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2019-06-11 更新
細田佳央太、関水 渚、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、松嶋菜々子、石井裕也監督
『舟を編む』で、第37回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を含む計6部門を受賞。“史上最年少”での最優秀監督賞受賞となった石井裕也監督が、主演・超新人×奇跡の豪華キャストで描く衝撃の人間賛歌!映画『町田くんの世界』が6月7日(金)より全国公開中だ。
本作の公開を記念して、6月8日(土)に舞台挨拶を実施。当日は、W主演の超新人、細田佳央太、関水 渚を始め、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、松嶋菜々子ら超豪華キャストが集結。そしてこの記念すべき日に来場した観客を出演者全員で盛り上げたい!という想いから、太賀、岩田剛典、池松壮亮、石井裕也監督、北島直明プロデューサーが持ち回りで、各会場の舞台挨拶のMCに挑戦! 1回目の丸の内ピカデリーは太賀が担当した。
本編上映後の熱気に満ちた超満員の劇場に太賀が登場! 劇中で演じた高校生・西野のように、猪原さんに告白するシーンで握手を求めるそぶりを見せ、会場からは笑いが。実は、記念すべき日に来場した観客を出演者全員で盛り上げたい!という熱い想いから、本日行われる舞台挨拶の司会を太賀、岩田剛典、池松壮亮、石井裕也監督、北島直明プロデューサーが交代で行うこととなり、トップバッターを太賀が担当。太賀の呼びかけで、本作の主演を務めた細田佳央太と関水 渚をはじめ、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、松嶋菜々子、石井裕也監督ら豪華キャストが割れんばかりの歓声と拍手に迎えられて客席から舞台に登壇した。
司会の太賀から「素晴らしかった!」と紹介された本作で映画初出演かつ初主演となった主人公の町田くんを演じた細田は「今日はありがとうございます。実は昨日の夜から皆さんに観ていただけると思って、ワクワクで全然寝れませんでした!」とご挨拶。「分からないことに懸命に向き合っている姿が愛おしかったです」と太賀から紹介された町田くんのクラスメイト・猪原さんを演じた関水は「細田くんと同じで、ワクワクしています」と、初出演の映画で主演を果たした作品が公開日を迎えることを瑞々しく明かした。
キャストごとに個性あふれる紹介をする太賀だが「氷室君最高でした。大好きです」と岩田を絶賛! 岩田は「やりづらいな(笑)」と苦笑しつつ、「こうしてスタッフ・キャスト一丸となった作品を届けられる日が来て嬉しく思います」とコメント。
太賀から「コロコロと表情を変えるさくらはキュートで可愛かったです」と紹介された高畑は「なんで棒読みなんですか(笑)!」とツッコミをいれつつ「今日は2人(細田と関水)と太賀君の晴れ舞台に参加出来て幸せです」と述べ、池松は「この映画が皆さんの心に残っていただけたら嬉しいです」とコメント、「町田くんが聖人だとしたら、まるで聖母のようで映画全体の母なる存在だった」と太賀から紹介された松嶋は「私くらいの少し歳を重ねた年齢の人が観ると、なんて甘酸っぱくて、熱くて笑えて、青春時代はエンターテインメントがつまっているんだろうと感じると思います。今観ても、この先見返しても、きっとその時々で響くものが違う作品になっているかと思いますので、末永く愛してください」とそれぞれ思い思いに映画の公開を迎えられた喜びや作品の魅力をアピールした。
石井監督は「みんなで一生懸命作った映画なので、ちょっとでも楽しんでいただけたら嬉しいです。今日は5回舞台挨拶があり、俳優の方々と持ち回りでMCをやります。今回のキャストの方々は実力もさることながら、男気のある人間的に素晴らしい方々で、この作品のために少しでも何かやりたい、来てくれたお客さんに楽しんでいただきたいという気持ちが重なって、このようなこととなりました。映画自体も例外に例外を重ねている作品ですのでこういう舞台挨拶も異例な試みをやってもいいんじゃないかなと思っています」と、すべてのセオリーをブッ飛ばす本作同様に、キャストがMCをやるという異例の舞台挨拶となった経緯について明かし、池松は「太賀さんの名司会ぶりに驚いています。昔から行き過ぎるぐらい優しかったけど、昔からの知り合いとして誇らしく思います」と太賀の名司会ぶりを絶賛!
本作で初映画出演かつ初主演となった細田は「たくさんの方々が観ていただけるということでワクワクしているのですが、正直公開した実感がわいていないんです」、関水は「細田さんと一緒で一生懸命頑張った作品が、これからたくさんの方に観ていただけることが楽しみでワクワクしています」と、人生初めての公開日を迎えた心境を教えてくれた。MCの太賀から公開初日はどのようなものかと問われた岩田は「初日はお客さんのリアクションを初めて肌で感じられる日だと思います。一つの映画として、自分たちからお客さんの手に渡る日だと思います」、高畑は「二人が初めて主演した映画なので、いつもは映画にしがみたくなる気持ちがあるんですが、今回は飛んでけ!いっぱい広がれ!という気持ちがあります」、前田は「私もみっちゃん(高畑)と一緒で主演2人の頑張りを見ていて、早く(お客さんに)届いて欲しいなと思っていたので、参加できて嬉しく、今回の初日に関しては客観的でいます」と、本作の初日に関しては主演の新人2人の頑張りを早く観て欲しいという今までとは違う気持ちを持っていることを明かした。
また、松嶋は「主役の二人が力強く役になりきり、役作りが万全で素晴らしかったです。皆さんにどのように受け止めていただけるのかは、いろいろな人生経験に重ねて作品を育ててくれるものだと思うので、舞台挨拶というのは、頑張って作ったんで観てくださいと堂々とすがすがしく立つで良いんじゃないかなと思います」と役柄同様に母親らしいアドバイスを寄せ、石井監督は「今まで天塩をかけて育てた子どものような作品が、今日からお客さんのもとに渡るので寂しい気持ちがあります。どのようにお客さんに感じてもらうかはお客さんにお任せするしかないのですが、今回は特別で、新人の関水さんと細田君が世に放たれるので、がんばれ、気をつけてねという気持ちがあります」と、感慨深く映画の公開を噛みしめた。
主演の細田と関水は1000人を超えるオーディションを勝ち抜いて本作の主演に抜擢されている。石井監督だから本作に出演したと明かす太賀から、キャスト陣に出演する決め手となったことについて問いかけが。本作で2度目の石井組となる岩田は1作目のことを振り返り「あっという間に終わってしまったので、もっと深いところで石井監督と対話したいなと思っていました。こんなにも早くご一緒できることが嬉しい」と明かし、高畑は「頂いた台本が面白く、夢中で読んでしまうほど面白くて出たいと思ったんです。でもスケジュールの調整ができるか悩んでいたんですが、監督と池松さんからお誘いのメールをもらって答えたいなという気持ちが沸きました。その後にあっちゃんと岩田君が出ることが決まり、出られないのは女が廃ると思い、『やります!』と返事をさせていただきました」、前田は「『学生役か』と不安に思っていたらみっちゃんが出るって聞いて大丈夫と思って(笑)。みっちゃんのあとに『一緒に石井組を盛り上げようぜ』と池松先生からメールをもらって『やります!』とお返事させていただきました」と監督だけでなく、池松が影で石井監督のために動いていたいたというエピソードを披露した。
そんな影の立役者である池松は「脚本が素晴らしかったですし、よく知っている石井監督が新たなことに挑戦しようとしていること」が決めてであると語り、「これだけの作品で主演に主演を新人を抜擢することはリスクを冒しているんです。でもリスクがある場所は良い作品になると思っているんです」と、熱を込めて出演の決め手を振り返った。また、松嶋は「台本を読ませていただいて町田くんというキャラクターが可愛くて、理想の子育てだなと思いました。町田くんという奇跡のような良い人が、そのままその年まで育て上げられるという母親を演じることができるということで受けさせていただきました」と、主人公の町田くんが魅力であったとコメントを寄せた。
最後に、関水は「私にとって宝物のような作品。皆さんの心の中に宝物のような作品と思っていただけたら嬉しいです」、細田は「今の時代って一生懸命することが恥ずかしいと思う時もあるんですが、映画を観て一生懸命だから素敵だし、かっこいいと思えたので、この映画を観てどんな小さなことでも一生懸命やろうと思っていただけたら嬉しいです」とコメントを締めくくり、会場は熱気に包まれたなか、イベントは幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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