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『河童の女』初日舞台挨拶

2020-07-12 更新

青野竜平、青野竜平、郷田明希、斎藤 陸、近藤芳正、瑚海みどり、和田瑠子、中野マサアキ、家田三成、山本圭祐、大鳳 滉、三森麻美、火野蜂三、山中雄輔、辻野正樹監督
司会:市橋浩治(ENBUゼミナール代表 / プロデューサー)

河童の女kappa 製作・配給:ENBUゼミナール
© ENBUゼミナール

 7月11日(土)に映画『河童の女』の初日舞台挨拶が行われた。動員224万人を突破し、社会現象と化した上田慎一郎監督作品『カメラを止めるな!』など数々の話題作を輩出しているENBUゼミナール主催の「シネマプロジェクト」最新作。公開を記念して、主演の青野竜平、郷田明希、ゲスト出演の近藤芳正、51歳の新人監督である辻野正樹をはじめ、キャスト・監督計14名が、新宿 K's cinemaに集結! 満席(1席空けで着席)の会場に、全員映画オリジナル河童マスクを着用し登壇した。なお、本日の初日には初回と2回目の来場者に先着限定80名様にスタッフ&キャストと同じ河童マスクが無料プレゼントされた。


 司会「本日は『河童の女』初日の初回にご来場いただきありがとうございました。これより舞台挨拶をさせていただきます。今回は3グループにわたって登壇いただきます。グループ①の、辻野正樹監督、近藤芳正さん、青野竜平さん、郷田明希さん、斎藤 陸さん、ご挨拶をお願いいたします」。

 辻野正樹監督「監督の辻野正樹です。本日はご来場いただきありがとうございました。この映画はワークショップの映画ですので、ベテランの近藤さんと、若くこれから頑張っていこうという無名の俳優さんたちと、みんなでチームになって作った作品です。楽しんでいただけていたら嬉しいです。ありがとうございました」。

 近藤芳正「父親役を演じさせていただいた近藤芳正と申します。先ほどご紹介いただいたように、一人だけキャリアのあるベテラン俳優と言われますが、ただのおじさん俳優なのですが、一人だけオーディションを受けずに今回参加させていただきました。(プロデューサーの)市橋さんとは、ENBUゼミに衣装合わせでお邪魔した際にお会いしました。たまたまこの年齢の役の方がオーディションにいらっしゃらなかったようで、それで僕の方にオファー来ました。今日は短い時間ですがよろしくお願いいたします」。

 青野竜平「柴田浩二役を演じさせていただきました青野竜平と申します。本日はこういう状況の中本当に観に来ていただきありがとうございました。短い間ですがよろしくお願いいたします」。

 郷田明希「梅原美穂役を演じました、郷田明希と申します。この作品は約1年ほど前に撮影したのですが、今は皆さんに観ていただいてちょっと不思議な気持ちというか、どうだったのかなと気になります。今日はよろしくお願いいたします」。

 斎藤 陸「今日は映画を観ていただきありがとうございました。主人公のかなりダメダメダメ兄貴である柴田新一役を演じました、斎藤 陸と申します。少しでも役のイメージを払拭しようと、髪を切って参りまして、爽やかなイメージを植え付けようと思っております。短い間ですが、よろしくお願いいたします」。


 司会「今回はシネマプロジェクト初の企画コンペを行い、結果、辻野さんの企画が選ばれて監督デビューしたわけですが、この初日を迎えた感想はいかがですか?」。

 辻野正樹監督「企画が『河童の女』に決まってからも長かったですし、その間にどんどんチームができ、役者さんが決まり、スタッフさんが決まっていき、たくさんの人が一緒になってチームになったのがすごく嬉しかったです。最初は僕一人で脚本を書き始めて、5年間ずっとどこかで映画化できないかなと思ったのですが、シネマプロジェクトに決まって、どんどんチームができ、それでやっと今日の上映を迎えられ、長い旅だったなと思いました。これから旅はまだまだ続くと思いますが、そういう気持ちです」。


 司会「近藤さんはオーディションでなくキャスティングという形で参加していただき、他の方々はまだ新人で演技経験がなかったり、辻野監督も51歳にしての新人監督でしたが、現場はいかがでしたか?」。

 近藤芳正「衣装合わせのときに監督と初めてお会いした時に非常に緊張されていて、多分僕に対して緊張されていたんじゃないかと思います。僕が喋ってないと怖いようで、そんなことはなく弱い人間なんですが、どこか無意識に威嚇してしまうところがあるみたいで、最近漸くその癖に気づきました(笑)。辻野監督とお会いしたときに、脚本が面白かったので、“すごく本が面白かったです”と言ったら、すごくホッとしていらしたのを覚えています。こちらも一緒にいいものを作りたいと思うので、緊張させてはいけないし、本の素直な感想を言ったら素直に喜んでいただけたのが嬉しかったです。青野くんはリハーサルの時に、ほぼ初めてという状況でお会いして、結構緊張しいのタイプだなと思って、それで実際に撮影に入ったらめ~っちゃ緊張していました。よくあるあの慣れない緊張の仕方で、もうテンパってて、“大丈夫だ、大丈夫だ!”なんてやり取りをしましたね。昔を思い出して懐かしかったです」。


 司会「青野くんは舞台に出ることが多いのですが、最初に映像を撮る時に、“え! 同じ芝居を何回もやるんですか?”ということを言ってましたね」。

 近藤芳正「そうなんですよ。お芝居は一回でおしまいですけれど、映画はどうしても僕を撮ったりとか二人を一緒に撮ったりとか青野くんだけを撮ったりだとか、広い画やアップなどいろいろ撮ったりするんです。青野くんは毎回本気でやってくるので、二人のシーンで、カメラは僕を撮られていたんですけど、青野くんが動くので、カメラさんが僕を取れなくなったりして、“その時は本気じゃなくていいんだよ”って話をしたんですけど。でもこれは誰しもが通る道なので」。


 司会「青野さんは初主演でしたが、いかがでしたか?」。

 青野竜平「そうですね、初日入った時に市橋さんが“大丈夫か!”って。初日が永遠に続くのかと思い、撮影終わるのかなと思いました。そのあと郷田さんとのシーンが始まって、その辺から落ち着いて演じられました。そうですね、本当に今近藤さんからお話が出た通りです(笑)」。


 司会「郷田さんは初主演いかがでしたか?」。

 郷田明希「最初、私は主演だと思っていなかったので、青野さんだけだと思っていたので、撮影の前にスタッフの方から“郷田さんも主演だよ!”って言われ、そうなんだ!と思って、一気に緊張したのを覚えています」。


 司会「そんな二人を見た斎藤さんはいかがでしたか?」。

 斎藤 陸「青野くんとの芝居が多かったのですが、(嫌いな兄貴だ!という設定なので)途中からイラついているなという目をたまに感じていました。なので集中してお芝居されていたのかなと思うのですけど。本当の僕のことは嫌いにならないでほしいなと思いました」。


 その後、グループ②の瑚海みどり、和田瑠子、中野マサアキ、家田三成、グループ③の山本圭祐、大鳳 滉、三森麻美、火野蜂三、山中雄輔からそれぞれ一言挨拶があった。

 最後に近藤から、「今日ここで初日を迎える前に、ここに立っている俳優たちは本当に一生懸命この作品の宣伝をしてきました。毎週、宣伝会議を重ね、どうやったらこの映画が多くのお客様に届けられるのか、真剣に議論して実施していました。どうか、この若い才能のある俳優たちを今後もサポートしてあげてください」と会場に訴えかけ、来場者からは大きな拍手が上がった。


kappa


(オフィシャル素材提供)



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