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2019-05-25 更新
坂口健太郎、吉田鋼太郎
佐久間由衣、山本舞香、野口照夫監督、山本清史監督(ゲームパート監督)、マイディー(キャラクター)
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV光のお父さん』の完成披露試写会が開催され、坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、野口照夫監督、山本清史監督(ゲームパート監督)、マイディー(キャラクター)が出席、撮影秘話やオンラインゲームを題材にした作品ならではのエピソードなどが明かされた。
満員の会場の中、MCの呼びかけで登場した豪華キャスト。主演で息子・岩本アキオ役を演じた坂口健太郎が「こんにちは。とてもいい天気ですね。お日柄もよく。短い時間ですが、作品の良さを存分に語りたいと思います!」と、挨拶をすると会場から歓声が起こった。主演で、父・岩本 暁役を演じた吉田鋼太郎が「坂口さんの挨拶の時には“健ちゃーん!”という歓声があったので、“こうちゃーん!”を期待していましたが……」と話すと、「こうちゃーん!」と声が上がった会場は大盛り上がりに。吉田はその声に応えつつ、「嬉しいです。ありがとうございます。本当に素晴らしい作品なので楽しんでいただければと思います」と話した。
アキオの会社の同僚・里美役を演じた佐久間由衣は「本日は短いお時間ですが、上映前なので話せることを話せたらと思います」、アキオの妹・美樹役を演じた山本舞香が「本日はお越しいただきありがとうございます。短い時間ですが、楽しんで行ってください」、本作を手掛けた野口照夫監督が「本日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。僕はテレビドラマからの続投になるのですが、テレビ版のキャスト・スタッフの思いも受け継ぎながら、新たなキャストでこの作品を作り上げました。本日はよろしくお願いいたします」、本作のゲームパートを手掛けた山本清史監督が「この映画は特殊な形でできておりまして、たくさんの人の協力のもと、仕上がりました。ここにはいないFFXIVのプレイヤーの皆さんやマイディーさんなどにも協力していただいています。今日はそのみんなの代表としてお話しできればと思います」とそれぞれ話した。
MCからアキオを演じたことについて尋ねられると「最初に台本読んだ時は僕がゲームの世界に入ってお芝居するのかと思っていたのですが、それは違うということが分かり、ゲームという軸はあるのですが、父と息子のヒューマン的なものに気持ちが入り込みました。観ていただければ分かると思いますが、僕と鋼太郎さんは劇中であまり言葉を交わさないんですね。なので、アキオがお父さんの背中を見ている眼差しとか、背中とか、セリフじゃないものを大事にしようと思いました。役作りとしては、実際にファイナルファンタジーをやらせていただいて、すごく楽しかったです(笑)。遊んでいたわけじゃないですよ(笑)。あとは、鋼太郎さんとお芝居をやる感覚は頭の中において演じていました」と坂口が答えた。
続いて吉田は「テレビ版をご覧になっていた方もいらっしゃると思うんですけど、テレビでは僕の役柄を大杉 漣さんがやられていて、僕の大好きな役者さんなので、“大杉さん、やらせていただきます”という気持ちでした。ファンの方の気持ちを裏切らないように、一生懸命やるしかないなと思いました。健太郎と一緒で、脚本を読んだだけじゃなかなか理解できない部分もあったんですが、僕、実はゲームには馴染みが深くて、ゲーマーなので(笑)、とうとう来るべきものが来たな、という気持ちでした(笑)。お話も、実話ということが信じられないくらい素晴らしくて、感動しました」と脚本を読んだ際の思いを交えながら話した。
アキオの同僚でヒロインの里美役を演じた佐久間に会社でのシーンの撮影の雰囲気を尋ねると、「スタッフ・キャスト皆さん、とても丁寧に現場を進めてくださり、アキオを応援したいという気持ちを軸にこの作品に参加しました。家族の話がメインなので、その周りで応援する人の気持ちを、役を通じて表現できればと思いました。坂口さんとの撮影は実質4日間で、私が一方的に坂口さんを観察させてもらっていました(笑)」と話した。
ギクシャクしている父と息子を時にツッコミつつ、ふたりの関係を繋ぐという大切な役どころを演じ、実際に現場でも家族を繋ぐムードメーカー的存在だった山本に撮影現場での雰囲気を尋ねると、「ムードメーカーだったんですか? 嬉しいです!」と驚く山本。そんな山本に坂口は「本当の妹みたいだったんですよ」と返すと、山本も「最後おんぶしてくれるくらい、甘えられるお兄ちゃんでした」と現場での雰囲気を振り返った。役作りに関しても、「役作りはしていないですね。普通の女の子ってこんな感じなんだろうな、と思いながら演じました。劇中ではいっぱい食べています!」と話した。
いまの気持ちを尋ねられた野口監督は、「今日観ていただく方は本当に一番最初のお客さんなので、ドキドキしています。一番ドキドキするのが、プロデューサー全会一致でカットしろと言われたシーンがあったんですけど、僕は大人なので“分かりました”と言って、実は切っていないシーンがあります。そこで笑いが起きなかったら、監督やめよっかなって思います(笑)」と驚きの発言に会場からもどよめきが起こった。登壇キャストからも「どのシーン?」との声が上がると、野口監督は「……吉田さんが出ているシーンです」と暴露。そんな監督の発言に吉田も驚いた様子だった。
続いて山本監督は「この映画は一昔前のCG映画みたいな感じなんですよね。でもこれは実際にスタッフがコントローラーを動かして、ゲームしている画面を切り取ったものなんです。本当に、ただそこに残っているものを取っているようなものです。実写の撮影とほぼ変わっていなくて、どこまで伝わるか不安ではあります」とゲームパートの撮影を振り返った。
劇中でお父さんはアキオからファイナルファンタジーXIVに誘われ、オンラインゲームの世界に熱中していくことから、登壇者に人生の中で熱中したものを尋ねると、「最近トレーニングしています」と話す坂口。そんな坂口に吉田は「ホントすっごいよ」と、坂口の筋肉を触りながら反応。坂口も「筋肉は裏切らないです。そんな世界に入ってきました(笑)」と熱中している様子を披露した。吉田は「お芝居をやるようになってからは仕事なんですが、その前、中学の頃とかはフォークギターが台頭してきた時代だったので、女の子にモテたいためにギターを弾いて、バレーボールも女の子にモテるためにやっていて、中学の頃は女の子にモテることに熱中していました」と話し、会場からも笑いが起こった。佐久間は「馬ですかね。乗馬にはまってしまって抜け出せないんです(笑)。馬との闘いがあって、馬とのコミュニケーションが大事で、うまくいくと嬉しいしうまくいかないと悲しいです」と話すと、それに対し、坂口は「乗っている姿、素敵そうですよね!」と合いの手を入れた。熱中しているものを尋ねられた山本は「ないですね……。家にいることが多いので、寝ること……? 寝られる時はずっと寝ていたいです」と話し会場はさらに盛り上がりを見せた。
次にここでゲームパートを代表し、スペシャルゲストとして映画の原作者であり、ゲームパートの役者としても参加しているマイディーが登場。スクリーンに登場し、「うわーーっ! すごい人! こんにちは! 僕、マイディーです! 完成披露をやるって聞いて、ファイナルファンタジーXIVのエオルゼアを飛び出して、はるばるここ有楽町までやって来ちゃいました! こんなにたくさんの人に僕たちの映画を観てもらえるなんて……感激です!」と話し、坂口を見つめるマイディーに会場からは笑い声が。そのあとマイディーから「皆さん!実写パートの撮影、お疲れ様でした。本当に素晴らしかったです。僕も皆さんに負けないように、一生懸命撮影がんばりましたー! ゲームパートもお楽しみに! <光のお父さん計画>が成功するように、どうか応援してくださいね!」と話すマイディー。
坂口は「久しぶりにお会いできて嬉しかったです。お互い頑張ったね!」と話し、「うん!」と続けて坂口がマイディーの声真似をすると、会場からはさらに笑いに包まれた。
最後に挨拶を求められた坂口と吉田は「さっき2人で決めて、一緒に話そうと思います」と抜群の相性をここでものぞかせた。そこで話が始まると、「いざやるとなると難しいね」としみじみと話す吉田。「いい映画だよね」と言い合い、和やかな雰囲気になると、山本から「映画の見どころ言ってもらっていいですか?」とツッコミが。そんなツッコミに反応するかのように吉田が「実写の人たちとゲームの人たちが一つの映画で観られるというのが意外に斬新。初めて見るものになると思います」、「家族の話でもあるし、父親と子どもの話であるというのも響くな、と思います。共感性が高いのでいろいろな人に観て欲しいですね」と坂口が映画のポイントを話した。2人のシーンに関しても、吉田が「僕と坂口さんの絡みはあまりないのだけど、実はすごく熱い演技合戦が行われているというところに気づく人はすごいです」と見どころを話し、坂口も「喋っていないのにクランクアップの日も本当に濃い芝居をしましたもんね。とっても不思議でした。観てよかったなと思ったら広めていただき、どんどんいろいろな人に観てもらえたらと思います」と話し、大盛況のままイベントは終了した。
(オフィシャル素材提供)
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