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2018-02-09 更新
ムロツヨシ、芳根京子、乙葉、石田 明(NON STYLE)、山寺宏一
映画『ボス・ベイビー』の日本語吹き替え版完成報告会が、都内にて行われ、日本語版声優を務めるムロツヨシ、芳根京子、乙葉、石田 明(NON STYLE)、山寺宏一が登壇して自身のアフレコを振り返った。
声優初挑戦となったムロと芳根。以前、2人は『幕が上がる』(15)で演劇部の顧問と生徒の役で共演している。
本作は、『怪盗グルー』のユニバーサルスタジオと、『シュレック』のドリームワークスアニメーションがタッグを組み、両親と3人で幸せに暮らす7歳のティムの元に弟としてやってきた見た目は赤ちゃん、中身はおっさんの“ボス・ベイビー”の活躍を描くアニメーション映画。現地時間3月5日(月)に発表される第90回アカデミー賞®で長編アニメーション賞にノミネートされている。
ボス・ベイビー役のムロは、「まさかそんな設定がくるとは思いませんでした」と驚きの表情を見せる。兄・ティム役の芳根も「まさか、兄弟で、私がお兄ちゃんになるとは思っていませんでした。ムロさんと共演ということで、ほっとしてうれしかったです」と笑顔。また、芳根は作品を家で毎日鑑賞し、声優に挑んだことも告白していた。
ムロは「芳根ちゃんが少年の役というのはどうなのだろうと思いましたが、聞いてみると、すごく合っていました。感服しました」と称賛した。さらに、ベテランの山寺のアフレコについては「もうね、吹替じゃない! 山寺さんの声は、その人なの! 僕らは吹き替えているけど、山寺さんは吹き替えていない!」と手放しで褒めたたえ、感心しきりだった。
そんな山寺から「芳根さんもムロさんも素晴らしかった。ムロさんはそのままボス・ベイビーのメイクをするだけで舞台ができる」と大絶賛され、ムロは、「舞台やりたいですね」と吹き替えキャストでの舞台化に意欲を見せていた。
MCから「幼い頃の夢は?」という質問がふられると、芳根は「2、3歳のころからずっとパンダになりたくて、パンダになれると思っていました。ずっとパンダのお面をつけて、自分はパンダだと思っていました」。
さらに「中身は今のままで外見だけ赤ちゃんになれたら何をしてみたい?」という質問に、芳根は「1歩も歩きたくないです。1日だけ1歩も歩かない日を経験してみたいです。ベッドからどこまでも運ばれて、最終的にベッドに帰ってくるという生活をしてみたいです」と、忙しすぎる日常を吐露した。
同じ質問に、ムロは「赤ちゃんになって泣きたいです。最近は、泣かなくなりましたよね。いやだったら(自分の願望がかなえられなかったら)赤ちゃんは泣くけど、泣いてもすぐに笑えるじゃないですか。そういう自分を取り戻したいなという部分はあります」と語っていた。
最後にムロは、「これは1人の男の子がお兄ちゃんになるまでの物語。そして1人の赤ちゃんが仕事や地位や名誉じゃなく家族を選ぶ物語です」と作品をアピールした。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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