2020-11-28 更新
松本穂香、瀬戸利樹、瀬名快伸監督
めまぐるしく変化をみせる街・池袋を舞台にしたオリジナル長編アニメ映画『君は彼方』が11月27日(金)にTOHOシネマズ池袋ほかにて公開初日を迎えた。この度、公開初日舞台挨拶が実施され、松本穂香、瀬戸利樹、瀬名快伸監督が登壇した。
昨年6月のアフレコからついに迎えた公開初日、改めて今の想いを聞かれた松本は「このご時世で、これだけたくさんの方に集まっていただけることが先ず、すごく嬉しいです。この時代だからこそ響くものがある映画なのではないかと思いますので、とにかくたくさんの方に観ていただきたいなと思っております」と話し、瀬戸は「ジャパンプレミアの時にいよいよだなと思っていたんですが、今日初日を迎えて、改めて“来たっ!”という感じです。とにかく嬉しい気持ちが強いです」と笑顔でコメント。監督は「公開できるのが本当に感慨深くて、胸がいっぱいな気持ちです」と涙目で公開を迎えた想いを語った。
松本と瀬戸に対してMCから“公開初日を迎えてお互いにこれだけは伝えておきたいこと”をという質問をされると、2人はお互いを見合って思わず照れ笑いを見せた。松本は瀬戸に対して「お話する中ですごく純粋な方だなと感じていまして。監督も食事会で5分話しただけで瀬戸さんの真っすぐさを感じたとおっしゃられていましたし、今回の新という役もその真っすぐさが表現されているキャラクターだったので、新が素敵だったのは瀬戸さんだったからなんだろうなと感じております。厳しい世の中ですが、ぜひその真っすぐさと純粋さを失わないでいて欲しいなと思います(笑)」と語った。一方、瀬戸は松本に対して「声がめちゃくちゃいい!」力強くコメント。それを聞いた松本は「ありがとうございます……!」とまた照れ笑い。瀬戸はその姿を見ながら「澪の声も素敵なんですが、声質がめちゃくちゃ良くて耳が幸せでした」と更に絶賛した。
“ぜひ非ここを観て欲しい! 本作のアピールポイントを教えて”という質問には、松本は「私が演じた澪は基本的に消極的で、“自分なんてダメだ!”と思っていろいろなことを諦めちゃってる女の子です。私も高校の時は特にそういう気持ちが強かったので、そういう人の感覚は分かるところがあります。そんな人がたくさんいると思うので、“そうじゃないんだよ。ダメじゃないんだよ”と少しでもこの映画を通して伝えられたらなと思っています」とコメント。瀬戸も「澪に共感する方はたくさんいらっしゃると思います。一歩を踏み出す勇気が持てない方に、この映画を通して勇気を与えられたらなと思います」と松本のコメントに続き、監督も「今、閉塞感のある世の中なんですが、映画のストーリーの中でもそうした部分があります。その中で登場人物が必死に前を向いて抜け出そうとしている姿を観ていただきたいです」と語った。
2020年も残すところ1ヵ月ということで、“2021年はここが変わりたい!”というお題にフリップで回答した登壇者。松本が“アウトドア”、瀬戸が“優柔不断”、監督が“睡眠”とそれぞれ披露。松本は「元々の気質もあるんですけど、今年はお家にいることが多かったので自然の中に行きたいです」とコメントし、瀬戸は「ご飯のメニューとか選べないんですよ(笑)。家族で食事に行く時は迷ったものを両方選んで、選ばなかった方を両親に食べてもらったりとか(笑)。そういうのを無くしたいです」と答えて会場の笑いを誘いました。
そして、ここで公開初日を祝って映画をイメージした青いくす玉がステージに登場! 3人がくす玉の紐を引くと、【祝公開!映画『君は彼方』】の垂れ幕が降り、会場に集まったお客さんからもは大きな拍手が巻き起こった。
最後に監督は「一人の女子高生が人生を変えるために一生懸命自分と向き合う映画になっております。たくさんの人の心に届いたらいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします‼」と挨拶。瀬戸は「この映画にはたくさんの人の想いが詰まっていますので、皆さんの力で多くの人の元へ羽ばたかせていただきたいです」と語り、松本は「この映画を観にこれだけの方が劇場に集まって下さったことが奇跡だと思っております。この映画を観て少しでも響くものがあればいいなと思いますし、純粋に映画を観て楽しんでくれたら、それだけですごく嬉しいです」と集まったお客さんに語り、イベントは終了した。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・ジャパンプレミア