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2019-07-14 更新
トッド・タグラス・ミラー監督
トッド・タグラス・ミラー監督
オハイオ州コロンバス生まれ。
名門映画学校フェミスの製作部門で学び、2004年にディプロマ(免状)を得て卒業。
ニューヨークのブルックリンを拠点にしたステートメントピクチャーズの創設者兼共同所有者を務め、長編映画やドキュメンタリー、大判のIMAX映画を科学センターや博物館向けに製作。
2014年のサンダンス映画祭で初公開され、エミー賞を受賞した映画『Dinosaur13』でよく知られている。
他の監督作に『Gahanna Bill』、『Scaring the Fish』『The Last Steps』など。
妻と3人の子供たちとニューヨークのブルックリン在住。
月面着陸から今年で50周年。アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAにより発掘された超秘蔵映像と音源を4Kリマスター映像で描くドキュメンタリー映画『アポロ11 完全版』が7月19日(金)より109シネマズ二子玉川ほかで緊急公開となる。この度、監督・編集・プロデューサーを務めたトッド・タグラス・ミラーのオフィシャル・インタビューが到着した。
人類史上最も注目されたアポロ11号の月面着陸(1969年7月20日)から50周年を迎える今年2019年の夏。アメリカ公文書記録管理局(NARA)とNASAにより新たに発掘された、70㎜フィルムのアーカイブ映像や11,000時間以上もの音声データを基に制作された、前代未聞のドキュメンタリー。当時の貴重な映像素材を特注のスキャナーを使用し8Kまでの解像度でHDRのスキャニングを可能にしたことで、最高の画素と最良の質を有するアポロ11号の映像が完成した。
「これまでアポロ11号を描いてきたどの作品よりも、当時の状況を的確に手掛けています。この作品は、われわれ製作陣の(活動の)証しでもあるけれど、この作品を可能にしたのは宇宙飛行士、彼らの家族、そしてNASAやアメリカ公文書記録管理局などの人々が語ってくれた素晴らしいストーリーとチームワークによるもの」と語るのは本作の監督・編集・プロデューサーを務めたトッド・タグラス・ミラー監督。
10年以上にもなるリサーチを経て、2016年末から3年かけて本作を編集した。本作を製作するにあたり、「映画というものは思わぬ展開を見せることが多いと感じています。そもそも記録資料だけを使ってミッションの全貌を語る、単純な編集作業として始まったものが、世界中の専門家のチームの協力を得てアポロ11号の決定版のドキュメンタリーを作ることになったのです」とその経緯を話し始める。
始まりはNASAとアメリカ公文書記録管理局にアポロ11号の映像をデジタル化したいと提案したことから始まり、NASAとアメリカ公文書記録管理局はこれに賛同。その数ヵ月後にこのプロジェクトは大きな展開を見せ、「アメリカ公文書記録管理局で働くアーカイブ映像の管理者が、『1969年「アポロ11号」』と記された70mmの大きなフィルムを発見したと連絡があったんだ」と当時を振り返る。
映像確認のため、2本のフィルムを送付してもらったミラー監督は「1本目には陸からロケット発射を撮影した映像などが残されていた。僕らは、このような大きなフィルムで撮影し、現在でもその映像に生産価値があることに驚愕しました。そして2本目のフィルムは、ロケット発射の当日にニール・アームストロングらが宇宙服を着用しているものだった」と説明。その映像のあまりの素晴らしさに製作陣は大きな感動を覚えたという。
そして「驚いたことにこれまで未公開だった大判フィルムと音声記録が新たに発見され、このプロジェクトは奥行きを深めることができました。単なる映画ではなく、極めて貴重な歴史の素材をまとめて保存する機会となったのです」と本作がいかに特別な作品かを力説した。
映画『アポロ11 完全版』は7月19日(金)より、109シネマズ二子玉川ほか全国ロードショー。
(オフィシャル素材提供)
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