このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2018-07-07 更新
原題:J'AVANCERAI VERS TOI AVEC LES YEUX D'UN SOURD一緒にこの映画を作るはずだった友人・ヴァンサンが突然命を絶った。一緒にこの映画を作るはずだった友人・ヴァンサンが突然命を絶った。
あれから10年間、監督は「ろう者の存在を知らせたい」という彼の遺志を継ぎ、この映画を完成させる。
ニコラ・フィリベール監督の傑作ドキュメンタリー『音のない世界で』(92)に登場していた、耳に大きなヘッドフォンをあて、声の出し方を教わる子どもたち。「話すこと」を求められた彼らの、その後の物語ともいえる本作は、ろう者の存在に再び光をあて、彼らが抱える言葉にならない複雑な感情に“目”を澄ます。
1880年ミラノでの「第2回国際ろう教育国際会議」で手話を禁ずる決議が採択され、2010年バンクーバーで行われた「第21回国際ろう教育国際会議」でその手話の禁止を取り消す決議までの130年間、手話は各国から排除されていた。
「この映画で描かれている問題はフランスだけではなく、世界各国で起きている」というレティシア監督の言葉通り、本作はモントリオール映画祭など数々の映画祭で上映され、観客の価値観を大きく揺さぶり、ろう者の強い共感と圧倒的な支持を得た。
日本では2017年4月に東京ろう映画祭で『新・音のない世界で』として上映され大きな成功を収めた。
(2015年、フランス、上映時間:112分)
キャスト&スタッフ
監督:レティシア・カートン
音楽:カミーユ
配給
アップリンク、聾の鳥プロダクション
2018年10月13日(土)より、アップリンク渋谷ほか全国順次公開
オフィシャル・サイト
http://uplink.co.jp/vincent/ (外部サイト)
関連記事
・トークショー