2019-10-28 更新
大石内蔵助が実際に書き残した決算書を基に、討ち入り計画の実像をお金の面から紐解いた話題作『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書刊)を、『忍びの国』『殿、利息でござる!』の中村義洋監督が映画化。
大石内蔵助には押しも押されもせぬ名優・堤 真一。そして、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助を、時代劇初挑戦の岡村隆史(ナインティナイン)が演じ、W主演を務める。
さらに濱田 岳、横山 裕、妻夫木聡、石原さとみ、荒川良々、竹内涼子、阿部サダヲ……と、日本を代表する豪華俳優陣が大集結!
果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!? 笑って泣ける予算達成エンタテインメント!
今から約300年前。江戸城・松の廊下。赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介に斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、赤穂藩のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。吉良へはお咎めなし。突然藩主を亡くしたことで、浅野家は断絶、藩士たちは路頭に迷ってしまう。
筆頭家老・大石内蔵助(堤 真一)は、嘆く暇もなく、浅野家復活を願い出て、ひたすら残務整理に励む日々。しかし、御家再興にも当然、お金が必要。内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借りて、亡き内匠頭の妻・瑤泉院(石原さとみ)の化粧料(嫁入りの時の持参金)をかき集める。その金額は、およそ800両(9500万)!
しかし、金の使い道がわからない内蔵助は、長助らの助言も聞かず、行き当たりばったりの大盤振る舞い。金はどんどん減っていく。
一方、浪人となった藩士たちは、宿敵・吉良への仇討ちを勝手に計画。加えて、江戸の庶民たちまでもが、赤穂浪士たちによる仇討ちを超熱望!
やがて、大金をはたいた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定であっさり却下。
「なんでやねん!」
ようやく討ち入りを決意したものの、もはや予算残高は、微々たるものに……。
討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はさらに減っていく。前線基地として購入した屋敷も火事で全焼。浪士たちの日々の生活費や食費に家賃、江戸までの旅費、武器の購入等々、お金は出ていくばかりで、プロジェクトは超難航!
挙げ句の果てには、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。一方、自分の金を勝手に使われている瑤泉院の怒りもエキサイトして……。
果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!?
(2019年、日本)
キャスト&スタッフ
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書刊)
脚本・監督:中村義洋
主演:堤 真一、岡村隆史
出演:濱田 岳、横山 裕、妻夫木聡、荒川良々、西村まさ彦、木村祐一、橋本良亮(A.B.C-Z)、寺脇康文、桂文珍、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲほか
配給
松竹株式会社
11月22日(金) いざ、討ち入り?
■ オフィシャル・サイト: http://chushingura-movie.jp/ (外部サイト)
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