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『mellow』完成披露舞台挨拶

2019-12-11 更新

田中 圭、岡崎紗絵、志田彩良、松木エレナ、今泉力哉監督

mellowmellow 配給:関西テレビ放送、ポニーキャニオン
2020年1月17日(金) 新宿バルト9・イオンシネマ シアタス調布 ほか全国公開
© 2020「mellow」製作委員会

 映画『mellow』の都内で行われた完成披露舞台挨拶に田中 圭、岡崎紗絵、志田彩良、松木エレナ、今泉力哉監督が登壇して意気込みを語った。


 本作は、穏やかに暮らすおシャレな花屋の店主・夏目誠一(田中)や、父親から代替わりして廃業寸前のラーメン屋を営む木帆(岡崎)らが織りなす恋愛模様が描かれる群像劇。『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』などの今泉監督がメガホンを取った。

 劇中で花監修を務めている香内斉が手掛けた花をあしらった美しいボードの前にキャスト陣が登場。大きな拍手と声援で迎えられた。

 主演の田中は完成披露を迎え、「mellowな気持ちですよ。mellowの皆さんと、mellowな記者さんたちと……」と“mellow”を連発。タイトルの『mellow』にちなんだ言葉ずくしで挨拶し、会場の笑いを誘った。


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 今作で花屋の店主役を務めた田中は、劇中で花を切ったり、ラッピングなどにも初挑戦した。田中は、昨年母を亡くし、花に対しての向き合い方が変わっていったという。「母にお花を供えるためにお花屋さんに行って、自分で一本一本選んだりとか……。誰かのことを思いながら花を選ぶというのを体感しました」と感慨深げに語っていた。

 ヒロイン役を務めた岡崎は、共演した田中の印象を聞かれ、「初日から田中さんはフランクで本当に優しい方で、現場に入っても緊張せずリラックスしていられたのは田中さんのおかげです」と笑顔で田中に感謝の気持ちを伝えた。ラーメン作りについては「いろいろ見た目よりも難しかった」と苦労を吐露していた。


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 『パンとバスと2度目のハツコイ』に続いて、今泉監督作品に出演した志田は、「今泉監督の現場はスタッフの皆さんが温かくて優しい方ばかり。今泉監督の現場が大好きです。今泉監督はどの役に対しても平等に愛情を注いでくださいます」と今泉監督作品へ出演する喜びを語った。

 映画初出演となる松木は「初めてだらけで緊張しましたが、撮影現場ではスタッフさんも共演者の方たちも皆さん笑顔で、温かいメロウな雰囲気が流れていたので、安心して臨むことができました」と撮影現場を振り返った。


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 今泉監督は、「今回は脚本を書くのに苦労しました。締め切りを2、3回飛ばしたので、人生で初めてホテルに缶詰めになりました(苦笑)」と告白。作品については、「(田中演じる)夏目誠一は、僕が勝手にいい人みたいに理想化していたけど、田中さんが人間らしく広げてくれた」と話し、田中を称賛した。

 後に田中は「すごく温かくて奥の深い映画になっています。僕ら全員が経験したことがある、見過ごしてしまうような小さな気持ちが描かれています。何度も観て欲しいです」と作品をアピールした。


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 ほかの出演者に、白鳥玉季、SUMIRE、山下健二郎(友情出演)、ともさかりえ、小市慢太郎らが顔をそろえている。


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(取材・文・写真:福住佐知子)



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