インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash




広告募集中

このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Madia Player ダウンロード
Windows Media Playerをダウンロードする

舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』

『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』
第23回ファンタジア国際映画祭
オフィシャルリポート

2019-08-03 更新

雨宮慶太監督

牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-garo-project 配給:東北新社
10.4(Fri)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
© 2019「月虹ノ旅人」雨宮慶太/東北新社

 人間の邪心に取り憑く魔獣“ホラー”と、それを殲滅する使命を帯びた“魔戒騎士”たちとの暗闘を描くアクションドラマ牙狼〈GARO〉シリーズ。2014年に放送されたTVシリーズ「牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-」に続く、冴島雷牙シリーズ待望の最新作『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』が、カナダ・モントリオールで開催中の第23回ファンタジア国際映画祭のアジアンセレクションに正式招待された。本作の監督である雨宮慶太は、映画祭側からの熱烈オファーを受けて映画祭に参加。舞台挨拶やクリエイターとしてワークショップに登場し、現地ファンから熱い歓迎を受けた。


 1996年から開催され、毎年30作品近い日本映画が上映されているファンタジア国際映画祭は北米最大級のジャンル映画祭ということもあり、この映画祭に参加する観客たちは昔の作品にも精通しており、特にアニメや、特撮といった日本ならではコンテンツに対しての関心が非常に高い。

 またカナダ・モントリオールは200もの世界的なゲーム制作会社が集まっており、多くのゲームクリエイターや、アーティストが住んでいる。「ファイナルファンタジー」や、「モンスターハンター」といったゲームとコラボレーションしてきた「牙狼」シリーズや、自身も数多くのゲームのキャラクターデザインをしてきた雨宮慶太のファンも多く、本編上映やワークショップにはさまざまなファンや観客が集った。


舞台挨拶

 現地時間30日の本編上映と舞台挨拶では、上映前には席を求める現地ファンが長蛇の列となった。満席となった会場には、北米では入手困難な雨宮慶太の初期作品や牙狼シリーズのDVDボックスを手にそわそわと待つファンの姿も。

 上映前に今回雨宮監督の参加を熱烈オファーしてくれた映画祭プログラマーが、興奮気味に雨宮監督の経歴やこれまでの作品を説明すると、会場からは早くも歓声が上がり、紹介された雨宮監督が登壇すると会場から割れんばかりの拍手が送られた。

 今回カナダに初訪問となった雨宮は英語で自己紹介をしたのち、「カナダに来れてとてもうれしい。この映画は『牙狼』を知っている人はもちろん、知らない人も楽しめると思います。この上映がきっかけで僕の作品がもっとたくさんカナダで観てもらえるようになると嬉しい。この作品観て気に入ったら、ぜひ応援してほしい」とコメント。

 また、「『牙狼』を知っている人?」という雨宮の質問に半分以上の観客が手を挙げ、牙狼や雨宮の人気の高さが伺えた。

 本編上映中には、コミカルなシーンでは笑いがおき、先日日本でも情報解禁となった豪華キャストが登場すると、大きな口をあけて驚いたり、のけぞって喜ぶ観客の姿も。また、劇中で登場人物がお辞儀をするシーンがあると、一緒にお辞儀をする観客もおり海外ならではの反応も見れる、熱気に包まれた上映となった。

 本編終了後には、雨宮監督との写真を求める列ができ、年齢や性別、人種を問わず様々なファンが握手を求めた。


ワークショップ

 また今回は舞台挨拶だけでなく、雨宮監督のクリエイターとしての話をぜひ聞きたいという映画祭からの熱い要望から、60分のワークショップも開催。会場には多くの雨宮ファンや、日本文化に興味のある観客が集まった。


garo-project

 初期作品として、「ゼイラム」「仮面ライダーZO」「仮面ライダーJ」「魔法少女隊アルス」のキャラクターデザイン画を紹介。北米でも特に知名度の高い作品とあって、身を乗り出して食い入るようにスクリーンを見つめる観客の姿もあった。

 「牙狼」シリーズのキャラクターデザイン画を紹介する際には、キャラクターが生まれた背景や雨宮監督のキャラクターデザインに関してのこだわりなどを紹介。また『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』のキャラクターデザイン画もこのワークショップで初公開され、貴重なデザイン画の数々に、紹介スライドが変わる度に会場からは感嘆の声がもれた。

 ファイナルファンタジーのキャラクターデザイン画や、牙狼とゲームのコラボレーション動画も紹介し、ゲーム会社の聖地と言われるモントリオールにて、今後の展開も期待できるワークショップとなった。

 ワークショップ後には、雨宮監督によるサイン会を実施。若手クリエイターや、往年の特撮ファンなど幅広いファンが監督のサインを求め。長蛇の列となった。

 それぞれの好きなキャラクターを雨宮監督が色紙特別に筆で一筆描きするとあってファンは大興奮。雨宮監督ならではの筆使いやデザインの過程を真剣なまなざしで見つめた。

 1時間半以上にも及んだサイン会は大興奮の熱気に包まれ、またファン同士の交流会にも発展し大盛況での終了となった。


garo-project

映画『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』

 (2019年、日本、上映時間:106分)

 ■ストーリー
 守りし者として日々ホラー狩りをする魔戒騎士・冴島雷牙(さえじまらいが)。親から子へと受け継がれる黄金騎士であることに対する使命と重圧、そして父がいつまでも戻らないことに対する葛藤を心に抱えていた。
 一方、人の力になりたいと願うマユリは雷牙の元で日々花を育てる。
 静かな日常を送る2人であったが、ある満月の夜、2人の前に白き仮面の男・白孔<しろく>が現れる。「俺はお前のすべてを知っている」。
 不敵な笑みを浮かべる白孔の剣が雷牙を襲う。白孔の術によって夜の闇を彷徨うマユリ。マユリを追って雷牙は不思議な列車に乗りこむが、列車の汽笛が夜の闇を切り裂き、漆黒の闇から邪気が漂い始め……。

 ■原作・脚本・監督:雨宮慶太
 ■エグゼクティブ・プロデューサー:二宮清隆
 ■アクション監督:横山 誠
 ■特別協力:サンセイアールアンドディ
 ■エンディング主題曲:JAM Project「雷牙−月虹ノ旅人−」 
 ■出演:中山麻聖、石橋菜津美、水石亜飛夢、螢雪次朗、江田友莉亜、倉持由香、川瀬陽太、つぶやきシロー、下條アトム、松田悟志、渡辺裕之、小西遼生、京本政樹(特別友情出演)ほか

 ■配給:東北新社

 ■公開:10.4(Fri)、新宿バルト9ほか全国ロードショー


オフィシャル・サイト
 http://garo-project.jp/GEKKOU/ (外部サイト)




(オフィシャル素材提供)



関連記事
公開記念舞台挨拶

Page Top