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『フード・ラック!食運』
第33回東京国際映画祭 舞台挨拶

2020-11-05 更新

EXILE NAOTO、土屋太鳳、寺門ジモン監督(ダチョウ倶楽部)

フード・ラック!食運foodluck 配給:松竹
11月20日(金)より 全国公開
© 2020松竹

 現在開催中の「第33回東京国際映画祭」映画『フード・ラック!食運』舞台挨拶にNAOTO(EXILE/三代目JSOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、土屋太鳳、寺門ジモン監督(ダチョウ倶楽部)が登壇してトークセッションを繰り広げた。


 本作は、実在する焼き肉店を舞台に描かれる究極の「焼肉愛」と、人気焼肉店「根岸苑」の息子・良人が母の味を求めて食の旅に出るさまが描かれる。

 うだつの上がらない編集者だが奇跡の“食運”を持つ良人役を務めたNAOTOは「映画を観ていただいて、こうやって拍手をいただけて、本当にありがたく思います。ジモンさんには普段、公私ともにお世話になっているので、役作りより食の勉強をしました(笑)。普段から食べることが好きなので、すごく幸せな撮影でした」と笑顔で挨拶。


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 良人の同僚で新人編集者・静香を演じた土屋は、「(コロナ禍で)上映するのが難しい状況の中、貴重な映画祭に参加できて本当に嬉しく思っています。愛情と感謝を噛みしめて大切な今を皆さんと一緒に味わえたら……」としみじみと挨拶。


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 ジモン監督の独特な指導法について、2人は「監督は演技よりも肉の焼き方の方が厳しかった」と口を揃えた。普段から肉への愛情と強いこだわりを持つジモン監督からは、演技指導ではなく、肉の“焼き方”の指導があったようだ。劇中に使用した食材には黒毛和牛などの高級なものも登場する。ジモンは、本作で監督デビューを果たした。

 NAOTOは「薄いお肉は2時間で10枚ぐらい食べたと思う」と明かす。土屋は「私は、14枚くらいは食べたと思う」とにっこり。カメラが回っていないところでも食べていたという2人に、ジモン監督は「いくら美味しい肉でも食べすぎ。払うのはこっちなんだから……」と苦笑する。


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 土屋が「良いお肉は体に優しくて……」と笑顔を見せると、ジモン監督も「見ておいしい肉は体にもいい」と納得していた。

 ジモン監督の印象について土屋は、「監督のお肉への情熱でお肉が焼かれてしまうのではないかと思ったぐらい。撮りたいこともはっきりしている。テイクも重ねるけど、こだわりではなく、使命感だったと思います。食べて幸せじゃないと楽しめない。命が関係するので、それが大切に描かれていると感じました。それと、作品を観て、白の清潔感と、女性の清潔感がきれいに撮られていて、お肉とすばらしいバランスをとっていると思いました」とコメント。撮影中はジモン監督からトングの持ち方などの指導も受けたことを明かしていた。


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 また土屋は、NAOTOの印象を聞かれ、「普段のNAOTOさんは良人とは雰囲気が違っていますが、“狩人の目”をされているなって。目標に向かって、前に進んで研究されている。それが良人に覚醒後のパワーを与えていると思います」と語った。


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 最後にNAOTOは、「皆さんに少しでも、心に温かいものを持って帰ってもらえたら嬉しいのと、この後(鑑賞後)はぜひ、焼肉屋に行ってください(笑)」と客席に向かって呼びかけた。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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