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2018-10-14 更新
阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大、アルコ&ピース
「時効警察」シリーズ、『俺俺』の三木 聡監督が脚本・監督を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日に全国公開した。それに伴い、公開の翌日である10月13日にTOHOシネマズ新宿にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の阿部サダヲ、共演の吉岡里帆、千葉雄大、ふせえり、田中哲司、そして三木 聡監督が登壇した。
本作は、4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りの秘密を抱えるロックスター・シン(阿部サダヲ)が、異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)と出会ったことから奇跡を起こしていく姿をハイテンションに描くロック・コメディ。
本作の見どころを聞かれた阿部は、「今週公開の映画の期待度2位という好成績で、1位ではないんですけれども、それがこの映画っぽくて素晴らしいと思います」と会場の笑いを誘いつつも、「原作ありきの作品が多い中、完全オリジナルの脚本なのでそこに期待して観て欲しい」と見どころをアピール。
吉岡は本作で初挑戦した歌唱とギターについて触れ、「半年前から準備して、こんなに長く時間をかけて準備した映画はないので思い入れがとても強いです」とコメントし、レコード会社でシンの担当である坂口役の千葉は、自身も移動中に聴いてるという本作の楽曲のかっこよさをアピールした。
デビルおばさんというインパクトの強い役名のふせが「テレビでは見られないような阿部くん、吉岡さん、千葉くんの普段みられない姿に注目してほしい。阿部さんこんなことできるんだ~とか、千葉くんそれはまずいぞ!というシーンもある」と言うと、重ねてシンの所属する事務所の社長役である田中も「いろんなカツラが出てきます」と三木監督作品お馴染みの不思議な世界観が展開されていることを披露した。
劇中でふうかがシンから「逃げる理由を探すな!」「逃げるな!」と熱いメッセージを受け取り、運命が変わることにちなみ、キャストの皆に自分が変わるきっかけになった“言葉”にまつわるエピソードを披露する場面では、阿部は自身が中学生の時に同級生の母親に「阿部くんはさ~30歳くらいになったら売れるよ!」と言われたエピソードを披露。「当時は役者ではなくプロ野球選手を目指していたのに、今こうして役者になり、主役をさせていただいている」と見事に阿部の未来を言い当てた同級生の母親の先見の明に、一同が驚く場面があった。
吉岡は本作の「いいのいいの、ブライアン・イーノ!」という台詞をセレクトし、「大変な時も前向きにまあいっか、明日頑張れたらいいか、と思えるような台詞が三木監督の作品にはたくさん散りばめられているんですけど、それがとても顕著に表れている台詞だなと思います」と選んだ理由を語った。千葉は知人の俳優に「千葉はさ~役じゃない時は全然色気がないよね」と言われたそうで、「でもそれは逆に役の時は多少なりとも色気が出てるんだ!と勝手に自信を持ったんですけど……今回出てますか?」と登壇者に質問。一同が「出てるよ!」と口を揃えて言うと、阿部がすかさず「色気が出てなきゃこんな千葉千葉ってたくさん出てこないよ」と千葉のうちわを持った観客を眺めながらツッコミ。千葉本人も「色気のあるシーンというと、田中さんとのシーンを見て欲しい」と改めて本作のみどころシーンをおすすめした。
最近ハイテンションになった出来事について聞かれると、阿部は「昨日公開されて、観てくれた人が面白かった!と連絡をくれたこと。まあ警官役で映画に出てる人なんだけど」と言うと、吉岡も自身がファンであるお笑い芸人のフルーツポンチ・村上さんがInstagramで「音タコ観てきます」とアップしてくれていて嬉しかったと喜んでいた。千葉はW主題歌のひとつで、阿部&吉岡の歌う「体の芯からまだ燃えているんだ」を先日カラオケで歌ってハイテンションになったと発表。「キーが高くて、改めてこれを歌っている吉岡さんはすごいなと思いました」と言うと、阿部が「千葉くん、俺のパートは?」と寂しそうに質問。すると千葉は「もちろん歌いましたよ~阿部さん一番だいすき」と仲のよさを見せつけた。
そして映画の公開を祝し、本作の公式キャラクターである「音タコくん」があしらわれた“音タコ!特製くす玉”が会場に登場! 登壇者全員でくす玉の紐を引くと「テンションを上げろ!!」の垂れ幕が現れ、全員で公開を祝した。垂れ幕は阿部、吉岡の直筆と発表されたが、阿部は最後の「!!」しか書いておらず、ほとんど吉岡が書いていることが判明、会場が笑いに包まれる場面もあった。
阿部は「なかなかロック・コメディという映画はないと思います。ふざけてはいるんですけど、こんなに真面目にやったことはない映画で、心に焼き付けて帰って欲しいです。よろしくお願いします」とコメント。最後に三木監督が「皆さんが観て、どのように感じてくれるかということがスタッフ、キャストが映画を作った意味のひとつでもあると思うので、自由にいろいろなことを感じて観ていただけたら嬉しいです。気に入っていただければ、二度、三度と観ていただければと思います」と締めくくった。
(オフィシャル素材提供)
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