘った。
次にチンタという役について村上は「若さゆえに引かない役、回りのエネルギーが超人的すぎたので普通の人に見えるかもしれないが、日岡、上林どちらにも関われる役で貴重な体験ができました」と話した。またチンタの姉・真緒役を演じた西野は「完全にやさぐれた役ですね。みんなにびっくりしたと言われます。地毛をブリーチしたのも初めてで。でも私は新鮮に演じられました!」と本作にかけた意気込みを力強く話した。
斎藤 工は「違う現場で、松坂さんがジッポライターを持ち続けているのを見て、続編に対する気持ちがヒシヒシ伝わってきた。上林さんはアベンジャーズのサノスレベルのヴィラン感があって半端がない」、早乙女も「この怖い世界に自分は踏み込んでいいのか迷ったが、参加させていただけて光栄です」と“孤狼の血”ブランドについて熱く語った。
また、強烈な個性を持つキャラクターが様々に登場! 近田幸太(通称:チンタ)役を演じるのは村上虹郎。日岡のスパイとして上林組に潜り込む緊張感のある役柄を村上がどのように演じるのだろうか。また、そんなチンタの姉であり、スタンド「華」のママ・近田真緒役を演じたのは西野七瀬。清純派なイメージから一転、スナックのママを演じるにあたり地毛を明るく染め、気合十分で本作に参加した。
ここで「役所さんの代わりの役だと思ったと聞きましたが?」と振られた吉田は「その話は忘れてください、本当に(笑)。でも役所さんが死んだから、次は俺か!と思ったというのは本当」と話し会場を笑いの渦に巻き込んだ。続けて、滝藤は「前作でコテンパンにやられたので、やり返したろうと思っていたが、初恋の人にあったみたいな感じになったんです。本当に」と話し、またまた~!と一同突っ込み。最後に中村は「クランクイン初日、鈴木さんと同じシーンだったんですけど、怖くて足がすくんでました」と話し、作品を支える大物俳優の余裕のボケにチームは一気に和やかな様子に。
ここで一般の方からの質問、大変だったシーンについて松坂は「亮平さんとの撮ったあるシーンが3日かかった。体力的にも精神的にもお互いきつかったし、血と汗といろいろなものが出ながら走り抜けた感じです」、鈴木は「やり終わったあとは戦友感があったし、認め合った感があった。やりあった我々にしか分からない日岡と上林があったんじゃないかなと思います」と熱く語った。
ここから、特別コーナー「日岡vs上林 たいぎいんじゃ選手権」を開催! 鈴木演じる上林のセリフ“たいぎいんじゃ”をそれぞれの言い方で発してもらい、誰がケンコバの心を動かすのかという企画。日岡チーム(警察・関係者)と上林チーム(裏社会の面々)に分かれてスタート。日岡チームのトップバッターは中村獅童。「なんや、じゃあくさぁぃ!!!」と大きな声をあげるも、マイクを通さず「会場に聞こえてないかも……」と落ち込み笑いを誘う。上林チームのトップバッター斎藤は、まさかの「パリントンだよ♡」と言いケンコバから大きめな突っ込み! どないしたんやと慌てるケンコバに、大喜利かなと思って!と言い笑いをさらった。次の日岡の指名は村上。「あ~あ、ダル。」と言い、いかにも今風の言葉を。次は上林チームの早乙女。「なにゆーとか、くらっさくさ~!!!」とド迫力の福岡弁を使いどよめきが起こった。そして続く日岡チームは滝藤。「でらえれぇつっとんだろうが、たわけ~!」と大迫力の名言が! 名脇役の演技に拍手喝采が起こった。ここで、鈴木キャプテンが登場。「じゃ~がしんじゃぼけ~!!」と兵庫弁を披露し、「上林が垣間見えた」と会場はどよめいた。それに答え、松坂キャプテンも登場、「たいぎんじゃ、ぼけ~!!」とあの上林のセリフを完全再現。あのテンションで一度やってみたかったと満面の笑みがこぼれた。そして最後のトリ、吉田が登場。「ぱぱ~! ばりうっとい!!!」と披露し、「家内に言われるんです」と説明、会場は笑いの渦に包まれた。オオトリは西野。「むっちゃ、めんどいわ~」と言うと、「言われたくないわ~~~」と一同。和やかな雰囲気の中、孤狼らしい珍企画は終了した。
ここで原作者の柚月先生と、白石監督が登場。オリジナルを観た感想を聞かれると柚月は「前作は放心状態。今作は観終わった後に、こぶしを握って叫びたくなるような気持ちになった。体を駆け巡っていく熱量が本当にすごかった」と話した。見どころについて聞かれると、監督は「熱量を画面に全部詰め込んでいる。ようやく公開ができたが、これだけの俳優の熱量、映画人の技術のスーパー・エンターテインメントだと思っております」と話した。
最後に松坂は「観終わった後に無条件にパワーをもらえる作品なので、たくさんの元気を受け取ってください! また、感想も呟いてもらえると嬉しいです」と話し、孤狼の血-コロフェス-は幕を閉じた。
なお、オープニング・アクトを務めたのは本作で、本名の“小栗基裕(おぐり・もとひろ)”でスクリーン・デビューを果たしたOguri率いる世界的ダンス・パフォーマンス・グループ・s**t kingz。映画『孤狼の血』から受け継がれるテーマ曲に合わせたコラボ・ダンスを披露。迫力の背面ビジョンと、ダイナミックな演出に会場からは歓声が上がった。
(オフィシャル素材提供)
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