2020-06-11 更新
原題:Chambre 212シャルル・アズナヴール、ジャン・フェラらシャンソンの名曲にのせてパリのホテルで繰り広げられる、大人のための軽妙洒脱なラブ・ストーリーが誕生した。
主人公マリアを演じるのは、マルチェロ・マストロヤンニを父に、カトリーヌ・ドヌーヴを母にもち、そのクールな美しさで映画ファンを魅了してきたキアラ・マストロヤンニ。本作では、開放的なマリアを軽やかに、コケティッシュな魅力全開で熱演し、見事、第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞した。若き日の夫リシャールを演じているのは、『アマンダと僕』で注目を浴び、いまフランス映画界で最も期待を集める俳優、ヴァンサン・ラコスト。フレンチ・ポップス界の名プロデューサー&人気ミュージシャンであるバンジャマン・ビオレが、マリアの夫リシャールを演じ、実生活では元妻であったキアラと、息のあった(元)夫婦共演をはたしたことも話題に。さらに夫の初恋相手イレーヌ役にNetflixでも配信中の人気ドラマ「エージェント物語」のカミーユ・コッタンが扮し、個性派揃いのカルテットが素晴しいハーモニーを奏でている。
マリアは、結婚して20年になる夫リシャールと二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、密かに浮気を重ねていたが、ある日ついにバレてしまう。
怒ったリシャールと距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様子を眺めるマリアのもとに20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、そのうえ夫の初恋相手のピアノ教師までもがかつての姿でやってきて、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開けた!
もしもあの時、あの恋が成就していたら? かつての恋の思い出が脳内を走馬灯のように駆けぬけたあと、マリアが見つけた真実とは?
(2019年、フランス・ルクセンブルク・ベルギー、上映時間:87分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:クリストフ・オノレ
出演:キアラ・マストロヤンニ、ヴァンサン・ラコスト、カミーユ・コッタン、バンジャマン・ビオレ、キャロル・ブーケほか
配給
ビターズ・エンド
6月19日(金) Bunkamuraル・シネマ、シネマカリテほか全国順次ロードショー!
■ オフィシャル・サイト: www.bitters.co.jp/koyoi212 (外部サイト)
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