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舞台挨拶・イベント

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『蝶の眠り』初日舞台挨拶

2018-05-14 更新

中山美穂、キム・ジェウク、新垣 隆(音楽監督)、チョン・ジェウン監督

蝶の眠りchono-nemuri

配給:KADOKAWA
全国公開中
© 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

 女優の中山美穂が5年ぶりに主演する映画『蝶の眠り』が初日を迎え、都内で行なわれた舞台挨拶に、中山のほか共演のキム・ジェウク、音楽監督の新垣 隆、監督のチョン・ジェウンが出席して初日を迎えた喜びを語った。


chono-nemuri 本作は、売れっ子の小説家・松村涼子(中山)が、自分が遺伝性アルツハイマー病に冒されていると知り、これまでの人生とは違う選択をしていく姿を描いた物語。9月に韓国でも公開されることが決定した。

 主演の涼子を演じた中山は「2年ほど前に撮影した作品です。公開することができてうれしい」と声を詰まらせる。満員の客席からの大きな拍手に中山は「温かい拍手に安心しました。この作品に巡り合えてホントに良かった。うれしいです」と語った。さらに、「病気や別れなど悲しい物語を描いているのに、監督はそれを静かに流れるような、詩的な雰囲気の映画に演出してくださった」と感激の思いを溢れさせた。

chono-nemuri 映画『ラブレター』で韓国では有名な中山。ジェウクは、共演前には中山が実在するのかとすら思っていたそうで、中山との初共演に「中山美穂さんは特別な方。一緒に映画を撮るんだと決まった時、実感できなかった。最初に会った時の印象は死ぬまで忘れない」と興奮気味に語った。韓国からの留学生・チャネを務めるジェウクは、7歳まで日本で住んでおり、日本語が堪能で当日はずっと日本語で話した。

chono-nemuri 中山とジェウクは初共演。2人が初めて会ったのは衣装合わせの時で、中山は「ジエウクさんは、脚本通りのイメージの方でした。ジュウクさんのことを私がガン見したそうです(笑)」と明かし、ジェウクが「初めてお会いしたときの印象は、たぶん死ぬまで忘れないだろうと思います。ほんの2秒くらいだったとは思うのですが、大きい目でジィーと見つめられました。その時はその場の空気が止まったような気がしました。『チャネだ』という顔をしてもらえて、すごくうれしかった」と印象的な出会いについて語った。

 チョン監督は「私がキャスティングしたのに『こんな完璧な組み合わせを考えたのは一体誰なの!?』と思うぐらいぴったりのキャスティング」と中山とキム・ジェウクの2ショットを絶賛した。

chono-nemuri 音楽監督を務めた新垣は、イベントの中盤に今作のテーマ曲でもある「再会」をピアノの生演奏で披露。「涼子とチャネの心の動きを増幅させるのではなく、静かに寄り添えるような音楽を目指しました」と語って、中山を感激させた。

 終盤には、劇中で中山の愛犬を演じたラブラドールレトリバーのトンボ(役名)も登場し、自由奔放な可愛い姿で会場を沸かせた。

 9月には韓国で上映されることが決まった同作で、ジュウクは「その時は、中山さんに韓国に来ていただいて、一緒に舞台挨拶をやりたい」とリクエストしていた。



(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)





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