2019-10-22 更新
廣瀬智紀、小越勇輝、岸明日香、山田ジェームス武、毛利安孝監督
映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』の公開記念舞台挨拶が10月20日(日)にユナイテッド・シネマ豊洲にて開催され、廣瀬智紀、小越勇輝、岸明日香、山田ジェームス武、毛利安孝監督が登壇した。
本作が2作目となる映画『探偵は今夜も憂鬱な夢を見る。』シリーズは、祖父から引き継いだ紅伊探偵事務所の2代目所長である風変わりな探偵・紅伊玲二(廣瀬智紀)が、相棒と共に決して表に出せない秘密を抱えた依頼人を救うという探偵バディ・ムービー。
廣瀬智紀が歌う主題歌にのせ、出演者4人は劇中の衣装にて登壇し、舞台挨拶が始まった。2年前の前作(映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』)から引き続き主演の紅伊玲二役を務める廣瀬は「この公開日を目指してやってきたので、この日を迎えられたことが幸せです」とまずは観客に挨拶。そこで探偵愛用の武器であるブルウィップ(鞭)を持っていないことを突っ込まれると「じゃあ持ってきます?」と、自ら愛用の武器を裏まで取りに行く素振りを見せてひと笑い。後にブルウィップが到着すると、ポーズを決めて会場を沸かせた。
そこから去年の12月、非常に寒い中行われた撮影当時を各々が振り返ることに。廣瀬は「潜入捜査ならではの醍醐味だと思うんですけど、国定忠治の赤城山を劇中劇として演じることが出来て面白かった」と満足げに話す。本作の廣瀬の相棒である小越は、撮影時のスタッフの細かな作業を思い出しながら、「時間がない中で、小さいところにもこだわりを持って小道具を作ってくださっていました。チームワーク良く撮影しました」と当時のエピソードを語った。岸は本シリーズお決まりの麻雀をするシーンについて、「前作の時に勉強してから1年経って皆忘れていたので、また一から勉強してやりました。(室内だったので)ぬくぬくと撮影させていただきました」と笑顔を見せた。山田は小越との撮影を振り返って、「小越くんとは初対面で、ミスするたびに小越君にごめんなさいって心の中で唱えながらやっていました」と本音を吐露。一方の小越も撮影初日での長いシーンにドキドキしていたと、お互いの当時の気持ちを伝え合うこととなった。
そして話題は、新しくバディを組んだ廣瀬と小越のアクションシーンに。「(小越は)運動神経が良いので、劇中劇の中での立ち回りが素早かった。アクションの最後合わせるために、ちょっと焦る“時期”もありました」と廣瀬が語るも、小越は「僕も必死だったけれど、(廣瀬と)背中を合わせた時に安心感というか。空気感で合わせることができた感じがあった」とバディらしい発言でフォローした。更に廣瀬は前作のバディを“筋肉バカ”と紹介しつつ、タイプが違う本作のバディについて、「小越くんが作る柳沢祐介を、純粋に紅伊玲二として楽しませてもらいました」とご機嫌に鼻を鳴らす、一幕もあった。
シリーズ前作ではホストクラブ、本作は旅一座に探偵たちが潜入調査したことから、次作『探夢3』があればどこに潜入をしたいかを登壇者4人に聞いたところ、岸はママ友たちのドロドロの陰謀を味わいたい、と料理教室を挙げる。一方小越は、マフィアに潜入し、覚悟を決めてドキドキ感を味わいたいと真剣な表情も垣間見ることができた。山田は高校に潜入し、学ランの高校生をやりたいと現在29歳になった自身の願望を語った。最後に主演の廣瀬は「親父を追ってハワイの最高級リゾートホテルに潜入調査」と回答。これには登壇者たちもハワイに行きたいだけじゃないか、と総ツッコミ。会場も大きな笑いに包まれた。
舞台挨拶の最後には監督から流行りのラグビーになぞらえ、「限られた時間の中で役者(プレイヤー)とスタッフも含めて、過酷な状況の中でも突っ込んでいって作った作品です」と熱い思いを語った。主演の廣瀬は「この映画にはしっかりと魂を注ぎ込んでいますので、その“魂の姿”を観ていただければなと切に願います」と最後は主演らしくきっちりと締め、舞台挨拶を終えた。
映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』
(2019年、日本、上映時間:89分)
■ 企画・原案 プロデューサー:長田安正
■ 監督:毛利安孝
■ 脚本:野本史生
■ 撮影:西村博光
■ 音楽:鷹尾まさき
■ 主題歌:廣瀬智紀「彷徨のラビリンス」DMM music
■ 出演:廣瀬智紀、小越勇輝、岸明日香、中野マサアキ、山田ジェームス武、仁科 貴、諏訪太朗、田島令子ほか
■公開表記:配給:ユナイテッドエンタテインメント
ユナイテッド・シネマ豊洲にて公開中 ほか順次公開
■ イントロダクション:
映画『探偵は今夜も憂鬱な夢を見る。』シリーズは、祖父から引き継いだ紅伊探偵事務所の2代目所長である風変わりな探偵・紅伊玲二(廣瀬智紀)が、相棒と共に、決して表に出せない秘密を抱えた依頼人を救うという探偵バディ・ムービー。
ストーリーは、事件を追う中で、玲二の父親の失踪にまつわる様々な陰謀が絡み合い、謎が謎を呼ぶ展開となっている。
個性的なキャストには、新相棒・柳沢祐介役に、舞台「弱虫ペダル」で廣瀬との共演もあり、数々のTVや舞台で活躍中の小越勇輝が、またこちらも映画『セブンデイズ』シリーズで廣瀬と共演している、山田ジェームス武が敵役(?)謎の男・夢野として出演している。さらに前作に続いて紅伊探偵事務所の岸明日香、田島令子、警部補の中野マサアキ、さらにゲストとして、仁科 貴、諏訪太朗らのベテラン俳優との共演も注目だ。
メガホンをとったのは廣瀬との作品も多い毛利安孝監督。
■ ストーリー:
前回の事件を解決した後も、なんら変わりのない日常が続く「紅伊探偵事務所」。
そんなある日、玲二に憧れて事務所で働きたいという一人の若者がやってくる。彼の名前は柳沢祐介(小越勇輝)。
二人が組んだ最初の依頼は「芝居で使う刀がなくなったので調査して欲しい」という仕事だった。依頼主は旅芸人一座の座長。
果たして、今回はふたりにどんな事件が待ち構えているのか?
そこで明らかになったのは、驚きの真相と裏に潜む巨大な敵の存在だった……。
オフィシャル・サイト
tantei.united-ent.com (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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