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『一度死んでみた』大ヒット祈願ミサ

2020-03-11 更新

広瀬すず、吉沢 亮、堤 真一、浜崎慎治監督

• 作品紹介

　映画『一度死んでみた』の都内で行われた大ヒット祈願ミサに主演の広瀬すず、共演の吉沢 亮、堤 真一とメガホンを取った浜崎慎治監督が出席。キャスト陣は、ミサ中は神妙な面持ちで臨み、その後は作品についてクロストークを繰り広げた。

　本作は、ソフトバンクCM「白戸家」シリーズなどで知られるCMプランナー／クリエイティブ・ディレクターの澤本嘉光氏が脚本を手掛け、CMディレクターの浜崎氏が映画初監督を務めたオリジナル作品。父のことが死ぬほど嫌いな女子大生と、「少しだけ死ぬ薬」で死んで“おばけ”になってしまった父親を巡って巻き起こる騒動を描くコメディ。広瀬が初のコメディ挑戦している。

　当日は、チャペルで本物の牧師を招いて大ヒット祈願を実施。ピンク色にライトアップされたチャペルに、広瀬、吉沢、堤がキャンドルを手に登場し、牧師の言葉と共に大ヒットを祈願した。牧師からヒット祈願の祈りの言葉が述べられると、キャスト陣が「アーメン」と唱える一幕もみられた。

　父親が大嫌いな娘･野畑七瀬役を演じた広瀬は、「牧師さんの（祈願の）言葉が素敵すぎて、劇中でセリフとはいえ汚い言葉が多かったので反省しました。お芝居で言ったことでも、すみませんでしたって気持ちになりました」と話す。

　存在感ゼロのゴースト社員で堤の秘書・松岡卓役を演じた吉沢は「牧師さんの言葉が素敵でした。特に牧師さんの『未来は死んでみないと分からない』というのが深い、と思いました」と感想を述べた。

　七瀬の父親・野畑計役を演じた堤は、チャペルに来るのは結婚式以来だと明かし、「指輪の交換の時に妻に指輪をはめようと思ったら、『ん？何かが違う……』と感じたんです。うちの嫁さん、右手を差し出していたんですね(苦笑)。その瞬間、何が違うのか分からなくて焦ったことを思い出しました」と思わずパニックになってしまったというエピソードを披露して会場を笑の渦に。

　一年半ほど前に撮影された本作。コメディに初挑戦した広瀬は、「あんまり見られたくない(笑)。温かい目で見守ってもらえたら……」と自身のコメディエンヌ振りに自信の無さを見せたが、浜崎監督は「なんと言っても広瀬さんのコメディエンヌぶりが見どころです」と笑顔で熱烈アピールだった。

　　トーク終盤では、キャスト陣が懺悔したいことを打ち明ける一幕も。広瀬は「リリー・フランキーさんがお父さんみたいで、待ち時間にリリーさんが寝ているとき、ずっといたずらしていました」と嬉しそうに告白した。吉沢は走るシーンが多く、自分に体力がないことを実感したことを明かし、「リアルにゼイゼイしました。役者として体を動けるように常に準備をしないといけないなと思いました」と懺悔し、体力作りを決意した様子。

　本作には多くの著名人が端役で出演しており、広瀬は「本当にいろいろな方がたくさん出ているので、そっちを観て欲しいです」とにっこり。吉沢は「すずちゃんのコメディ、めちゃめちゃ面白いです！　それと、デスメタルのライブ・シーンの迫力は完成度がすごく高い。楽しめると思います！」と熱烈押しだった。

　最後に広瀬は「親子の絆やラブストーリー的な要素も入っていて、どの世代の方が観ても笑って泣ける映画です。（新型コロナウイルスが蔓延しており）いま日本中が大変なことになっていますが、少しでもこの作品を通じて笑いや温かい気持ちが届いてくれれば……」とメッセージを送った。

　他の共演者にリリー・フランキー、小澤征悦、嶋田久作、木村多江、松田翔太、西野七瀬、城田 優、佐藤 健、池田エライザ、志尊 淳、古田新太、大友康平、竹中直人、妻夫木聡ら豪華キャストが参加している。

（取材・文・写真：福住佐知子）
※入場からミサ中の写真はオフィシャル素材

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