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『きみの瞳(め)が問いかけている』
リモート完成報告イベント

2020-09-16 更新

吉高由里子、横浜流星、三木孝浩監督

きみの瞳(め)が問いかけているkiminome 配給:ギャガ
10月23日(金) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© 2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
© 2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.

 映画『きみの瞳(め)が問いかけている』の完成報告イベントが都内で行われ、本作で初共演を果たした女優の吉高由里子と俳優の横浜流星が、メガホンを取った三木孝浩監督と共に出席して作品について語った。


 本作は、韓国映画『ただ君だけ』を原案に、不慮の事故で視力と家族を失った明香里(吉高)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜)が、運命に拒まれながらもお互いの思いを募らせていく切ない純愛ラブストーリー。究極の「無償の愛」が描かれる。

 初共演となる吉高と横浜だが、親睦のため撮影前に三木監督も含めた3人で焼肉を食べに行ったという。吉高は横浜について「ピンクの髪のイメージ(深田恭子と共演したドラマ「初めて恋をした日に読む物語」のゆりゆり役)が強かったんですが(笑)、しっかりしているし落ち着いていていろいろなことを考えている方だなと思いました。23歳とは思えない。私が23歳の時はもっとヘラヘラしていましたから」と印象を話す。


kiminome

 一方、横浜は吉高について「テレビで見ていたままで、明るくて場の空気を和ませてくれる方。最初は緊張していたので、心の壁を閉じていたのですが、1時間もしないうちに見事に開けられました(笑)。現場でも吉高さんに引っ張っていただいて、助かりました」と笑顔で印象を語った。


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 吉高は視覚障害者という役作りについて「実際に、視覚障害者の方の生活を見学させていただきました。お家にいるときは電気を点けなかったりするそうなんです。それと、白杖を使いこなしたくて自宅の周りで練習もしました」と語った。


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 キックボクサー役を演じた横浜は極真空手の世界大会で優勝した経歴を持っているが、「空手とキックボクシングでは動きが全く違うので、蹴り方やパンチの仕方を一から学びました。それと少し体が細かったので1ヵ月で10キロぐらいかけて(筋肉を)増量しました」と苦労を語った。


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 横浜のキックボクシング・シーンを撮るのが楽しみだったという三木監督は「リハーサルの時からワクワクしながら見ていました。横浜くんの腹筋や背筋が素晴らしかった。感動しました」と嬉しそうに話す。そんな監督に、横浜も「監督の目が輝いていましたね」と笑顔。横浜のキックボクシング・シーンは強烈で大迫力。素晴らしいシーンとなっている。


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 また、作品について横浜は、「何度か観たのですが、最初は客観的に見られなかったけれど、見返していくうちに、すごく美しい映画だと思いました」と感想を語る。さらに、横浜は「愛についてすごく考えさせられた映画。自分も大切な人ができた時に、その人を思って守れるような男でありたいと思った」とファン大感激のコメント。

 終盤、9月16日に24歳の誕生日を迎える横浜に向けてバースデーサプライズが行われた。リモート中継された全国から選ばれた45名のファンがスクリーンに映し出され、全員がハッピーバースデーの歌で祝福。吉高が大きなフラワーケーキを運び入れた。

 サプライズを受けた横浜は「めちゃくちゃ嬉しいです! こんな幸せな誕生日はないですよ」と大感激。ファンからの質問コーナーも設けられており、「どんな異性に惹かれるか?」という質問に、横浜は「僕は大人しくて、芯がある方が好きなんです」と告白したが、最近占い師から「あなたには、明るくて元気な人がいいって言われたんです。これからは、もっと視野を広げてみようって思いました」と続け、会場を沸かせた。


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 最後に横浜は「とにかく早く観てもらいたいです。僕自身も愛についてすごく考えさせられましたし、皆さんにとっても愛について深く考えるきっかけになったら嬉しいです」。吉高が「私たちもこの映画の公開をすごく楽しみに待ち望んでいます。観終わった後に、誰かに会いに行きたくなるような映画になっています」と本作をアピールしてイベントは幕を下ろした。


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 本作は、10月に開催される第25回釜山国際映画祭に特別上映作品として出品が決定したことが発表された。



(取材・文・写真:福住佐知子)



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