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2017-12-12 更新
大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子、入江悠監督
配給:東京テアトル
テアトル新宿他 全国公開中!
© 2017「ビジランテ」製作委員会
映画『ビジランテ』の初日舞台挨拶が、東京・テアトル新宿にて行われ、キャストの大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子と入江悠監督が登壇し撮影時のエピソードなどを披露した。
本作は、『SR サイタマノラッパー』シリーズや『22年目の告白-私が殺人犯です-』などで知られる入江 悠監督が、自身のオリジナル脚本で制作した衝撃作。入江監督の地元である埼玉・深谷が舞台。父の死をきっかけに再会した3兄弟の葛藤と衝突が描かれる。長男・一郎を大森南朋、次男・二郎を鈴木浩介、三男・三郎を桐谷健太が演じる。R15+指定作品。
大森は鈴木、桐谷と3兄弟役を演じ、「2人とも以前からの知り合いだけど、まさか兄弟役ができるとは思ってなかった。現場は楽しかった」と鈴木と桐谷の共演を喜ぶ。
三郎役を務めた桐谷は「自分の代表作ができたと感じています。絶望的にかっこいい映画になりました」と自信をみなぎらせる。その後も「絶望的にかっこいい映画」というフレーズを繰り返し使用して、作品を熱くアピールした。
公開初日を迎え、入江悠監督は感無量の様子で、「僕の代表作になりました。途中で企画が頓挫しかけたことがあって、その時は今まで人前で泣いたことなかった僕が、初めて泣きました。銀座の街を泣きながら歩きました」と語り、完成出来た喜びをしみじみとかみしめた。そして、作品については「人間的なずるさとかかっこつけるところとかを分散して、3兄弟に自分を投影しようと思いました」と述懐した。
「撮影で印象深かったこと」について聞かれた大森は、「極寒の川に入れられたところ。心臓が止まったらどうしよう、ギャラいくらだったっけ……と思っていた」と苦笑い。鈴木も「川のシーンは、3分が限界。頭を大森さんに川の中に入れられて、あの時は全部が無音になった」と厳しい撮影での苦労を語った。そんな2人に桐谷が「入江悠監督のスタッフを20年やられて方が、『今回の現場は20年間で一番過酷』と言っていた」と明かした。
二郎の妻・美希役を務めた篠田は、今作で大胆な濡れ場にも挑戦。「篠田さんの持っているこれまでの経歴や頑張ってきたことが、この役だったら120パーセント出せるんじゃないかと思った。何回もダメ出ししたので、篠田さんの打たれ強い部分がスクリーンに刻まれていると思います」と話した入江監督の要求に篠田は体当たりで応え、女優として新境地を開いた。
最後に、大森が客席に向かって「できれば海外の映画祭に持っていき、賞をもらえたら最高です!」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が起こった。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
映画『ビジランテ』
(2018年、日本、上映時間:125分、R15+)
■ストーリー:
幼い頃に失踪した長男・一郎(大森南朋)。市議会議員の次男・二郎(鈴木浩介)。デリヘル業雇われ店長の三男・三郎(桐谷健太)。
別々の道、世界を生きてきた三兄弟が、父親の死をきっかけに、再会し――。
深く刻まれた、逃れられない三兄弟の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、事態は凄惨な方向へ向かっていく――。
■脚本・監督:入江 悠
■出演:大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、篠田麻里子 、嶋田久作、間宮夕貴、吉村界人 、般若、坂田 聡、岡村いずみ 、浅田結梨、八神さおり、宇田あんり、市山京香、たかお鷹、日野陽仁、菅田 俊ほか
■公開表記:配給: 東京テアトル
テアトル新宿他 全国公開中!
公式サイト: http://vigilante-movie.com (外部サイト)
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