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2018-10-28 更新
元理学療法士の経歴を持つ、榊原有佑監督が自身の経験を元に紡いだ真実の物語「栞」が10月26日(金)より全国順次公開となる。
本作は、真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法の高野雅哉を通して描く、命の物語。私たちの身近に存在しながら、意外に知られていない理学療法士の現場をリアルに描いた本作は、公益社団法人 日本理学療法士協会の全面協力を得て制作された。
メガホンをとったのは、初監督作の短編映画「平穏な日々、奇蹟の陽」で、アジア最大の国際映画祭「ShortShortFilmFestival2014&Asia」のJAPAN部門ノミネートを果たし、Jリーグ・FC東京の2015シーズンを追ったドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』の監督も務めた榊原有佑。長編2作目となる本作は監督の実体験にフューチャーして描かれ、自らが脚本も手掛けている。
主人公の高野を演じるのは、安定した演技で定評のある若手実力派、三浦貴大。患者と向き合う日々の仕事の中で、不治の病に倒れた父への思いを抱え、自分自身への限界を感じ苦悩する高野を重厚感溢れる演技で熱演。高野と向き合うことになる元ラグビー選手の患者を、個性的な演技で注目を集め、2019年1月には企画・主演を務めた映画『デイアンドナイト』の公開を控える阿部進之介が演じている。
そして高野の妹役には、白石聖。職場の同僚に池端レイナといった若手が集結。更に高野の 祖父役に、時代劇の斬られ役として知られる福本清三。父役には数多くのドラマ・映画で存在感を放つ鶴見辰吾といったベテラン俳優陣が脇を固めている。
「僕に何が出来るのか?」――仕事において誰もが自問自答するであろうこの疑問に、寄り添うように向き合い、丁寧に描かれた感動の物語が誕生した。
真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉。 幼い頃に母親を亡くし、現在は父親の稔、妹の遥と離れて暮らしている。
そんなある日、雅哉が働く病院にしばらく会っていなかった父・稔が入院してくる。日に日に弱っていく稔の姿、担当患者の病状が悪化するなど理学療法士として何が出来るのか自問自答の毎日で無力感に苛まれる。
しかし、そんな時ラグビーの試合中にケガをした新たな入院患者を担当することになった雅哉。その入院患者の懸命に生きようとする姿に感化され、徐々に仕事への熱意を取り戻していく雅哉だったが……。
病院という身近な人の死を経験する場所で理学療法士として、雅哉の選択していく生き方とは――。
(2018年、日本、上映時間:118分)
キャスト&スタッフ
監督:榊原有佑
脚本:眞武泰徳
共同脚本:岡本丈嗣
音楽:魚返明未
主題歌:「Winter」作曲:Liam Picker/西川悟平
出演:三浦貴大、阿部進之介、白石 聖、池端レイナ、前原 滉、池田香織、福本清三、鶴見辰吾ほか
配給
NexTone
10月26日(金)より新宿バルト9ほか全国順次公開
オフィシャル・サイト
shiori-movie.com (外部サイト)
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