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2019-07-06 更新
藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、蜷川実花監督
映画『Diner ダイナー』の初日舞台挨拶が都内にて行われ、藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、真矢ミキ、奥田瑛二、 蜷川実花監督が登壇してクロストークを繰り広げた。
本作は、映像化不可能と言われていた平山夢明の小説を蜷川監督が実写映画化。もと殺し屋で天才シェフ・ボンベロ(藤原)と、彼が店主を務めるダイナーにやってくる凶悪な殺し屋たちの異様な世界を描き出すサスペンス・アクションエンターテインメント。
主演の藤原は「このメンバーで1ヵ月半(の撮影)ですよ! 大変な現場でした。僕とティナだけがまともで……」と苦笑いで他のキャスト陣を見つめながら挨拶。また、撮影を振り返った藤原が、「撮影は順調でしたが、僕が朝から12時間雨に濡れながら演じるシーンで、真矢さんのアクション・シーンでスタッフから拍手があったのに、僕の時は一切なかった」と過酷なシーンにぼやき節。蜷川監督が「竜也は『何でもできて当たり前』と思われているから辛いよね」とねぎらうと、藤原は「しんどいこともありましたが楽しかったです」としみじみ。感無量の様子だった。
藤原が「ず~っと雨に濡れているシーンで、蜷川監督が『どしゃぶりの雨なんだけど、花を降らせたい』って。僕は『雨と花びらってどうなんですか?』とは一切聞かないで、やらせていただきました」と撮影を振り返ると、蜷川監督は「途中で花びらがなくなるって言われたんですが『なくなるまでやって!』と言って、すごい量を降らせました」と、満足げな笑顔を見せた。とにかく見たこともないシーンが満載。蜷川監督の世界観満載です。急になくなるカウンターやズタズタ切られたカーテンなど、すべて蜷川監督のインスピレーション。見逃さないで。
濃いキャスト陣に対して蜷川監督が「みんな絶対すごいに決まってる!という期待値しかなかったので、いつもキラキラしながらモニターの前にいました」とキャスト陣への絶大なる信頼を伝えると、今作でオオバカナコ役に抜擢された玉城が「どうして私が抜擢されたのか不安でしたが、私も蜷川さんをずっと信じていたので良かったです」と安心した笑顔を見せていた。
七夕の“ブッ飛んだ願い事”を披露するコーナーでは、キャスト陣がそれぞれの思いをフリップで披露した。
藤原と窪田は「Diner2 撮影 ALLメキシコロケ!!」と書いたフリップを見せ、蜷川監督を喜ばせた。玉城は「変身したい」とフリップに書き、「趣味が旅行なので、1人で海外に行ったりする時に『女の子1人だと危ないよ』と言われるのが嫌なので、旅する時は、体格のいい男の人に変身して、強く見せたい」と話した。偏食で知られる本郷は「食事をしなくても死なない身体になれますように」と書かれたフリップを披露し、「食べることが好きじゃないので、これだったら最高」とコメントした。ほかに大検を取得したという真矢は「学生になれますように」。奥田は「人生ぶっ飛んで来たので修復不可能。願い事無し」と、それぞれ願いごとを披露した。
蜷川監督は藤原のメキシコロケへの願望を“一番ぶっ飛んだ願いごと”として選び、「次回(ダイナー2)はメキシコオールロケにしましょう!」と叫んで観客の期待をあおった。藤原は「皆さんのお力を借り、1人でも多くの人に観ていただきたいと思います!」とメッセージして大きな拍手を浴びた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi、メイン写真のみオフィシャル素材)
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