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2018-12-03 更新
原題:A Prayer Before Dawn『暁に祈れ』は『新感染 ファイナル・エクスプレス』『チェイサー』など、時代を先取るエッジーな作品を世に送り出してきたカンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門にて、2017年、大きな話題となり、批評家サイト、ロッテン・トマトでは96%の高評価を獲得した話題作だ。
本作は汚職・レイプ・殺人が蔓延する実在のタイの刑務所〈チェンマイ中央刑務所〉と〈バンコク・クロンプレム中央刑務所〉に服役し、ムエタイでのし上がっていったイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝ベストセラー小説がベースとなっており、リベリアを舞台に暗躍する反政府軍の少年兵たちの姿をバイオレントに描いた『ジョニー・マッド・ドッグ』で世界的に評価されたジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督により映画化された。
極限状態の中、孤軍奮闘する主人公ビリーを演じたのは、ジェレミー・ソルニエ監督のアクションスリラー『グリーンルーム』や、キリアン・マーフィーやトム・ハーディなど人気スターが揃うBBCのクライム・ドラマシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」で注目される新星、ジョー・コール。
他にもニコラス・ウィンディング・レフン監督の『オンリー・ゴッド』で刑務所長を演じたヴィタヤ・パンスリンガムや、タイの伝説的なボクサーであるソムラック・カムシンなどが重要な役どころで出演するが、役者の大半は現地タイ人の元囚人たちが起用されており、彼らの実体験に基づいた迫真の演技により、観客はあたかもその場にいるような感覚に陥ってしまう。
地獄に落とされたアウトローが人間性をはく奪されながらも、ムエタイを通じて光を見出していく本作は、ただのジャンル映画の枠には収まらない、パワフルな人間ドラマとして昇華している!
ボクサーのビリー・ムーアは、タイで自堕落な生活を過ごすうちに麻薬中毒者になってしまう。
ある日、警察から家宅捜索を受けたビリーは逮捕され、タイで最も悪名高い刑務所に収容される。そこは殺人、レイプ、汚職が横行する、この世の地獄のような場所だった!
死と隣り合わせの日々を過ごすビリーだったが、所内に設立されたムエタイ・クラブとの出会いが彼を変えていく。ベストセラー自伝小説をベースにした真実の物語。
(2017年、イギリス・フランス、上映時間:117分、R15+)
キャスト&スタッフ
原作:ビリー・ムーア「A Prayer Before Dawn: My Nightmare in Thailand's Prisons」
監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
出演:ジョー・コール、ヴィタヤ・パンスリンガム、ソムラック・カムシンほか
配給
トランスフォーマー
12/8(土)ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開!
オフィシャル・サイト
http://www.transformer.co.jp/m/APBD/ (外部サイト)
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