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2018-02-23 更新
株式会社レイシェルスタジオ制作の『哲人王』は、台湾民主化の父である台湾元総統・李登輝に迫るドラマ・アニメ・CG・オイルアニメなどを融合させた革新的トランス・ドキュメンタリー映画。
主演はNHK「Rの法則」レギュラーで株式会社アデッソ所属の桃果、監督は『尖閣ロック』(13年)などの園田映人。現在映画は制作中で、4月頃に完成予定だ。全国公開は2018年8~9月頃を予定。アメリカや台湾での上映も視野に入れているという。
この映画の監督・園田映人は日本人らしさとは何かを求めて、22歳まで日本人だった台湾人の李登輝にたどり着いた。監督は李登輝について学ぶうちに「最後の日本人は台湾にいた」という思いが強くなり、映画を作ることを決意したという。
▼李登輝について
1923年台湾生まれ。元台湾総統。農業経済学者。
旧制台北高等学校卒業後、京都帝国大学農学部に進学。43年、日本陸軍に入隊。88年、蒋経国総統の死去に伴い、総統に就任。90年の総統選挙、96年の台湾初の総統直接選挙で選出され、総統を12年務め、台湾の民主化を実現。2000年任期満了により退任。
監督は李登輝について調べていくうちに、李登輝の業績よりも思想精神の軌跡にこそドラマがある、と感じ始めた。しかし、思想をキーワードにスタンダードな硬いドキュメンタリーを作ることは「多くの方に観てもらえない映画」になるであろうことは想像できたため、自身が得意とするドラマ、そしてアニメーション、オイルアニメーション、CGなどを生かした革新的トランス・ドキュメンタリーという形で制作を進めたという。
現在は、配給資金のためのクラウドファンディングを2月16日より開始している。
CAMPFIREクラウドファンディング・ページ
https://camp-fire.jp/projects/view/27972 (外部サイト)
映画『哲人王』
■監督・脚本・制作・編集:園田映人
■アニメーション監督:石山タカ明
■撮影監督:栗田東治郎
■監督・脚本・制作・編集:園田映人
■制作プロダクション:株式会社レイシェルスタジオ
■あらすじ
日本の福島に住む大学生・まりあは絶望していた。
リアルタイムで世界からもたらされる戦乱、貧困、混沌といった現代社会の病理にうちのめされて、この世界で生きる気力がなくなってしまったのである。大学の授業やレポートも彼女の気を紛らわすことはない。そして、ついにまりあは自宅近くの湖に身を投げて自殺しようとする。
しかし、その刹那、彼女の意識は台湾の元総統李登輝の意識と同通し、図らずもまりあと李登輝の対話が始まる。李登輝はまりあに、まりあの知らなかった日本統治時代の台湾のことや、李登輝自身の少年時代の高度な教育環境について語り始める。まりあは戸惑いながらも、李登輝の言葉に耳を傾け、今まで全く興味のなかった自分の国の昔の素晴らしい一面に想いを馳せる。
李登輝は日本兵として戦った先の大戦やその後の台湾における白色テロなどの恐怖政治について語る一方、その間考えていた哲学的な問題や信仰についてもまりあに赤裸々に語っていく。
(オフィシャル素材提供)
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