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『ボヘミアン・ラプソディ』来日記者会見

2018-11-10 更新

ラミ・マレック、グウィリム・リー、ジョー・マッゼロ

ボヘミアン・ラプソディbohemianrhapsody 配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox

 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の来日記者会見が東京ミッドタウンで行われ、ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー役)、グウィリム・リー(ブライアン・メイ役)、ジョー・マッゼロ(ジョン・ディーコン役)が出席した。ドラムのロジャー・テイラー役のベン・ハーディは都合がつかず、来日できなかった。会見場には、プロモーション用に紫に塗られ、劇中のキャスト陣の姿などがラッピングされた2階建てのバスが設置された。

 本作は、世界的人気ロックバンド「クイーン」の伝記映画。1973年にデビューしたバンドの結成から、1991年に亡くなったフレディの半生、伝説のライブ・エイド公演までが、壮大なスケールで描かれる。

 実在の人物を演じるということで、キャストは大変な苦労したと明かす。フレディを演じたラミは「1年かけました。クイーンに関わるありとあらゆるアーカイブやファンが撮ったホームビデオまで見て参考にしました。フレディの自然発生的な動きや、影響を受けたというボブ・フォッシーやライザ・ミネリなど、あらゆるものを見て研究しました」と打ち明けた。さらに、ラミは、フレディの言葉のアクセントのルーツを学ぶためにフレディの母親が話す姿を見て研究したという。また、フレディの拳を突き上げるポーズは、フレディが子どもの頃に習ったボクシングにあると言及した。ラミは、「モノマネではなく、彼の動きの変化、進化を理解しようとした」と一気に話した。まるでフレディが憑依したかのように見えるラミの姿は、並々ならぬ努力の成果が生んだものだった。


bohemianrhapsody

 ジョンを演じたジョーも「僕もジョンの映像を観て、彼が披露したダンスを取り入れたんだ。それは予告編にも映っているよ。彼のファンのために最善を尽くさなければと気を引き締めて役に取り組んだよ」と役作りについて語った。


bohemianrhapsody

 ブライアンを演じたグウィリムは「『クイーン』は1975年に武道館で公演したときに彼らは『自分たちが何者かになる』ということに気がついたんだと思う。そんな日本に僕はずっと憧れていて、東京に来ることが夢だったんだ」と初来日に夢が叶い、興奮を隠せない。


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 ジョンを演じたジョーも「撮影初日から、みんなで『プロモーションで日本に行けたら最高だ』と言っていたんだ。最高の気分」と大感激の様子。そして、クイーンのどんな部分をリスペクトしているか尋ねられると「何をリスペクトしないかという答えのほうが簡単だよ。素晴らしい楽曲、世代もジャンルの文化も超越して愛されている」とクイーン愛を爆発させた。

 ラミは「フレディを演じているとき、僕はとても自由になった気がした。クイーンはステージ上でなりたい自分になっていて、それを観ている人もなりたい自分になることができるんだ」とコメント。


bohemianrhapsody

 グウィリムは、「この映画の素晴らしいところは家族で観に行けることだ。親がクイーンの音楽を、プライドと喜びをもって子どもに伝え、子どもも喜んで受け継ぐことができるんだ」と作品を熱くPRした。

 最後のフォトセッションは、報道陣をバックに3人が自撮りする場面も見られた。


bohemianrhapsody

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ファクトリー・ティータイム

 伝説のロックバンド・クイーンを知っている人も知らない人もその楽曲とステージに酔いしれる。クイーンのリアルで素晴らしい物語に感動し、涙する映画。ぜひ劇場に足を運んでください。ドラムのロジャー・テイラー役のベン・ハーディも来日して4人のフォトセッションが出来ず、残念。
 会見後にはバスの中も見ることが出来た。ギターやフレディの白鷲のような衣装や黒のスパンコールで作られた衣装などが置かれていました。

(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)




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