このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2018-07-29 更新
山田愛奈、加藤綾佳監督
加藤綾佳監督: 山田さんが「新潟美少女図鑑」に出られていたり、いろいろな経緯から映画を撮ろうという企画が立ち上がりました。最初に山田さんを紹介されたときに、「どんな子ですか?」と性格のことを聞きたかったんですが、「おにぎりが好きな子」と言われて、意味が分からない!と思って(笑)。はじめて会った時は、山田さんがまだお芝居を一切やってない頃で、むしろお芝居なんてやりたくないと不機嫌な様子がとてもいいな、とキャラクター作りをはじめました。新潟県はお米が有名で、ずっと食の映画を作りたいと思っていたので、作りはじめたのが最初です。
山田愛奈: まず、地元の新潟が舞台ということもあって、たくさんプレッシャーもあったんですが、監督やスタッフの皆さんが支えてくれたのでとても楽しく撮影にのぞめました。と、同時に、いろいろなことを学べて、とても充実してました。
加藤綾佳監督: オール新潟ロケで2週間近く撮影したんですが、アットホームな現場でしたね。撮休の日に、ロケ地の居酒屋さんでスタッフと打ち合わせをしていたら、山田さんと、(アサダ役の)和田聰宏さんがスーパーで材料を買ってきて、スタッフにごはんを作ってくれたりして。それくらいアットホームで楽しい現場でした。
山田愛奈: ひとことでいうと、吸収することが多すぎて……。毎日毎日、大物の方と共演するシーンがあったので、私自身もそれに負けないようにと言いますか、吸収できることは吸収して。カメラが回ってない時でも、たくさんお話しして下さったので、打ち解けるのは早かったです。
加藤綾佳監督: 山田さん中心に演出をしてたのですが、見た目で説得力のあるベテラン勢が多く、土台を作っていただいていたので、安心して山田さんと千代里というキャラクターについて話しあったりできました。
加藤綾佳監督: ダマされたでしょ(笑)! 立っての希望で、「あったかいごはんの映画」と思わせといて……という宣伝にしたいと最初からお願いしました。
山田愛奈: 映画お話をいただいた時に「おいしいごはんの話」と聞いていたので、監督の「加藤節」がきいている過去作から路線変えてきたな……と思いまして。いざ、脚本をみたときに、「ちょっと待てよ…….これ、おいしいごはんの話」かと? もちろんそうなんですけど、それを前提で、加藤節がききにききまくって、いい味出してると思いました。母親役の高橋由美子さん相手に心臓バクバクのシーンがあったりで(笑)。
山田愛奈: やだー! やっちゃいました(笑)。初めてのことです。
<プレミア上映後>
加藤綾佳監督: 自分の部屋で一文字一文字パソコンを打ってという、形のなかったものが、最終的に役を演じてもらって、カメラで撮影して映像になって、お客様に観ていただいて、はじめて「映画」になれると思ってます。観ていただいて、千代里はじめ「いつ米」の登場人物が、今日はじめて生まれることができました。その姿を皆様の心の中に焼き付けていただけれたら、うれしいなと思ってます。なので、『いつ米』を生んで下さってありがとうございます、という側だと思います。
山田愛奈: この映画に出ている千代里ふくめ、いろいろな登場人物の思いや愛、不安など、いろいろな気持ちが出ていたと思います。皆さんも不安や悩みがたくさんあると思うのですが、この作品を観終わったあとに、その重みがちょっとでも軽くなってたらうれしいなと思います。そして、同じように悩み事をしていたり、最近落ち込んでるなっていう人がいたら、この映画を薦めて、ぜひ何度でも劇場に足を運んでもらいたいなと思います。ありがとうございました。
Motion Gallery『いつも月夜に米の飯』上演支援プロジェクト 実施中!
https://motion-gallery.net/projects/itsukome2018
公開に向けて、上演支援クラウド・ファンディングを実施中! サイン入り台本などに加え、ロケ地の居酒屋「伊呂里」でのお食事会など豪華リターンを用意している。
(オフィシャル素材提供)
関連記事