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『全員死刑』大ヒット舞台挨拶イベント
2017-12-03 更新
間宮祥太朗、毎熊克哉、藤原季節、小林勇貴監督
配給：日活／東京テアトル
ヒューマントラストシネマ渋谷・テアトル新宿ほか 大ヒット公開中
© 2017「全員死刑」製作委員会
この度、スマッシュヒットスタートとなった『全員死刑』の大ヒット舞台挨拶がテアトル新宿で行われた。舞台挨拶には主演・間宮祥太朗と急遽、共演の毎熊克哉、藤原季節、そして小林勇貴監督も駆けつけた。大ヒットに加え、台湾での上映が決定したことも発表されキャストも歓喜！ 舞台挨拶、初参加の藤原にキャストも大盛り上がりの中、監督と痙攣演技対決など見どころいっぱいのイベントとなった。
間宮祥太朗： こんな遅い時間にもかかわらず今日は観に来ていただいてありがとうございます。今日は本作で初めて藤原季節も一緒に舞台挨拶が出来て嬉しいです。急遽来てくれて、（藤原が手造りで小道具を作ったのに対し）控え室で何か作りはじめたので何が起こるか分かりませんが、一緒に舞台挨拶が楽しみです。
毎熊克哉： 上映して２週目でこんなにたくさんのお客さんが来てくれて嬉しいです。彼（藤原）を楽しみにして下さい(笑)。
藤原季節： （マイクをポケットから出そうとしてバナナが出てくる）皆さんこんにちは！ あ、バナナだった(笑)。全員死刑ユーザーの皆さん、今日はよろしくお願いします。
このメンバーでの舞台挨拶は初めてですが、いかがでしょうか？
間宮祥太朗： 今までは季節のエピソードがたくさんあるのにいないところで話しづらくて、寂しくて一緒に喋りたいと思っていたので、今日は本当に嬉しいです。
藤原さんは本作で印象に残っているシーンはありますか？
藤原季節： 祥ちゃん（間宮）が僕をぶっ殺（さら）うところですね。殺されることより祥ちゃんが鬼のような顔をしててそれが怖かったですね。それであの顔をしていました。
間宮祥太朗： 季節（藤原）はすごく集中力が高いので、その分視野が狭くなっちゃって、トランクから飛び出すシーンで、スタッフから散々頭をぶつけないように注意してくださいね、って言われたのにリハで勢いよく出てくるから案の定、頭ぶつけてスタッフさんから怒られてましたね(笑)。
藤原季節： あれから狭くて暗いところがトラウマなんですよね(笑)。撮影の時にトランクに入り、僕が開けて！って言ったら開けてくださいねって言ってたのに誰も気づいてくれなくて……。祥太朗だけが気付いて開けてくれて。撮影終わりに「ゆっくり休めよ」って優しく声かけてくれて。その時にやっぱちょっと好きになりましたね(笑)。
毎熊克哉： 確か、その時にチョコレートを持ってきてくれたんだよね？
藤原季節： そう、祥ちゃんがお茶を持ってきてくれたり、チョコをくれたり。僕はそのチョコを絶対無くさないように持っていようと思ったんだけど、でも２日くらいで無くしました(笑)。
間宮祥太朗： なんの話だよ(笑)。（藤原を殺す役なので）優しくしてチャラにしようと思ったのかもしれないですね。
藤原さんの痙攣のシーンが印象的でしたが。
藤原季節： あれは、小林監督が見せてくれたのが本当にすごくて、未だに真似できないです。
小林勇貴監督：藤原さん痙攣の感じを教えるために、Youtubeで“痙攣”と片っ端から調べて動画をたくさん観てました(笑)。
藤原季節： それ、今見られないですか!?
間宮祥太朗： フリースタイル痙攣対決ですか！
藤原と小林監督が痙攣演技を披露。
藤原季節： 監督、腕落ちましたね、もっと上手かったのに！（勝ち誇った表情）
小林勇貴監督：僕が藤原さんで印象的なのは、撮影にバナナを一房持って来てて、突然「バナナ食べてもいいですか？（藤原はYouTuberの役なので）YouTuberと言ったらこれだと思うんです！」とちんぷん（かんぷん）なことを言ってたんですけど勢いに負けて、いいですよって言っちゃいました。そうするとリハでもバナナ食べちゃうんですよね、今みたいに！（藤原が舞台挨拶中にポケットから出したバナナを食べ始める）段取りの時も食べて、一房しか持ってきてないのにどんどん食べちゃうから、それは怒りましたね(笑)。
間宮祥太朗： バナナが本番に一本しか残ってないから、何回か撮る予定だったのに、心なしか一発勝負だと思って気合い入れましたね。
【観客からのティーチイン】
合宿所の様子、撮影以外の様子を教えて下さい。
間宮祥太朗・毎熊克哉： この前、季節がブログ更新してて、それを見たら撮影以外のことも細かく覚えすぎてて怖かったですね。俺たちは、合宿みたいで楽しかったなぁくらいでしか思ってなかったのに(笑)。
間宮祥太朗： 監督とも一緒に飲みたいなと思っていたのですが、撮影で集中されていたのでなかなか飲めなくて、撮影が佳境に入ったタイミングで一回だけ一緒に飲める機会があって、合宿所で飲んだのですが、建物が古いから壁が薄くて盛り上がりすぎて、スタッフに怒られてしまいましたね(笑)。映画が好きすぎて、映画の話で盛り上がり、好きなシーンとかが一緒だったりして大盛り上がりしちゃいました。
SNSで全員死刑のことを呟くと必ず、すぐ監督から“いいね！”やリツイートされるのですが、小林監督はいつ寝てたんですか？
小林勇貴監督： リツイートがなくなると寝てると思ってください(笑)。スペース開けたり、マーク付けたり分かりにくく暗号みたいにしても絶対見つけられます！
間宮祥太朗： 監督のすごいところは『全員死刑』に関するつぶやきを見つけて、さらにその人の過去のコメントにも飛んで探し続けるところなんですが(笑)、でも思いやりのある方なのでツイートを遡り、リツイートされると嫌な思いをする人だなと思う方には“いいね！”だけにするとか配慮しているみたいです(笑)。
もう鑑賞７回目なのですが、まだ気づいていないような作品の見どころがあれば教えて下さい。
間宮祥太朗： 気づいていない人もいるかと思うので、本作で出演していた大石くんも舞台袖に来ています。（スタッフとして参加していた大石淳也を紹介し、会場から歓声が上がる。）
最後に観客へ一言お願いいたします。
藤原季節： まだまだ祭りは終わらないぜ!!!!
毎熊克哉： ツイッターとかで映画の反応を見てる時、あの作品ダメだなという感想書いている人が好きで、そういう人ってちゃんと映画を観て言ってくれているなと思うことが多くて。なのでこの映画がどうだったかというのを、悪くてもいいので、周りと一緒に酒でも飲みながら、夢の中でもいいですし振り返ってもらえたら嬉しいです。
間宮祥太朗： 公開して日にちは少し経ちますけど、こうして満席のお客様が観に来てくださって、僕も毎日ツイッターとかで感想を観ていて、熱を帯びた感じで嬉しいなって思うんです。かっちゃん（毎熊）と季節が出てて僕も好きな『ケンとカズ』みたいに、上映回数が増えたり、長くやっていけたりすればいいなって思うんです。愛される映画というか、映画を観る人が求めてくれる映画というか。それをみんなで作れた自信がありますので、これからも長く愛されてほしいです。皆さんこれからもご協力よろしくお願いいたします！
小林勇貴監督： パンフレットに寄稿してくださっている作家の平山夢明さんが「恐ろしいものでも、食えば死ぬ毒でも、観れば力になる。栄養になる。それで生きていくことができる」とおっしゃっていて。平山さんはそういう映画のことを“心の飯”と言っているのですが、『全員死刑』という映画を何回も食いに来てくれたら本当に嬉しいです！ 感想をSNSなどに呟いていただけたら絶対に見つけ出します(笑)。本当に悪い感想であっても観に来ていただけたことが嬉しいんです！ 今日は本当にありがとうございました！
（オフィシャル素材提供）
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