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2019-06-10 更新
草村礼子、谷光 章監督
6月8日(土)より新作ドキュメンタリー映画『99歳 母と暮らせば』が公開され、スペシャルゲストに『ベトナムの風に吹かれて』等多くの映画・ドラマで活躍されている女優の草村礼子を迎え、初日トークイベントが新宿K’s cinemaにて行われた。
本作を手がけた谷光章監督が、自身の母を介護する姿を赤裸々に切り取ったドキュメンタリー。老老介護の現状とその生活を介護者・被介護者ともに気持ちよく過ごしていくためのヒントが見つかると、話題になっている。公開初日の本日は、上映前のロビーには多くの観客の熱気が立ち込め、温かな雰囲気の公開初日となった。
始めの挨拶で谷光監督は「これまでの介護を取り上げた映画とは違った切り口の“介護”の映画だと思います。認知症の母親が残り少ない人生で、どんなふうにすれば本当に幸せな介護、人生を終えてもらえるかと言う思いで作った映画です」と本作に対する思いを語った。
これまで数多くの映画で認知症の役を演じてきた草村は本作を観て「私もお母さんみたいに100歳になった時に健やかにいられるか自信がありませんが、お母さんの笑顔、居心地の良さそうな顔が見られるこの映画がとっても好きです」と笑顔で感想を述べた。
さらに谷光監督は介護の姿勢について「認知症の方々とはいろいろなコミュニケーションの取り方がありまして、口だけではなく、アイコンタクトや肌を触れることなどが大事」と話した。それに対し『Shall we ダンス?』にも出演の草村は老人ホームなどの施設で長年、社交ダンスを使ったボランティア活動を行っていることに触れ、「男女が触れ合ってダンスをするので、嬉しくなって、血の巡りが良くなったり活性化されて元気になるんです」と述べた。
舞台上で草村が谷光監督にダンスを教えるなど、谷光監督は驚きの表情を見せた。最後は大きな拍手に包まれ、温かいトークイベントとなった。
(オフィシャル素材提供)
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